伊那谷の農家住職

田舎育ちの教師の参男坊、生きる為に都会でサラリーマン。定年到来で会社から追い出される。

三つ子の魂が田舎暮らしの農業を志向させる。

国交省の観光カリスマは飯田市の役人・井上さん。無償ボランティアのワーキングホリデーの先駆者。

国民と役人の思惑が一致、参加したのが四年前、積もり積もって二十回を越えた援農体験。

春夏秋冬、三泊四日の三食、温泉付き。経費は往復高速バスの五千円は格安旅。

労働を高額で売る労務者根性では務まらない。怠惰な己、勤勉な己の心の葛藤で創意工夫、最善の作務をさせて頂く。

座って半畳、寝て一畳、天下とっても四畳半は禅寺。

四畳半の個室を与えられるオイラは伊那谷の農家の住職。有り難い事である。