初秋、加賀橋立へ出かけた。
石川県南部の港町。
そう大きな漁港ではないが、ここで揚がった魚は鮮度にうるさい県内でもちょっとしたブランドとして重宝される。
したがって、地元の食事処で「橋立港直送」と書いてあれば、そこは食材にこだわったお店だと思って間違いない。
ところで、この小さな町がかつては北前船の一大本拠地で、
日本一の富豪村とも呼ばれていたことを知る人は少ない。
北前船の里資料館。
かつての北前船主の家だが、今は資料館として保存されている。
敷地は1000坪あまり。
広さもさることながら展示されている調度の数々から、
北前船交易で財を成した船主の豪勢な暮らしぶりを覗うことができる。
さらに橋立の街並みを点描。
加賀ルージュと呼ばれる赤瓦が続く家並み。
また、今は廃墟となった家も含め橋立にはたくさんの船主屋敷跡が残されていて、
国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)にも指定されている。
北前船主の屋敷跡。
うっそうとした茂みの中、建物はすでに朽ち果ててはいるが、
その広大な敷地が当時の隆盛を伝えている。
ふたたび橋立港。
その隆盛からすでに100年。
まるで何事もなかったかのように、午後の陽ざしが閑散とした港を照らしていた。
猛暑の後は相次ぐ台風の襲来に長雨。
もう9月も中頃を過ぎたというのに、
今年の秋は残念な始まり。
せめて、曲だけでも秋らしくさわやかに。
Love Will Keep Us Alive Eagles
1994年再結成に合わせてリリースされた Hell freezes over に収められていた
ティモシー・シュミットの曲。
初めて知りました。
加賀の橋立、天橋立は何度か行ったことは
ありますが、加賀の橋立は未だ・・・
今度行ってみたくなりました。
昔の風景が今に残っている静かな町並みの
ような・・・・
コメントありがとうございます。
北前船が全盛の頃の街並みは朽ち果てていますが、
残された船主たちの屋敷跡から、
その時代の橋立を想像することができます。
小樽の運河沿いに並ぶレンガ倉庫も
橋立他の北前船主たちが建てたもので、
それからもこの町のかつての隆盛を知ることができます。
北前船のロマン、まだまだあります。
ぜひ橋立へお越しください。
懐かしいです
といっても港じゃなく浜辺で海水浴をしたことがあるのですが今はもう海ではあまり泳がないのですね?
遠縁が民宿をしていて水着にきかえて道を渡り海へ一直線しました 随分前ですけれど。。。
北前船の名残りは見なかったです 残念!