はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

宣誓

2015-05-04 21:46:32 | はがき随筆
 人生の終わりの日まで、自分の足で歩きたい。すべての人の願いである。貯筋型ウオーキング講座を受講。先生が言われた。いくら思っていても歩くのに必要や筋肉がないと歩けません。「納得」。心にひびいた。年齢と反比例で筋肉は、どんどん減っていく。
 元気な日々のため、金も大事だけど、筋も、すご~く大事。筋肉を守るのは、自分次第。だれにも頼めない。お金でも買えない。「日々努力」。結果は、正直ゴマカセナイ
   宣誓
「私は、人生の最後まで自分の足で歩くことを誓います」
  鹿児島市 永野町子 2015/5/4 毎日新聞鹿児島版掲載

息子の結婚

2015-05-04 21:28:48 | はがき随筆






 30歳を過ぎた頃から、機会あるごとに結婚を勧めてきたが、我関せず。40を過ぎても結婚の意思表示がないので、一人息子の結婚は半ば諦めていた。
 長く関東の会計事務所に勤めていた彼は僧侶にならないのではと危惧していた。ところが40代半ばを過ぎて突如会社を辞め、宗門大学の大学院に入学し、3年前に帰山して寺を継職した。幾多の変遷を経て来た彼が50歳を目前に良縁に恵まれ。4月8日、釈迦誕生の日を選んで挙式した。待ちわびていた我が家の好日。桜の季節はとっくに過ぎてしまったが、境内のクルメツツジは今が満開である。
  志布志市 一木法明 2015/5/3 毎日新聞鹿児島版掲載