八丈島で教えて頂いた樹に オオバヤシャブシ がある。
初めて出会った オオバヤシャブシ は青空に枝を広げていた。
果実に似た形の緑色のものは雄花のつぼみのようだ。
魚沼では ヒメヤシャブシ が雪に埋もれている。
オオバヤシャブシ と比較のため雪の上に顔を出している枝を見つけた。
果実に積もった雪は氷になっていた。
果実の大きさを比べてみる。
中が オオバヤシャブシ 右は ヒメヤシャブシ 左はその雄花のつぼみ。
個人のお宅の庭をお願いして見せて頂いた。
早咲きの 黒椿 がさいていますよ・・・と案内してくれた。
いい花だった。
100本近くの椿が植えられていたから花の季節には見事な庭だろう。
残念ながら訪れた時はまだ開花には早すぎた。
今朝は寒かった。玄関先の温度計マイナス10℃まで下がっていた。
寒気に加えて放射冷却のせいだっただろう。
樹々は霧氷で真っ白だった。
全く手入れされていない杉林の林縁では絡み合った蔓が滝のよう。
午後の日射しが川の流れの沿って入ってきた。
砂防ダムからの水に 岩魚橋 が影を落とした。
薄緑色のこの橋は原生林の遊歩道に続く歩道橋だが今は渡れない。
十数年手入れされていない遊歩道は荒れ放題だ。
橋も木製の床板が朽ちてしまい数年前から閉鎖されている。
いいコースだったんだがもう二度と歩くことは出来ない。
直してもらいたいなあ・・・などと思いながら下流に目を移すと・・・・・。
純白の雪の上を 貂が歩いていた。
立ち止まって振り返りあたりを警戒しているようだ。
まもなく引き返していった。
拡大して見ると・・・。
何か 落し物が。
餌を探しに川に降りたかったようだが3mの雪壁にあきらめたようだった。
冬枯れの林縁に蔓の描く模様が面白い。
真っ直ぐに伸びた クズ の蔓。ヤマブドウ は一本だけ。
絡みつく相手を探し求めたが空振りだったらしい ヤマブドウ の巻きひげ。
巻きひげ同士で絡み合った隙を縫って 細い クズ の蔓が上に伸びた。