バラの開花を楽しみに待ったこの週末。
スカッと晴れた皐月の空とはならなかったものの...
朝、雨の中に咲くバラもそれはそれで
しっとりとした美しさを感じさせてくれた。
Sony α7S2 Vario-Sonnar 24-70㎜/f2.8 (70mm f/3.5,1/160sec,ISO100)
その時、雨粒が光る花を眺めながら、ふとイメージした曲が『Morninng has broken』だった。
学生時代に覚えたキャット・スティーブンスの名曲だが、
詩の内容は哲学的というか宗教的というか、一言でいえば難解。
未だに理解できないが、『雨に濡れた朝』という邦題と
美しいメロディは40年以上経った今でも鮮明な記憶として残っている。
そして、この曲を世界中に強く印象づけたのが
前奏と間奏で印象的なピアノを演奏した
イギリスを代表するロックバンド『イエス』のキーボード奏者リック・ウェイクマンだった。
youtubeで『Morning has broken』を検索してみたところ、
そのリック・ウェイクマンによるピアノソロバージョンがヒットした。
キャット・スティーブンスのしわがれた渋い歌声はないが(どうせ歌詞が難解だから...)
リラックスした中にもこの曲が持つ美しい情感は十分に伝わってきた。
Rick Wakeman - Morning Has Broken
Sony α7S2 Vario-Sonnar 24-70㎜/f2.8 (60mm f/3.5,1/100sec,ISO100)
非常事態宣言は解除となったものの
それでもできるだけ家にいることが望ましい休日。
なつかしい音楽に繰り返し耳を傾けながら
撮り立てのバラの写真を整理する。
のんびりと雨の朝を楽しんだ次第である。