The Nikkei Weekly April 14, 2008 の見出しです。
Details gel for new super computer
"gel" と言えばジェリーとかジェリー状の物質しか思い浮かべられません。そこで辞書を引きました。
もちろん私の知っている意味も出ていた。Dictinary.com "gel":(名詞) a semirigid colloidal dispersion of a solid with a liquid or gas, as jelly, glue, etc. 、(動詞)to form or become a gel.
どの辞書もほとんどこの様な意味しか書いていないのでこれでは上の見出しの意味がいまいちはっきりしません。こう言う時は私がよく使うOneLook Dictionary(実際は辞書と言うより辞書の検索エンジン)は色々な辞書に簡単にアクセスできるのでとても役に立ちます。
Cambridge Advanced Learner's Dictionaryに次ぎの説明と例文がありました。
2 If two or more people gel, they form a good relationship or become friends:
The team really gelled during the first few games of the season.
3 If an idea or situation gels, it starts to become more clear and fixed:
The race issue gelled in the 1960s.
この3の意味が見出しの用法・意味に近い様だ。つまり、動詞の "gel" は "become firm" で、計画や考えなどが固まってくるの意味として使われているのに違いない。
Nikkei Weeklyの記事を読むと:
The pace mey be slow, but progress is gradually being made on the design of Japanese next generation supercomputer project.
次世代スーパーコンピュータプロジェクトの計画が段々と明確になってきたとあるので、見出しの "gel" は結局「(ジェリー状に)固まる」と言う"gel" の元々の意味ではないか。私の推察力が足りなかっただけの事ですね。