ここ近年の梅雨というと豪雨による災害報道が相次ぐ。
温暖化による地球規模の異変が大きくかかわっているのだろう。
災害を引き起こさないまでも、梅雨というとじめじめとしたネガティブな印象が定説だ。
しかし一方で、長雨の季節も四季の移り変わりのひとつ。
「そこには情緒もあるはずだ」と、「お蔵」の中から探し出したのがこの写真。
市振駅(新潟県糸魚川市)2016.07.09 15:16 Sony α99 Vario-Sonnar 24-70㎜/f2.8 (24mm f/8,1/800sec,ISO100)
もう7年も前のことになるが、この空のことはよく覚えている。
梅雨空をおして遠出の撮影に出かけた帰り道で
天候の回復とともに雲の合間から青空がのぞき始めた。
見る見るうちに雨雲を蹴散らすように広がり始める青空。
その澄んだ空に目を奪われたのである。