私は、お父ちゃん(夫)に出会うまで40年かかった。泣いたり笑ったり、すべったり転んだりしながら、やっと本物の赤い糸を持ったお父ちゃんに出会った。お父ちゃんは私よりも15年も長く待っていてくれた。55歳のお父ちゃんは両親もなくし、相続問題などに傷つきながらも歯科医師としての仕事をしながら、私を待っていてくれた。
一人娘が生まれて10年、15回目の結婚記念日の夜、お父ちゃんは脳出血で倒れ、重度の半身マヒとなった。私は、赤い糸を結び直し、ずっと待っていてくれたお父ちゃんに感謝し一日一日を共に寄り添い生きている。
鹿児島市 萩原裕子 2011/10/14 毎日新聞鹿児島版掲載
一人娘が生まれて10年、15回目の結婚記念日の夜、お父ちゃんは脳出血で倒れ、重度の半身マヒとなった。私は、赤い糸を結び直し、ずっと待っていてくれたお父ちゃんに感謝し一日一日を共に寄り添い生きている。
鹿児島市 萩原裕子 2011/10/14 毎日新聞鹿児島版掲載