20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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はしっこい

2018年11月25日 | Weblog

         

 NYを象徴するような、スノードーム。

 ひっくり返すと、雪が降ってきます。

 

 クリスマスプレゼントをと、連絡したら、一番にお返事があったのが、息子夫婦の娘の♩ちゃん。

 もう届いたと、チャットで見せてくれました。

 アドバンストカレンダーになっていて、12月1日から、1日ひとつ扉を開けると、プレゼントが出てくるとか・・・・。

 近頃はアマゾンで、そのまま自宅に送ってしまうので、詳細は、見せてもらって初めて分かります。

 

 そういえば、先日、時々行く銀座のお店で、お洋服を買っていたら、外で待っていた夫が、外に下がっていたセーターを、

「これ、似合いそうだよ」というので、胸に当てたら、結構ステキです。

「じゃあ、これもお願いね」とお店の人に手渡し、包んでもらいました。

 

 帰宅して「ファッションショーをしないの?」と言われたので、恒例のファッションショー。

 夫は、自分推薦のセーターを、

「なかなか似合うね」と。

 自分が選んだセーターなので、基本、自画自賛というわけですが・・。

 モデルが誰でも構わないのです。

 

 下にスカートを履いていたら

「ズボンの方が、はしっこそうに見えるよ」と。

 はしっこい?

「なんで、あなた、そんな秩父弁を知ってるの?」と聞いたら「はしっこいは、標準語だよ」と。

 慌ててネットで調べたら、甲州弁と書いてあります。

 

 はしっこいという言葉を時々、使うのは、秩父に住んでいる、仲良しの従姉妹のM子ちゃんくらいです。

 M子ちゃんは市内に生まれ、お見合いで、秩父市内ではあっても、ちょっと町外れの大きな家にお嫁に行きました。

 ですから、すごい秩父弁を喋ります。父方の祖母も、喋らなかったような・・・。

 

 銀座で二人でランチをしていても、へっちゃらで堂々と秩父弁で語ります。

 彼女は頭のいい人なので、秩父弁をあえて使っているようなところを感じる瞬間があります。

 方言を喋ることで、秩父人としての誇りとアイデンティティを表すように・・・。

 ある時「私みたいなのろまはダメだけど、はしっこい子がいるよね。私は子どもの頃から、ずるくてはしっこい子には負けていた」と。

 M子ちゃんは斜めに歩いてくるような歩き方で、秩父に行った時、車の助手席に乗せてもらっていて、ヒヤヒヤするくらい、私と一緒で、運動神経はあまりよくなさそうですが、決してのろまなタイプではありません。

 どうやらその、M子ちゃんから聞いてきた話を、夫に5回くらいしたらしいです。

 

 それで、その「はしっこい」という言葉のインパクトの強さが、夫の頭に刷り込まれ、

 東京生まれ、東京育ちの夫が、「はしっこい」を標準語だと、思い込み、頑として言い張るのですから、M子ちゃんの話題は最強です。

 

「純子から、秩父弁的な言葉は、聞いたことがないけど、お髪って言葉には抵抗がある。あれ、秩父弁?」と。

「え、みんな、お髪、切った?とかって言うわよ」

「フツー。髪に<お>なんかつけないよ。おぐしならわかるけど」と。

 さて?

コメント
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