マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

やっぱジャンプアニメは強いっすね

2024-11-03 21:08:24 | アニメ
キャプテン翼

今年の6月までやってたのかな? ジュニアユース編ね。数年前にやってた小学生編、中学生編が、今回のリメイクの始まりでしたね。
やっぱね、時代のせいか、マイルドにはなってましたよね。





吉良監督が試合中にベンチで飲んでるのが、酒ではなくお茶になってたりね。



まあ、原作や、私らがガキのころに見てたアニメの吉良監督って、





充分にアル中でしたからね(笑)。



意識ははっきりしてたとはいえ。
今回の小学生編は深夜だったとはいえ、今の世のコンプラ的にはね。
また、相思相愛である翼くんと早苗ちゃんの間に割って入り、三角関係を構築しつつあったボクシング部の神田というキャラなんかもね、原作では石崎くんがこの神田に殴られたんですが、今回のアニメでは、殴るシーンはなし。こっち(ジュニアユース編)は夕方に放送してましたからね。
そんな具合に、時代とともに表現を抑えるようになった翼くんですが、





元がおもしろいから、表現がマイルドになってもおもしろいんだよね。



ジャンプで読んでた限りでは、ユース編まではおもしろかった記憶があるんで、いまのキャストで、ユース編もやってほしいですね。
ちなみに、翼くんはレントン、若林くんはシン・アスカ、シュナイダーくんはルルーシュです(スパロボ的には/笑)。「オレが知る限りでは」ですが。

キン肉マン





まさか令和の世で、ステカセキングを見ることができるとは思いませんでした(笑)。



カセットですよ、カセット。最早、CDまでもが下火になってる世で(笑)。
あれ? ステカセキングって、カセットではなかったんでしたっけ?
それはそうと、このキン肉マンは今年の7月から9月までやってました。二期もやるようですが。
リメイクだった翼くんと異なり、こちらは新作です。原作はwebで連載されているようですね。
一期はね、事実上、「テリーマンと七人の悪魔超人たちによるエピソード」でしたね(ちなみに、ブラックホールの声はキスマイの宮田君です)。まあ、キン肉マンも戦ってたけどさ。
じつはガキのころ、リアルタイムで旧作を読んでたころは、テリーはあまり好きじゃなかったんですよ(笑)。作者のゆでたまごテリー・ファンク(テリーマンのモデルであるプロレスラー)が好きなあまり、贔屓されすぎてる気がして。
ただ、今回のテリーvsマックス・ラジアルは燃えましたね。「テリーがボロボロになっても、最後には逆転勝ち」って感じで。
って、これはテリーに限らず、どの超人のファイトも、旧作のころから、被弾、苦戦を繰り返しつつの勝利が多かったからね。誰が勝つにしても。
キン肉マンが長く愛されているのは、その辺に所以があるのかも。

このキン肉マンが載ってたころのジャンプって、まさに黄金時代でしたよね。セールス的には90年代が全盛期かもしれませんが、80年代前半は「これから駆け上がっていく、というか、まさに駆け上がっている」って感じで。
で、そんな時代のジャンプにおいて、代表的な作品というのは、このキン肉マンと、北斗の拳、翼くん、ギャグではDr.スランプだと思いますが、





ジャンプ黄金時代を象徴しているのは、やはりキン肉マンだと思ってます。



キン肉マンには、当時の男の子たちが大好きなものが詰まってたんですよ。
バトルあり、仲間やライバルたちとの友情あり、ギャグもあり、と。
ついでにいえば、初期のころはちょっとお色気もありましたからね(笑)。ビビンバの裸エプロンとか(笑)。
やはりジャンプの「めだかBOX」という作品で、球磨川くんというキャラが「裸エプロン、裸エプロン」と騒いでましたが、その遥か昔に、既にキン肉マンがやってたんですよ!
そのビビンバも、キン肉マンの奥さん、今やキン肉星の王妃様ですからね。

ちなみに、私はロビンマスクが好きです(笑)。二期は彼の活躍に期待したいですね。



逃げ上手の若君

やっぱ原作がしっかりしてるから、アニメになると魅力が増しますね。
もちろん、原作も充分に楽しめるけど、やはりキャラたちに色彩と声がつき、さらには動き回るようになると、それだけでも楽しいというか。
若も諏訪頼重も、雫や弧次郎、亜也子も、敵役の足利尊氏なんかも、さらに魅力的になってると思います。
一期目は諏訪で潜伏していた若や逃若党(ちょうじゃとう)の面々ですが、彼らなりにいろんな経験を積み、さらには実戦も重ねていきましたね。若たち、まだ10代序盤なのに凄いですよね。
まあ、史実の北条時行も、10代で挙兵したようですが。
ともあれ、やはり二期目が楽しみです。楠木正成(一期でもちょっと出たけど)、新田義貞、後醍醐天皇がどんな感じになるのか、期待したいですね。

るろうに剣心



OPの限りでは、恵さんがメインヒロインみいだな(笑)。


じつは、無印のころは薫殿よりも恵さんのほうが好きでした(笑)。
京都編ですね。
個人的には、





斎藤vs宇水さんが楽しみです(笑)。



リメイク前のアニメは、剣心vs斎藤、斎藤vs宇水さん、新約京都編だけは見たんですよ。
で、やはり宇水さんがどんな声になるのか、そして、あの台詞はどんな演技になるのか、非常に楽しみです(笑)。



実写だけど、ウイングマンも始まりましたね。
まあ、「いまの女優やアイドル、モデルさんたちに、原作のアオイさんのコスチュームは無理だよな」「布の面積が広がるだろうな」なんて思ってたんですが・・・

うん、思ってたよりは、



がんばってるね(笑)。


いや、正直、ここまで再現してくれるとは。
まあ、そうはいっても、さすがに原作アオイさんのようなポロリは無理でしょうね(笑)。やってくれたら、この女優さん、絶対に大女優になりますよ(いや、マジで)。
コメント (2)
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噓解きレトリック、オクトーSeason2

2024-10-27 20:49:32 | ドラマ
噓解きレトリック

何にも考えずに楽しめるよね。もちろん、いい意味で。
ってか、和洋折衷な世界観って、なんか好きだな。ただね、これまでは大河ドラマとか、そっち系の「和洋折衷な雰囲気」が好きだったんですよ。いま、再放送をやってる「坂の上の雲」とか、近年の作品であれば、「西郷どん」「青天を衝け」などなど。
まあ、この「噓解きレトリック」のようにライトな感覚の作品で、「和洋折衷な世界観」ってのは、そもそもあまりなかったのかもしれませんが。
朝ドラなんかは「和洋折衷のオンパレード」なのかもしれませんが・・・朝ドラはそもそも、女性向けが多くてね。男のオレとしては、あまり見る機会はなかったんで。
話をレトリックに戻すと、まあ、





とにかく松本穂香がかわいいよね(笑)。



こういう「地味目に見せておいて、じつはかわいい」「垢抜けない雰囲気を醸し出してるけど、じつは魅力的」「なんつーか、古い言葉かもしれんけど、チャーミングといったヒロインを演じさせれば、彼女の右に出る者はいないんじゃないかな? (褒めすぎか/笑)。
ドラマ「95」のヒロインは、松本さんとしてはちょっと毛色が違うタイプだったけど、この鹿乃子(かのこ)さんはまさに「松本穂香キャラ全開!」って感じがしてます。ってか、「原作者がモデルにしたのかな?」思ってしまうくらいの松本キャラです、鹿乃子さん。
で、主人公の祝(いわい)左右馬(そうま)役の鈴鹿央士ですが、





この人は「いまどきのイケメン」というより、「オレらがガキのころや若いころにいたハンサム」ってタイプの顔立ち



って気がしてます。「さわやかでかわいらしいイケメン」というより、「甘いマスクのハンサム」
ってかね、阿部寛も長瀬智也も、若いころは「甘いマスク」「端正な顔立ちのハンサム」だったんですよ。ふたりとも、いまではすっかり渋い男前になってますが(ってことは、鈴鹿さんも・・・?/笑)。
ともかく、「ドラゴン桜」で初めて鈴鹿央士を見たとき(って、この作品の主演は阿部寛だ/笑)、「あ、久しぶりにハンサムといえる俳優さんが現れた」思ったもんです。
以来、この鈴鹿さんに対しては何となく、好感を持ってますね。前述のとおり、「オレがガキのころや若いころにいたハンサム」っぽい魅力があるような気がして。
まあ、主演のふたりが好きな俳優さん、女優さんなんで、そりゃ見ますよね(笑)。
いま一番、「続きが楽しみな作品」です。って、今季ドラマ、まだそんなに視聴できてないけど。

このレトリックも、マンガ原作なんだってね。そっちはチェックしてませんが。
ただ、左右馬と鹿乃子さんのイラストは見る機会がありましてね。鈴鹿さんといい、松本さんといい、最近の役者さんはマンガキャラに寄せるのも上手だね。ってか、メイクや衣装の技術が進歩したおかげもあるんでしょうが。
やっぱ裏方さんの努力も、評価されるべきでしょう。


オクトー 感情捜査官 心野朱梨 Season2

個人的には好きでした。ただ、こんなマイナー調といっていい深夜ドラマにSeason2があるとは(笑)。
まあ、飯豊まりえが主演で、その相棒的なキャラを浅香航大が演じており、主題歌もEXILE系なので、「明確にマイナーとまではいえない」作品なんでしょうが。
あ、前作のことはね、こちらのほうで。

ドラマ・レビュー(2022年7月期)

今回は朱梨(あかり)さんが警視庁に出向する形なんだね。前作では彼女が神奈川県警の刑事で、風早(かぜはや)のほうが警視庁から神奈川県警に出向してたんですが。
まあ、風早は本来、警視庁のエリートですからね。警視庁幹部である父親との確執なんかもあり、「堕ちたエリート」だったのが、前作の最後で、復帰を遂げましたからね。
主人公の朱梨さんは「相手から色を認識することで、それをもとに、犯人の深層心理を読み解くためのヒントを示す」といった役柄なんで、当然ながらアクションシーンは(ドンパチはもちろん、肉弾戦も)期待できませんが(前作で多少は披露してくれた風早も、本作では管理側のポジション)、「色→心理」のつなげ方がおもしろい作品ですので、その辺で楽しめると思います。
まあ、朱梨さんは相変わらず、聞き込みが苦手で、その際はフードを被ってるのがね、ちょっとクスッとしてしまいましたが(笑)。
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気がつけば、歴史マンガばかりに ――マンガ紹介――

2024-09-21 23:09:07 | マンガ
私が最近――といっても、かなり前のものも含まれますが、ともかく、読んだ作品を。
今回、紹介する作品は、いずれも「以下、続刊」です。
マンガはそう時間をかけずに楽しめるので、今でも重宝してますかね。

湘南爆走族ファースト・フラッグ 3巻

湘爆の前日譚です。
時代設定は昭和54年。江口たちはまだ中坊、いや、小学生ですかね? まあ、作中に江口や津山さん、アキラ、権田二毛作らは出てきません(少なくとも、現時点では)。
主人公はマコと茂岡ですかね。マコは湘南のお嬢様学校に通う女子高生で、華奢な体で500SSマッハ3を操るクールビューティな少女です。「白煙の女王」などと異名を取っています。
茂岡(=シゲ)は、やりたいことさえ見つからず、イライラを募らせている高校生で、そんな状況下でマコの噂を耳にし、彼女の走りに挑もうと(シゲはZ400)、彼女を追い続けることになります。まあ、ふたりは既に邂逅を果たしてますが。
まず、昭和50年代の雰囲気がいいですよね。昭和も最早、「歴史」なんでしょうが、「昭和50年代について、前半はかろうじてながらも、後半は確実に体験してきた」といえる私としては、やはり懐かしい。作中で、テレビの音声から、「江川投手、1年目のシーズンは云々」とかね(笑)。
また、主役ふたりのキャラもいいですよね。マコとシゲの関係性、今後はどうなるのかも気になります。

私、湘爆(無印)のマンガはほとんど読んだことないんですよ。実写映画も、チラッと見ただけ。ただ、高校生のころ、友達の家なんかでOVAを何作か見せてもらってね。





江口vs権田のタイマンは、マジでよかった。



江口も権田も、たまらなくカッコよかった。




昔のマンガには、権田のように「普段は主人公にイジられる三枚目だけど、一方では主人公が一目置く、あるいは背中を任せる」といった具合に、「腕はたしかで、決めるときは決める」というキャラがいたんですよね。「CITY HUNTER」の海坊主とか、「コータロー」の天光寺とか、「幽遊白書」の桑原なんかも、そうかもしれません。
ともかく、この湘爆は無印のころから、キャラが魅力的ですよね。

鎮護庁祓竜局誓約課 2巻

1巻については、こちら(『「波よ聞いてくれ」と「鎮護庁祓竜局誓約課」』)を。
斎(いつき)の「治癒能力過剰」の理由は、ハチくんにあるようですね。また、による“怪異”の説明も進みましたね。いずれも仮設の段階ですが。
ヒロインの草乃(かやの)は相変わらず、身体能力が半端ない(笑)。ってか、彼女の斎に対する想いも健気なままですね。それと、彼女には健康的な色気がある(笑)。
新キャラの翠(あきら)さんと八雲さんも、いい感じ。ふたりとも女性で、翠さんは「斎は(男として)どうか」みたいなこといわれ、「ないない」なんて答えてたのが(笑)。まあ、このふたりは合わないでしょうね。
また、神奈と六人部(むとべ)というキャラも出てきました。神奈は草乃の同級生で、少し飄々とした性格ながらも、朴念仁な斎に惹かれている草乃のことを心配しています(といっても、斎は草乃の気持ちを察してはいますが)。
六人部は斎の後輩で、同じく誓約課に所属する青年です。この六人部は、ワケアリかも。
なんつーか、「B級感」はあるかもしれないけど、たしかにおもしろい作品です。

逃げ上手の若君 17巻

アニメもおもしろいですね。
亜也子が自分に気のある敵将・桃井(もものい)のことを誘き寄せようと、ちょっとした色仕掛けで彼を誘ってね(もちろん、作戦上でね/笑)。
で、最後は桃井に、「私、ただデカいだけで、まだ十二歳!」なんて宣言してね。それを聞いた桃井が「オレは十歳の女児にベタ惚れして、二年間も追ってたのか。男としてというより、人として・・・」と、嘆いてました(笑)。
ただ、この時代、十二歳なら嫁入りできたんじゃないかな? 亜也子は、(胸はないけど)体つきは大人の女と比べても遜色ないし。
まあ、亜也子自身は若(時行)の奥さんになるつもりでしょうが(とはいえ、正室には拘ってないかな?/笑)。
やはり若の「お付き」である雫が、少しだけ正体を明かしましたね。敵将・高師直に斬られたんですが、なぜか無傷で――

雫(もっと力を出さなきゃ。いずれ、消えてなくなる身なのだから)
師直「貴様、人ではないな」


なんてシーンがね。まあ、その直後の雫の言葉は、彼女の存在の根幹にかかわるでしょうから、ここではやめときます。軽く調べてみたら、そういう信仰があるみたいね。

だんドーン 4巻

日本警察の父、初代大警視・川路利良を主人公にした作品です。「ハコヅメ」の作者によるもので、1巻のおまけページでは「ハコヅメ」のメインキャラたちが、銅像になっている川路さんの周りで、彼が残した「心構え」を読んでたりします(藤さんなんか、川路さんの顎を撫でてたような/笑)。
川路利良が主役ということは後々、斎藤一も出てくるんでしょうかね。るろ剣でも、このふたりは出演しており、川路は左之に「デコッパチ」なんて呼ばれてましたね(笑)。
とはいえ、「だんドーン」の川路さんは、まだ下っ端の薩摩藩士です。ようやく桜田門外の変が起こったトコなんで、斎藤の出番はまだまだ先ですね(池田屋、蛤御門の変、鳥羽伏見辺りで、ちょっと出てくるかも?)。
でね、オレは「ハコヅメ」という作品、ドラマとアニメしか見てないんですが、この作者のキャラは皆、いい意味で飄々としているというか、惚けたトコがあるのは何となくわかりますよね。
それと、川路たち薩摩藩と敵対する彦根藩お抱えの忍び――その女当目であるタカ。この人も魅力的ですね。
幕末の名君で、川路や西郷隆盛、大久保利通らが慕う島津斉彬は、タカの手にかかっています(この作品では、斉彬公は暗殺されたことになっています)。ってか、タカさんは見た目が美人な分、そのときの手口がよりえげつない描写になってたと思います。
また、タカさんが妙にエロいんですよね(笑)。とくにナイスバデーというわけでもないんですが、なんか妙に艶めかしい。やっぱ女作者の描く女性キャラって、そういう傾向にあるんですかね。この作者の絵柄も、決して美麗ではないんですが。
ともかく、そんな具合に、斉彬公のときはタカさんらが、川路らを出し抜きましたが、桜田門外では逆に、川路たちがタカさんらを出し抜きましたね。
そして後々、川路らは勝ち組として維新を迎えることになるわけですが、タカさんはどうなっていくんでしょうかね。案外、川路付の密偵になったりして(斎藤とコンビ組んだりね/笑)。

角栄に花束を 12巻

池田勇人による宏池会結成――これを「疾風の勇人」のほうで見たかった・・・。
池田の盟友であり、ライバルでもある佐藤栄作も周山会を立ち上げました。角さん(田中角栄)は、佐藤派に属することに。
このとき、角さんとしては葛藤があってね。池田も佐藤も、吉田学校の兄弟子ですし、どちらとも馬が合ったようですからね。
池田も当然、(池田の甥と、角栄の娘が結婚したことにより)親戚になったこともあり、角栄は自分のところへ来ると思ってたんですが・・・

「ワシには日本のためにどうしてもやり遂げねばならん“計画”がある。





そのときが来たら、派閥を超えて力を貸してほしい。頼めるか?



といった台詞を口にすることで、角さんのことを快く送り出します。角さんもそれに対し、「もちろんだとも!!」と。この約束は守られることになります。
これね、角さんが池田派ではなく佐藤派へいったことについてね。
まあ、まずは「池田のもとには、彼が大蔵次官だったころから弟分、子分として彼に付き従ってた前尾繁三郎や大平正芳がいた」「このため、自分が後継になるには障害が多い。また、大平と自分との友情もある」といったことが挙げられるだろうね。
前尾とも関係はよかったようだし、やはり角さんは情の人ですよ。
ただ、「佐藤派に自分のライバルがいなかったか」といわれると、ちょっとわかんないですけどね。のちの自身によるクーデターは、佐藤が実兄・岸信介の後継者である福田赳夫を総裁選で押したことによるものですし。
それと若き日の佐藤は(その後も?)、人に対する好き嫌いが激しいというか・・・そのライバルである池田は、佐藤と同じく官僚出身の政治家ではあるものの、(好き嫌いはあっても)親分肌のところもあったから、苦手な相手も取り込めるところがあったようですが、佐藤は徹底的に毛嫌いするトコがあるからね。角さんから見れば、危なっかしく見えるトコもあったんだろうね。
「池田の兄貴は、オレみたいなトコがあるから、オレがいなくても大丈夫だろうが、佐藤の兄貴は、人間関係に限っては」とでもいうか。
これらは史実においても、いえるトコがあるんじゃないかな? 史実における「角栄と、池田、佐藤との関係性」という部分についてね。
ともかく、この間、総裁選に勝った石橋湛山(総理大臣)が病に倒れ、65日で退陣し、副総理であった岸信介が総理総裁に。
その岸により郵政大臣に任命された角さん。「戦後初の30代の大臣」(このとき、角さんは39歳)となったものの、時の郵政省は・・・。
それでも、持ち前のバイタリティと、“地頭(じあたま)のよさ”をもって、突き進んでいき、いくつもの困難をクリアしていく角さんに、爽快感やカタルシスのようなものを感じますよね。
今後の「安保騒動→総裁選→池田勇人総理大臣、田中角栄大蔵大臣の誕生」までの流れが楽しみです。


峠鬼 7巻

古代日本を舞台にしたファンタジー――といっていいのかな? 微妙に史実や、実際に伝わっている伝説なんかと、リンクしていると思われるトコもありますが、神様も大勢、出てきますからね。
「古代神話にファンタジーやSFの視点を加えた作品」といった紹介がされているようですね。
主人公は妙(みよ)という名の少女で、生贄にされそうになったところを行者・役小角(えんのおづの)に救われ、以後は彼の弟子として、彼の旅に同行することに。
小角のもとには、善(ぜん)という名の少年――飢饉のため、やむなく家族の死肉を口にしたことで、になった少年もおり、小角の一行は(基本)三人で、倭国中を旅することになります。
ってか、神様の世界や、あるいは月面なんかに行くこともあったりします。
それでも、古代の日本、神話の時代の日本の雰囲気みたいなものを楽しむことのできる作品ですよね。
まあ、各キャラの設定的には、青年向けマンガなら小角が、昔の少年マンガであれば善が、それぞれ主人公になりそうではありますが、そこは「最近の“いい意味でB級マンガ”」です。やっぱ主人公は、道士としての才能豊かな少女・妙になるんでしょう。
7巻では妙が、三貴神の一柱であるスサノオと戦ったのですが、それが「街づくりSLG」というか、「人の世を進化させていくようなSLG」的なゲームによる対戦でね。
まあ、結局、妙が勝ち、スサノオは一行に力を貸すことになります。
この7巻最後では、倭国自体に動乱の兆しが見え始めていますね。壬申の乱になるのかな?

それにしても、歳のせいか、歴史マンガばっかだなぁ、オレが所有しているマンガって。鎮護庁が例外的というか(今回、挙げたものの中では。湘爆も昭和ですからね)。まあ、元々、歴史は好きでしたが。
上で紹介した作品以外では、お友達ブログで紹介されてた「ガス灯野良犬探偵団」や「石神戦記」なんかも、おもしろいですね。
「ガス灯」は、シャーロック・ホームズに協力していたベーカー街遊撃隊を大胆にアレンジした作品ですかね。「ベーカー街のストリートチルドレンたちが」というのは踏襲してるのかもしれませんが、主人公たち三人組――リューイ、ジエン、アビーのようなキャラたちは、この作品オリジナルなのかな?
リューイはとくに強いわけでもなく、靴磨きの経験から来る洞察力で解決していくタイプで、戦闘はジエン、身体能力が求められる場面はアビーが担当しているといった具合に、役割分担されてるのがいいですね。これにより、魅力、個性も分散されるし。
また、ホームズやワトソン、ハドソン夫人なんかのキャラも、かなりイジッてます。
「ダーティでニヒルで毒舌家なホームズ」や、「戦場帰りのイケメンなワトソン」「かわいい風貌に反し、ブチギレキャラであるハドソン夫人」などなど(笑)。
まあ、元々、ホームズもワトソンも武闘派だったり、ワイルドだったりするらしいですが。
「石神」は和風ファンタジーというか、「架空戦記」をかなりライトな絵柄やノリで描いた作品ですかね。もっとも、ノリのほうは「骨太な戦記モノ」という部分も色濃くありますが。
主人公のイサザとヒロインのヤチホもいいけど、兄上とミオさん、リッカさんのトライアングラー(?)が気になります(笑)。
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新宿野戦病院

2024-08-19 22:02:29 | ドラマ
はい、この新宿野戦病院という作品も、クドカン作品であります。
やっぱこの人のセンス、表現力は凄いわ。
まあ、以前、記事として書いた以下の作品なんかも(GTOはともかく)、クドカン作品でね。よろしかったら、そちらも。

GTOリバイバルと、「不適切にもほどがある!」(終盤から最終回)

不適切にもほどがある!

「ごめんね青春!」がおもしろい

これらの作品は「腹抱えて笑った」ってことが多かったんですが、今回の新宿野戦病院は「クスッ」といった笑いが多いかな。
まずね、橋本愛の使い方が上手い! (笑)
いや、主演は小池栄子なんですが。
ともかく、橋本愛って、かわいいけど、少し気が強そうな顔立ちじゃないですか(実際の性格は知らんけど)。そんな彼女に、「どちらかというと、地味系で等身大のかわいらしさを持つ女の子」という表の顔がありながら、





じつは「裏でSMの女王様やってる」なんて役をやらせてね(笑)。



「まずギャップのある役と思わせておき、やっぱりSっ気のある姉ちゃん」ってトコが上手いですよね。
橋本愛演じる舞ちゃん(源氏名はメイさん)は、濱田岳演じる警察官・勇太に気があるのか、はたまた何となくなのか、ともかく、彼をデートに誘ったんですが、それを勇太がすっぽかしてね。で、キレた舞ちゃんが、公園にある動物型のベンチに鞭打ってね(笑)。
女王様の格好ではなく、いつもの舞ちゃんモードで鞭打ちながら、





「クソッ! 国家権力の犬が!」



いってたのに笑いました(笑)。
で、その舞ちゃんに惚れたのが、享(仲野太賀)。拝金主義な美容外科医なんですが、それまで相手にしてきた派手な女たちとは異なる、舞ちゃんの表の顔に惹かれてね。
ただ、この享は気が多いのか、やがてヨウコさん(小池栄子ね)に惚れてね(笑)。舞ちゃんの裏の顔を知るころには、ヨウコさんが気になってしょうがないせいか、「舞ちゃん=女王様」ということは、あまり気にしてなかったようです。
まあ、少しは驚いていたようですが・・・それは自分の親父(生瀬勝久)がメイさんの常連だったことに対してかな? (笑)
そんな享くんも、ヨウコさんの「破天荒ながらも、医師としてはたしかな腕前と、患者に対する意外と真摯な態度」にも惹かれて、ヨウコさんの行う診療や手術にも積極的に協力するようにはなっています(美容外科医も、医師免許はあるんでね)。
ほかのキャラとしては、塚っちゃん(塚地武雅)演じる看護師長・堀井しのぶ。女なのか男なのか、わからん役でね。聖まごころ病院(ヨウコさん、享、しのぶらが勤めている病院)のメンバーたちも、あえて触れないようにしているようです。
ただ、男の格好で、男として母親らしき人と接していたシーンがあったんで・・・?
そして、ほかのキャラたちもおもしろい人たちが揃ってるんですが、紹介してるとキリがないんで、「機会があったら」ということで。
ってか、クドカンって人は、出落ちキャラも上手いですよね。
「不適切にもほどがある!」では、彦摩呂をああいう使い方しとったし(笑)、今回の新宿野戦病院では、






「不動産王」として、パパイヤ鈴木を(笑)。



ってか、パパイヤ鈴木を久しぶりに見ました(笑)。
最終回近くにも、また何らかの出オチをやってくれると、いいですね。
で、主演の小池栄子なんですが・・・ホント、いい女優さんになりましたよね。最初のころ(彼女が売れ始めたころ)なんかは、バラエティーの仕事が多かったような気がしますが、いまでは「押しも押されもせぬ大女優」といえるんじゃないかな。
って、ゴリとの「落ち武者コント」のころから、実力の片鱗はあったのかな? (ワンナイR&Rね/笑)。

それにしても、ドラマは、いや、創作全般――実写映画も、あるいはマンガなんかも、コメディ、あるいはコメディ要素のある作品のほうが好きですね、私としては。
まあ、小説なんかはね、活字媒体でコミカルな描写というのは伝わりにくいので、「コメディ小説」というジャンルは、あまりないのかもしれませんが。
ともかく、やはりエンターテインメントの基本はコメディじゃないかな? もちろん、シリアス一辺倒な作品も好きですが、どちらかといえば、コメディ系に惹かれちゃいますね。
クドカン作品は、そんな思いを再確認させてくれるものでもありますね、私にとっては。
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「KING SWING GALLERY」&「DECADE FROM NAKED」

2024-08-04 19:32:50 | 氷室京介

まずは「KING SWING GALLERY」から。
私は7/20の16:30のコースでした。
ギャルリー・パリという、関内にある美術館ですかね。氷室はよく横浜でライブやイベントをやってくれる(やってくれた)から、横浜ベイベーとしてはうれしい。その割に、彼の中では「横浜アリーナ(新横浜)は東京」でしたが(笑)。
展示に関しては、歴代のアルバムやシングルのジャケ写、ステージを縮小して模したセット、bho、COH、BORDERLESSのステージ衣装などがありました。
「縮小ステージ」は、この記事のトップの画像です。
また、氷室の「作詞ノート」も飾ってあってね。BOØWYのころの「MEMORY」「季節が君だけを変える」の歌詞が書いてありましたね。リリース版とは微妙に表現が違ってて、何気に貴重だったかも。
インタビューに答える氷室の肉声も流れてましたね。
ソロデビュー・シングル「ANGEL」のデモテープをダメ元でチャーリー・セクストンに送って、ギターアレンジを頼んでみたら、意外にもOKしてくれたエピソードや、「初期はライブでやる曲がなくて、BOØWYのナンバーも」「その反動で、しばらくはソロのナンバーしかやらなくなった(原則として)」なんて話もありましたね。
チャーリーが参加した「KING OF ROCK SHOW」の最終日の「ANGEL」、やっぱカッコよかったもんなぁ。それと、bhoまではたしかに、BOØWYの曲はほとんどやんなかったもんですよね。
そういえば、ギターも飾ってありましたね。
また、PVも流れてましたが、





「waltz」の孤独感は逆にカッコいい(笑)。



なんか、哀愁があるんだよね。ヒムロックの「孤独」には。
ほかにはこんな展示も。


会場の入口にありましたね。手突っ込むのを忘れてました(笑)。

続きまして、「DECADE FROM NAKED」。こちらは7/21です。オレは14:00のコース。
関内ホールは、何気に初めてでした。
内容としては、ヒムロックのフィルムライブ(コンサート)です。10年前の横浜スタジアム・ライブでした。
当時、会場で見てたこともあって、「横浜市の花火大会と重なったんだよな」「雷も凄かったな」「コンコースに避難したな」なんて記憶が。
ちなみに、そんときのことはこちらで(↓)。

KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY ―NAKED― 横浜2014.7.19

話を戻すと、前日に氷室が肋を折ってたこともあり、やっぱラストの「ANGEL」は苦しそうでしたね。





それが逆に闘志のようなオーラに繋がって、たまらなくカッコよかった(やってる本人は大変だったでしょうが)



当日、1階席の人らは盛り上がってましたね。1階席は「立ち見OK」だったこともあって、「ライブさながら」でした。私は2階席、着席を指定された場所でしたが、何度か(つられて)立ち上がりそうになったもんです(笑)。

そんなわけで、氷室京介のイベントのレポでした。
画像は、開始前のスクリーンに映し出されたもの。



これを写すために、1階席まで下りていきました(笑)。
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