風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

暮六ツは日没 921号

2010年03月12日 15時12分31秒 | 随想
天下泰平の元禄時代は国際化社会ではなかった。明治6年からの世界時と違う日本独特の時刻があった。 農耕民族は日の出で起床、日没に就寝の自然の営みに同化し農作物を育て生活した。 東に太陽が昇る時刻を卯の刻、明六ツと定める。辰・巳、太陽が真上に来る刻が正午、未・申、西の日没が酉の刻、暮六ツである。戌・亥・子・丑・寅が夜で再び日の出を迎える十二刻。 夏と冬では日照時間が違うから、一刻の時間は変動する . . . 本文を読む