「卒業研究の新たな構想(1)」からの続き。
前回は、自身のその時点での問題意識であり、かつ鍼灸学校入学以来の鍼灸・東洋医学の学びを総括するという意味での卒業研究の構想である「東洋医学・鍼灸を人類の精神の歴史から視る」ということが担当教員から却下され、思案した結果として「統計学的研究」(その実態は、『統計学という名の魔法の杖』(現代社白鳳選書17)を現実の問題に適用してみること)を目的として、卒業 . . . 本文を読む
認知症への道たる惚けの二重性について、あるいは認知症の二重構造。
惚けるということにも二重性があると思える。一つは、加齢等による実体としての脳細胞の衰えとともにの機能としての認識の実力の低下=惚け。
もう一つは、実体としては正常であるのに自ら望んでの惚けであり、それは機能としての認識の実力の低下への道であり、それとともに正常である実体も歪んでいくことで、本当の惚けとなり、ついには認知症へとなっ . . . 本文を読む