案山子は農夫 595号 2009年07月19日 15時23分27秒 | 随想 25坪の水田のオーナーである。5月に田植えをした稲は梅雨を乗り越え、間もなく穂が出る時期である。鳥獣が食い荒らさない様、人に似せた案山子を作る。 昔の棚田は民家を遠く離れた、山と山の間の谷の比較的、平坦な場所(案山)を開墾した。そこを守る子供だから「案山子」である。 初見は鳥獣も警戒するが、時間と共に慣れ、効果は無いのである。農家が総出で作る案山子が稲田に存在することは、農家が丹精込めて育てて . . . 本文を読む