はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

アドヴェント コンサート

2006-12-10 18:24:52 | アカショウビンのつぶやき














 救い主イエス様の御降誕を御祝いする、アドヴェントコンサート。
信愛幼稚園の2階ホールは開演5分前既に満席、慌てて園児用のミニ椅子を並べ、あとからあとから来て下さるお客様をお迎えした。
 4月からプランを練り、祈りつつ準備して迎えた、12月9日土曜日、練習不足のゴスペル3曲に不安を抱えたままの私は、準備に走り回りながら、頭の中は歌詞と曲がぐるぐる…。
 団員たった13名の「鹿屋プレイズシンガーズ」のダイソレタ? 計画に、《弦楽アンサンブル》《フルート》《ハンドベル》《鹿屋市民合唱団》《鹿屋女子高合唱団》《宮崎・鹿児島メサイア合唱団》《鹿児島市のゴスペルグループ》の9つのグループが友情出演してくださり、器楽演奏、コーラス、ゴスペルと多彩なステージのコンサートとなった。
 そして「ハレルヤコーラス」は総勢80人の大合唱。
 4年前、メサイアを歌いたい! の思いでスタートした「鹿屋プレイズシンガーズ」だったが、男性の参加が得られず、夢は儚く消え、PART ONE と2曲練習しただけで諦めた私達、今ようやく夢を実現させた。
 練習がスタートした頃、難しくてとっても歌えない…と諦めていた「FOR UNTO US A CHILD IS BORN」も、息が切れそうになりながらも、何とか歌えて嬉しかった。
 
  そして何より嬉しかったのは、参加してくださった皆さんと御子の御降誕を共に喜び合い、
  「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」のクリスマスメッセージをお伝えできたこと。
 常に祈り支えてくださり、当日も陰で応援してくださった多くの方々に心から感謝しました。
 「来年も是非聞かせてね」の言葉に励まされ、力をいただいた素晴らしい一日でした。
  まだ興奮さめやらぬ アカショウビンです。

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2006-12-10 15:04:11 | はがき随筆
 最近のいじめによる自殺者へのメディアの過熱報道は目に余る。結果として再発を煽ったような気がする。
 かつて弱い者いじめで笑いをとってきたタレントやそれを許したテレビ局が、今度は一転していじめの犯人探しに躍起になっているのは腹立たしい。
 政府も、いじめの原因究明を不適格教員排除と子どもの学力向上に巧妙にすり替えて、「ゆとり教育」を転換しようとしているのは空恐ろしい。
 子どもに「たくましく生きる力」をつけるために「体験学習」させたり「豊かな感性を育てる教育」は、いったい何だったと言うのだろうか。
   鹿屋市 上村 泉(65) 2006/12/10 掲載