はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

西安の旅 5

2016-09-04 21:51:38 | 中国の旅
西安2日目の午後は、センセイ博物館に行きました。なかなか学術的な旅ですよね。



入場券を買うところで耳寄りな情報がありました。1951年生まれより上の人は無料になるというのです。私はまだ65歳にはなっていないのですが、中国的な数え年方式ではクリアーです。ということで、「特殊人群」の窓口でタダ券をゲットです。「特殊人」という言葉には抵抗がありますが、タダならオーケーです。


入口では、形ばかりの手荷物検査があります。それでも自撮り棒は引っかかっていましたよ。


センセイ博物館の正面からの写真です。入館は横の棟から入ります。けっこう沢山の人が来ています。(どこもですが)


博物館の案内板です。センセイという漢字はこんな漢字です。「日本醍醐寺国宝展」をしていたのにはびっくりですが。


博物館の入場料は30元(480円)でした。とりあえず入館したのですが、教授がお勧めの「唐代壁画館」は別料金でした。そこがなんと300元(4800円)もするのです。私は特殊人なのでそこもタダで入ることが出来ましたが…。そこに入るには、靴の上からシューズカバーをつけなくてはいけません。まるで鑑識のようです。


「唐代壁画珍品館」は300元もするせいか、さすがに空いていました。そこには、唐の乾陵の周辺にある陵墓から持ってきた壁画が展示してありました。持ってきたと言ったら聞こえはいいのですが、「ひっぺがした」といった方がいいのかもしれません。日本では考えられないことですが。(もっとも、日本では高松塚の壁画をカビでダメにしてしまいましたが)


そんな貴重な壁画が、ここに集められているのです。しかも本物が展示してあり、写真撮影もオーケー(フラッシュは禁止)なのです。
なるほど、シューズカバーを履かせるわけでね。


なんかすごい物を見せてもらった気がしました。

<つづく>

明日香の棚田にこころ和む

2016-09-04 19:33:00 | カメラ紀行
すこしばかり田園風景が見たくなったので、明日香を訪れました。

前回、5月18日に明日香を訪れた時には、田植え前だった稲渕の棚田も、すっかり稲穂が実っていました。


案山子ロードがあります。テーマはオリンピックのようでした。


大きな案山子は、真田丸になっていました。


棚田の下を飛鳥川が流れます。


お彼岸の頃には、畦道に彼岸花が咲き、多くの人が訪れるそうですが、彼岸花はまだまだのようでした。


その代わりに水アオイが咲いていました。


青い空と白い雲、田んぼの緑が広がる風景は、こころが和みます。


上へ上へ、昔の人の苦労がしのばれます。


いつまでも、ボケーっと眺めていたい景色です。


飛鳥川にかかる雄綱です。上流には雌綱があります。


日本の風景、やっぱりいいですね。