今夜は、隔月の水曜日に行っている、Beという読書会です。
合宿のあと、初めての読書会だったので、私が児文協の事務局をお借りするのをうっかりしていて、あわててご連絡したら、すでに「部会」が入っているとのこと。
急遽、今回は火曜日の夜になってしまいました。
今回のテキストは「日の出」(佐川光晴・集英社)です。
でも、その読書会より、お祝い会として、今夜は盛り上がりそうです。
すでにみなさん、ご存知だと思いますが、この度、読書会のお仲間の、安東みきえさんが、野間児童文芸賞を「満月の娘たち」(講談社)でご受賞されました。
そのニュースが流れた時は、もう、みんな大興奮。
本当に嬉しいニュースです。
そうそう、私はこの「満月の娘たち」について、「飛ぶ教室」(光村図書)で短評ですが、書評を書いております。
それをこちらに載せておきます。
「母娘の関係性というテーマを描きながらも根底を流れているのは他者との出会い。それらを作者特有のシニカルでユーモア溢れる口調で描写されることで、気づくと人間たちの愛おしさや切なさが立ち上がってくる。」
今夜テキストの「日の出」の、作者である佐川光晴は「おれのおばさん」が、好きな作品でした。
でも、この「日の出」は明治時代の重苦しい部分が長くて、地味で、面白味がなくて、なかなか先に読み進みられません。
それでつい、ご恵贈いただいている友人たちのご本や、出版社からご恵贈いただいているご本を優先して読んでいます。
毎日、時間を作っては読んでいますが、まだまだ山住み状態です。