東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

日本橋七福神巡り (1)

2020-01-26 | 散歩
  この前テレビを見ていたらEテレで「日本橋七福神巡り」、
  お、いいね、ちょうど日本橋へ行くので私も。
  NHKにアイデアを貰ってついでに解説もしてもらおう
  2回に分けて載せていきます。


  

     会社から遠いところから廻って終わったら会社に入るという作戦、
     日本橋の下流に架かる江戸橋近くから始めましょう。

     小網神社、祭神は福禄寿さま。
     お天気はよかったけどビルの谷間なので昼なお暗く夕暮れみたいでした。
     ここから東へ行くと銀座、日比谷へと続くけどそこは江戸の初期は海だった、
     この小網町あたりが岸辺で漁師の網がたくさん干してあったので小網町と。
     この近くには小舟町、蠣殻(かきがら)町、茅場(かやば)町など海辺や湿地帯に関連がある名前が多いですね。




  

     ご本尊様のレプリカが外に立っています、
     みんなが頭を撫で撫でするので頭はピッカピカ。
     出身は中国で御年1,000歳とか。




  

     社務所のすぐ前には「銭洗い弁天さま」、
     普段の日に訪れると置いてあるザルに小銭を入れて洗う人の姿も見られます。
     もう21日だというのに参拝の人たちが多くウロウロ写真なんか撮ってる場合じゃありません、
     最近「御朱印」なるものが流行りだした、ただそのためにだけ参拝する人が多いですよねぇ。




  

     人形町から水天宮へ。
     水天宮はご存知の通り安産の神さま、つい先日改築されてビルの2階屋上に新社殿が出来ました、
     私は安産には縁が無くなったので社殿の脇にある別の神社へ向かいましょう。




  

     弁天さま。
     七福神の中では唯一の女神さまですね、弁財天。
     インド出身で芸能や金運が有名ですが武運もあるようで
     北千住の氷川神社には武器を持った弁天様が祀ってあります。




  

     小網神社はビルの谷間だったけどここは屋上なので日光が眩しい、
     さすがに安産の神さま、小さな赤ちゃんを抱いての人たちも多く見られました。
     弁天さまの縁日は「己巳の日」、耳の日じゃなく「つちのとみ」の日、60日に一回廻ってくるのかな
     明日、27日がその日なので吉原弁天さまに行ってみようかなぁ。




  

     松島神社。
     年末には「日本橋の熊手市」で行きましたね、マンションの一階にある神社で
     大国主命、大黒さまの神社です。




  

     鳥居をくぐると相変わらず中は真っ暗、
     肉眼はともかく写真に撮ると右の拝殿は潰れてしまって何が何やら。
     現像ソフトで覆い焼して暗部を引っ張り上げて何とか見られるように。




  

     冒頭の続きの地理の話。
     この前の通りは「大門通り」、かつての元吉原があったところです。
     初めは「葭原」と言っていた、元々ヨシなどが茂っていた海辺の湿地帯でした、
     そのうちに縁起のいい「吉原」と名前を変え、のちに「新吉原」浅草の吉原へと移りました。

     「茅場町」はやっぱりカヤが茂ってたところ、今は株屋さんが立ち並んでいますが。
     「蠣殻町」は海で採れたカキの貝殻がたくさん積み上げられていた、
     それを見た大岡越前が防火対策のため屋根にカキの貝殻を敷き詰めるように推奨したという話も。
     もうちょっと行くと「波除神社」、深川には「海辺町」、
     江戸の初期はホントに海だったことが地名からもよく分かります。

     さて、これからどこへ?、行きそこなった「茶ノ木神社」から歩きましょうか。

          data: EOS5DmarkⅡ/EF17-40 1:4。 撮影 1月21日 日本橋七福神
          
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする