はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

西安の旅 3

2016-09-02 19:33:30 | 中国の旅
西安2日目の朝は、残念ながら雨でした。

 (雨に煙る鐘楼)

先ずは両替をしなくてはいけないので、中国銀行に行きました。銀行のロビーで両替の準備にパスポートを用意していたら、謎のおっさんが近づいてきました。なんとそのおっさんは両替のダフ屋でした。銀行の中にダフ屋がいたのには驚きですが、銀行の人も気にしていない様子でした。1元=15、6円ぐらいで両替しました。若干安く両替出来たようです。これでとりあえず安心です。

今日は、市内にある旧跡を訪ねます。最初に向かったのは、鐘楼です。
鐘楼は旧市街の中心地、東西南北四つの大街(大通り)が交差する地点にあります。したがって鐘楼に登ると、四つの大街がよく見えます。雨のために見通しは悪いのですが…。
 (鐘楼からの南大街)

 (東大街)

 (北大街)

 (西大街)

鐘楼は時を告げる鐘を鳴らすための建物で、明代の1380年の建造物だそうです。日本では室町時代の頃ですね。中国でも古いものは明の時代の物だそうです。京都の寺院でもほとんどが室町から江戸時代に再建された建物しか残ってないのと同じですね。


この建物は釘が使われていないそうで、一本柱だけで造られているそうです。いかにも中国という内装ですが、日本のお寺も昔はこんな内装だったのでしょう。


次に訪れたのが、鐘楼から10分ほど歩いたところにある鼓楼です。
鐘楼も鼓楼も入場券が必要です。共通入場券で50元でした。日本の寺院の拝観料よりやや高めですかね。面白かったのは、いちいち飛行機に乗るときのような手荷物検査があったことです。でも、ちゃんと見てるのかは疑問でしたが。


こちらは太鼓を鳴らして時を告げていました。


鼓楼の上から先ほどまでいた鐘楼を望みます。


鼓楼からの景色です。青い屋根は無粋ですが、昔の町並みが残っています。


「うだつが上がる」町並みがありました。きっと商売が繁盛したのでしょう。日本では美濃市のうだつの上がる町並みが有名ですが、この建築様式も中国から来たのでしょうか?


そろそろお腹も空いてきました。ラーメンでも食べることにしましょう。

<つづく>