風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

酸素不足は致命的 

2008年06月23日 09時56分23秒 | ワーキングホリデー飯田

都市の高速道路は自動車が満ち溢れ、渋滞が慢性化している。そして炭酸ガスを排出する。工場や火力発電所の煙突からは24時間炭酸ガスを拡散している。ビルのジャングルの内部では、高級官僚が深夜まで、火力発電の電力でライトを点けて炭酸ガスによる地球温暖化の対策のプランを作成している。

木々の緑の少ない都市は息苦しく、居心地が悪いのである。

援農ボランティアに魅せられ飯田市の山村に四日間滞在して、農作業を手伝うと気分爽快になる。日の出の明るさで起床して納豆と味噌汁の朝食を頂き、緑一色の果樹農場で日光シャワーを浴び、汗まみれになり終日過ごす。日没の夕焼けを背に受け農家に戻り入浴、自家製の野菜豊富な手料理を肴に焼酎を飲んでほろ酔い気分。そして程なく就寝して一日が終わる。単純生活・シンプルライフである。

大都会と田舎の相違点に気付いた。都市には樹木の緑が欠乏して、山村には高層ビルが皆無である。

その環境の違いから派生する環境変化は、酸素濃度である。都会の人間は酸素を消費して炭酸ガスを増加させる。田舎の樹木は炭酸ガスを消費して酸素を放出する炭酸同化作用で成長する。酸素の豊富な田舎は人間が呼吸するのに適している。

昔々は、燃料・水・灯明は天然自然の贈り物で、無料であった。森で採集する薪。清涼な沢水。ろうそくや菜種油の灯明。持続可能な物質である。

現代の燃料は地球地下資源の石油や天然ガス。生活廃水を浄化装置で加工した水や高速道路で山の水を運び、工場でペットボトルに小分けしている。灯りは電気で相応の対価を払わなければ成らない。カネの力で簡単に手に入るから無駄遣いを平気でする。そして石油は再生が間に合わず枯渇する。

当然の事として、無意識に自然の大気から頂いている酸素も近いうちに有料と成るかもしれない。お金がないと呼吸できない。地球が宇宙ステーションと同じ状況になってしまう。

こんな悪夢が現実に成らない為の努力を始める時期が来ている。モノカネの魔力から脱却して、田舎に分散生活して緑を育て、炭酸ガスを酸素に変換する政策を立案することである。

都会の高層ビルの住人である高級官僚が田舎に移住し農業に励み範を示し、地球温暖化対策の政策立案の残業を廃止することが立派な政策と思うのである。些細なことも積もり積もれば、大事業になる。


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