風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

温泉そして津和井蟹

2013年01月10日 07時38分41秒 | 随想
淡水の沢蟹や波打ち際の渡り蟹、北海道なら毛蟹、鱈場蟹、花咲蟹、太平洋の高足蟹と蟹は数多有れど、日本海の津和井蟹が冬の王者。 山陰松葉蟹、福井越前蟹、京都丹後半島間人蟹、兵庫豊岡津居山蟹、加賀能登の加能蟹、地方で名を変える。 一泊二日で温泉に浸かって蟹を食らう旅を目論んでいる。割安な蟹食べ放題の宿は北海松葉蟹、ロシアの冷凍物。それなら三河岡崎で食べられる。 温泉は雪が似合う、矢張り奥飛騨温泉郷 . . . 本文を読む

教師は聖職者

2013年01月09日 09時30分41秒 | 随想
今我が同法、童子を打たずんば我が為に大恩なり、努めよ努めよ。 千数百年前の平安時代、奈良の都市仏教に懐疑し比叡のお山に籠もった伝教大師最澄の遺戒。 平成時代の東京一極集中の格差社会では、教師が体罰を加え、生徒が自死する報道を耳にする。歴史は繰り返すようである。 教師の体罰行為は組織の、あるいは個人の功績を得る結果万能の我欲なのだろう。 生徒を健全に育てる過程が教育と思うのである。結果が付い . . . 本文を読む

老人の愚痴

2013年01月08日 06時46分37秒 | 随想
正月七日に七草粥を頂いた。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロは和流ハーブ、正月のお節料理と日本酒で痛んだ胃に優しい粥と共に頂く節句料理。 古い中国では奇数が陽、偶数は陰と思い、奇数と奇数は偶数になるから忌み嫌い、その厄払いが節句の祝い。 奇数は一・三・五・七・九。三三はひな祭り、五五は鯉のぼり、七七は七夕、九九は菊人形、女の子と男の子が夫婦になって子供が生まれる一年 . . . 本文を読む

戦争は高額負担

2013年01月07日 09時41分35秒 | 随想
大間産マグロ1本1億5540万円。 日本企業の喜代村と香港資本の板前寿司ジャパンの一騎打ち、約2分間の経済戦争だった。昨年の3倍の価格、度を越していると非難の声。 ご祝儀相場では有るが、一番良いマグロを日本人に食べてもらいたかったの愛国心が加熱した価格で落札、低俗番組を提供する広告に投資するより宣伝効果は絶大である。 加熱する巨大寿司屋の経済戦争、寿司の醍醐味は結局のところ社長の男意気、昔の . . . 本文を読む

他山の石以て玉を攻むべし

2013年01月07日 08時55分11秒 | 随想
ナショナルジオグラフィックのTV番組を見た。 カザフスタンの新首都アスタナのエンターテイメント施設の世界最大のテント、日本の大林組が建造した米国のフーバーダムのコロラド川下流を渡る国道93号のバイパス橋、アラブ首長国連邦アブダビのフェラーリ・ワールドの最大時速240キロのジェットコースター、アラブ首長国連邦ドバイの世界一高い830m超高層ビルであるブルジュ・ハリファの建設秘話の映像。 快挙と感 . . . 本文を読む

山から学んだ真理

2013年01月06日 08時14分04秒 | 随想
善光寺平の少年時代は菅平根子岳や飯綱山・戸隠連峰を眺める。 琵琶湖岸の彦根時代は伊吹山・比叡山を眺める。 南信州の天竜川河岸段丘の援農時代は仙丈ケ岳・白峰三山・塩見岳など赤石山脈を眺める。 年金生活の老人時代は三河岡崎から北東に木曽の御嶽山、北西に雪を被った伊吹山を眺める。 最近、呆け老人と罵倒された。養老山脈の先の伊吹山ではなく、鈴鹿山脈の藤原岳。 共に石灰岩でセメント工場が山肌を削り . . . 本文を読む

土鳩世間の老齢化

2013年01月05日 07時44分20秒 | 随想
生飯=さば、禅寺には食事のときに自分の器の中から米粒を少しだけとりだして、修羅・餓鬼・畜生に供養する習慣がある。 電気炊飯器の残り飯にスズメ・メジロ等の小鳥、選別した自家栽培の大豆を庭に撒くと土鳩が食べてくれる。肉や魚の残りを散布するとカラスが来るので止めた。 しばしご無沙汰の土鳩が大豆目当てに飛来する。昔は小鳩を連れて三羽であったが今年は二羽、多分老夫婦だろう。垣根に停まってもそっぽを向いて . . . 本文を読む

もう懲りたは忘己利他

2013年01月04日 01時59分58秒 | 随想
衣食足りて礼節を知るなる諺が有る。 経済的に豊かであってこそ、人々は、礼儀や名誉をわきまえるようになる。 違う違う、戦後日本を混乱させた思想と思うのである。 経済的に豊か=銭、銭=高等教育、高等教育=礼儀や名誉の三段論法に落とし穴があった。 経済的豊かさは食料と衣服の自給、その基礎は農業、自然相手の苦しい農業に励む人間活動が感謝や利他の精神を育む。 我が祖国の現状は銭足りて礼節を知らない . . . 本文を読む

駅伝の諸法無我

2013年01月03日 10時51分23秒 | 随想
新春恒例の箱根駅伝を見た。熱烈な大学駅伝のファンが理由ではない。昨年の夏に大平台温泉に宿泊した思い出の地を見たい願望が強かった。従って往路五区、復路六区が該当する。 中央道御殿場インターから乙女道路、乙女トンネルを抜けて早川岸の国道138号・仙石原を通過すると宮ノ下で国道一号になる。大平台・塔ノ沢・函嶺洞門・箱根湯本の東海道が駅伝のコース。 並走する箱根登山鉄道は急勾配を三度のスイッチバックで . . . 本文を読む

猫の交通事故死

2013年01月02日 07時29分42秒 | 随想
昨日は正月気分で盛り上がっていた。 第57回実業団対抗駅伝競走大会の中継を見ていた。気分転換で外に出ると瀕死の猫が横たわっている。 多分、車に後ろ足を引かれたのだろう。懸命に我が家の玄関まで歩き、力尽き、間もなく動かなくなったのだろう。 岡崎保健所に電話すると元旦は休み、守衛が岡崎市動物総合センターに連絡する事を案内する。 状況を報告すると休日返上で駆けつけ処理して下さる。公務員は辛いので . . . 本文を読む

本日は古稀の祝い

2013年01月01日 06時31分46秒 | 随想
酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり 数え年とは年齢の数え方の一つ。生まれた時点、基点となる最初の年を一歳とし、以降元日を迎えるごとにそれぞれ一歳ずつ加える。古風な日本には霊が有ったが、〇は存在しなかった。 従って本日が古希の祝いを盛大に行われ、贈り物が山を成すと理解していた。しかし現実は残酷、孫にお年玉を要求され、家族からは無視される。 戦後の平和憲法による教育は古き良き日本の美風を . . . 本文を読む