はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

黒部で岩魚とたわむれるはずでしたが…

2016-09-19 16:31:29 | 釣りの旅
本来なら今日(19日)の夜に帰る予定でしたが、雨のため昨日帰って来ました。今回は、当初から雨が予想されたため、毎年お世話になっている平ノ小屋までは行かずに(なにしろ平ノ小屋までは、私の足では5時間近くかかるので)、ダムの近くの谷を釣ることにしました。しかし、黒部ダムに近いということは、それだけ人がたくさん入っているということで、釣れる確率が低いのです。実際、たくさんの釣り人が入っていたようです。
もう一つ、言い訳がましいことを言うと、雨の予報につきカメラもキャノンのパワーショットです。(このカメラポケットに入るので便利なんですが、画像が…)


18日の夜に大阪を出発し、京都で釣り仲間のヒゲさんをひろって、扇沢に着いたのが4時(途中、仮眠しましたが)でした。6時30分の始発で黒部ダムをめざします。


三連休の初日ですが、こころなしか人が少なく感じました。いつもの弁当売りのおじさんの口上にこころが和みます。「…。弁当いかがですか。」


トロバスも夏に比べると少なめの台数でした。黒部ダム駅に到着です。


黒部ダムに到着したときには、まだ青空も見えていました。立山もいつものように出迎えてくれました。


ダムの上からのお約束の写真です。


上流を見ると赤牛岳が見えます。水晶から赤牛、読売新道を歩いて奥黒部フュッテへといたる道を、いつかは歩きたいと思いつつ、とうとう歩けないまま終わりそうです。


かんぱ橋を渡り、今日の目的の御山谷(おやまだに)をめざします。


御山谷までは、ダムから1時間というところでしょうか。


小さな沢を越えて行きます。


9時30分、御山谷に到着です。ここから谷を釣り上がって行きます。


けっこう大きな岩がゴロゴロとした谷です。水量は少なめです。


思ったより開けていて明るい谷です。しかし、魚は出ません。


けっこう上るのがきつくなってきました。竿をたたんで、上ることに専念します。沢登りに来たような感じになってきました。振り返ると、黒部湖をはさんで対岸の赤沢岳が聳えています。


ずいぶん上って来たのですが、ここで下ってきた釣り人と出会いました。やはり先行者がいたんですね。釣れないわけです。


ちょうどお昼になったので、昼ご飯にしました。メニューはいつものカレーです。


このあと雲行きが怪しくなってきたので、引き返すことにしました。1時間ほどで橋の所に戻ってきました。そのあとすぐに雨が降り出しました。どんどん雨脚が激しくなってきます。雨具を着て、大急ぎで退却です。

翌日(18日)も朝からジャジャ降り、これでは釣りになりません。早々と見切りをつけて帰ってきました。
ということで、今回はイワナさんの顔を見ることはできませんでした。(小さいイワナは遊びに来てくれましたが…)

それでも、せっかく信州まで来たので(黒部は正確には富山県ですが、扇沢は長野県です)、安曇野のリンゴ園でリンゴを買ったり、ほりがね物産センターで野菜や新米を買ったり、温泉(ホリデー湯)につかったりと、しっかり楽しんできました。そうそう、塩尻でワインも買いましたよ。
蕎麦の花の写真も撮りたかったのですが、なにしろ雨が止まないものでカメラの出番はありませんでした。


※昨年の黒部での釣りの様子は、カテゴリー「釣りの旅」の「黒部で岩魚とたわむれました」(2015.8.11)で見ることができます。よかったら見てくださいね。