東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ウツギがいっぱい

2019-05-05 | 季節の花
  ウツギの花がいっぱい咲いている、
  咲き出したらあっちもこっちもウツギだらけ。
  面白いよね、
  同じ科の花は示し合わせたように一斉に咲く。


  

     ヒメウツギ(姫空木)  ユキノシタ科ウツギ属

     ウツギとそっくり、ちょっと小さいのでヒメがつく。
     真っ白い花が集まって咲くので雪が降ったみたい。




  

     ウツギ、卯の花は歌にもあるように垣根などに植えられるが
     ヒメウツギは1mにも満たないので垣根には使えない。
     ただ真っ白い花は清楚で美しいので
     庭とか身近なところでたくさん見られる。




  

     バイカウツギ(梅花空木)  ユキノシタ科バイカウツギ属

     花が梅の花に似ているというので"梅花"がつく。
     原産はアジアではないかと言われるが日本でも自生している、
     中国名では「山梅花」と、やっぱり向こうが原産なのかな。




  

     これも真っ白な花、
     この日は曇り空、日差しはないしコントラストが低く撮るのに苦労した。




  

     ツクバネウツギ(衝羽根空木)   スイカズラ科ツクバネウツギ属。

     面白い形の花、2個づつセットで咲く。
     花が終わると萼の下が膨らんで実になって
     羽根つきの羽根に似ているので衝羽根と。
     花のときもそうだよね羽根つきの羽根みたい。




  

     道の脇とか公園でよく見るアベリアに似ている、
     アベリアは和名を花園衝羽根空木といいツクバネウツギと同じ科同じ属。
     アベリアはもうちょっと遅く咲くのかな。




  

     タニウツギ(谷空木)  スイカズラ科タニウツギ属。

     田植えの時期に花が咲くので「田植え花」としても知られる、
     山道を通ると新緑の中で咲くピンクの花はひときわ映えて見えるので見つけやすい。




  

     主に北海道西部から中国地方まで日本海側で多く見られるという。
     ただ、全般的に喜ばれていないようで忌み嫌われている地方も多いらしい、
     東北地方の日本海側では見るのもイヤだという年配者も多いとか。

     同じ科同じ属でハコネウツギというのもあるけどまだ咲いていなかった、
     これは咲いてからだんだん色が変わる面白い花。

     ウツギと名がつく植物はたくさんあって両手の指を折っても足らないくらい、
     科や属が違ってもウツギと名がつく花がいっぱい。
     でもそれらはみんなこの時期に一斉に咲く、植物の不思議だね。

          data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 4月29日 向島百花園
          

コメント (2)
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