20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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上弦の月

2009年07月30日 | Weblog
 蒸し暑い日が続きます。
 一日中エアコンの中で生活していると、夜になるとさすがに疲れてきます。
 そんなわけで昨晩は、ベランダに出て夜風に吹かれ、しばし空を眺めていました。
 雲間には上弦の月が、見え隠れしています。
 どうやら強い風に、雲が流されているようです。
 
 昨日は、夕方からずっと本を読んでいました。
 今朝は飯田橋に出かけていたので、まだその続きにとりかかっていませんが。
 ですからまだ、未読です。
『群像』8月号に掲載されていた、川上未映子の「ヘヴン」です。なんと一挙掲載400枚。
 芥川賞を受賞した『乳と卵』の、彼女特有の読みにくさ(感性でぎりぎりと書き込んだ文体)から解放され、とにかく、すっきりと読みやすくなっています。
 そして、うまい。
 続きに取りかかっていないのは、なんとなくもったいないから。
 一気に読むのがもったいない気持ちがしたのです。
 ちょっと、線でもひきたくなるような・・・。
 こういった本を読むのは、久しぶりです。

『乳と卵』で、あんなにもてはやされた彼女が、こうした作品を発表し、作家として地に足がついている姿を見ると、すごいなぁと思います。
 どんなことにも流されない、精神力に。
 なぁんて、ぐたぐた言ってないで、そろそろ続きにとりかかるとします。
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