マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

気がつけば、歴史マンガばかりに ――マンガ紹介――

2024-09-21 23:09:07 | マンガ
私が最近――といっても、かなり前のものも含まれますが、ともかく、読んだ作品を。
今回、紹介する作品は、いずれも「以下、続刊」です。
マンガはそう時間をかけずに楽しめるので、今でも重宝してますかね。

湘南爆走族ファースト・フラッグ 3巻

湘爆の前日譚です。
時代設定は昭和54年。江口たちはまだ中坊、いや、小学生ですかね? まあ、作中に江口や津山さん、アキラ、権田二毛作らは出てきません(少なくとも、現時点では)。
主人公はマコと茂岡ですかね。マコは湘南のお嬢様学校に通う女子高生で、華奢な体で500SSマッハ3を操るクールビューティな少女です。「白煙の女王」などと異名を取っています。
茂岡(=シゲ)は、やりたいことさえ見つからず、イライラを募らせている高校生で、そんな状況下でマコの噂を耳にし、彼女の走りに挑もうと(シゲはZ400)、彼女を追い続けることになります。まあ、ふたりは既に邂逅を果たしてますが。
まず、昭和50年代の雰囲気がいいですよね。昭和も最早、「歴史」なんでしょうが、「昭和50年代について、前半はかろうじてながらも、後半は確実に体験してきた」といえる私としては、やはり懐かしい。作中で、テレビの音声から、「江川投手、1年目のシーズンは云々」とかね(笑)。
また、主役ふたりのキャラもいいですよね。マコとシゲの関係性、今後はどうなるのかも気になります。

私、湘爆(無印)のマンガはほとんど読んだことないんですよ。実写映画も、チラッと見ただけ。ただ、高校生のころ、友達の家なんかでOVAを何作か見せてもらってね。





江口vs権田のタイマンは、マジでよかった。



江口も権田も、たまらなくカッコよかった。




昔のマンガには、権田のように「普段は主人公にイジられる三枚目だけど、一方では主人公が一目置く、あるいは背中を任せる」といった具合に、「腕はたしかで、決めるときは決める」というキャラがいたんですよね。「CITY HUNTER」の海坊主とか、「コータロー」の天光寺とか、「幽遊白書」の桑原なんかも、そうかもしれません。
ともかく、この湘爆は無印のころから、キャラが魅力的ですよね。

鎮護庁祓竜局誓約課 2巻

1巻については、こちら(『「波よ聞いてくれ」と「鎮護庁祓竜局誓約課」』)を。
斎(いつき)の「治癒能力過剰」の理由は、ハチくんにあるようですね。また、による“怪異”の説明も進みましたね。いずれも仮設の段階ですが。
ヒロインの草乃(かやの)は相変わらず、身体能力が半端ない(笑)。ってか、彼女の斎に対する想いも健気なままですね。それと、彼女には健康的な色気がある(笑)。
新キャラの翠(あきら)さんと八雲さんも、いい感じ。ふたりとも女性で、翠さんは「斎は(男として)どうか」みたいなこといわれ、「ないない」なんて答えてたのが(笑)。まあ、このふたりは合わないでしょうね。
また、神奈と六人部(むとべ)というキャラも出てきました。神奈は草乃の同級生で、少し飄々とした性格ながらも、朴念仁な斎に惹かれている草乃のことを心配しています(といっても、斎は草乃の気持ちを察してはいますが)。
六人部は斎の後輩で、同じく誓約課に所属する青年です。この六人部は、ワケアリかも。
なんつーか、「B級感」はあるかもしれないけど、たしかにおもしろい作品です。

逃げ上手の若君 17巻

アニメもおもしろいですね。
亜也子が自分に気のある敵将・桃井(もものい)のことを誘き寄せようと、ちょっとした色仕掛けで彼を誘ってね(もちろん、作戦上でね/笑)。
で、最後は桃井に、「私、ただデカいだけで、まだ十二歳!」なんて宣言してね。それを聞いた桃井が「オレは十歳の女児にベタ惚れして、二年間も追ってたのか。男としてというより、人として・・・」と、嘆いてました(笑)。
ただ、この時代、十二歳なら嫁入りできたんじゃないかな? 亜也子は、(胸はないけど)体つきは大人の女と比べても遜色ないし。
まあ、亜也子自身は若(時行)の奥さんになるつもりでしょうが(とはいえ、正室には拘ってないかな?/笑)。
やはり若の「お付き」である雫が、少しだけ正体を明かしましたね。敵将・高師直に斬られたんですが、なぜか無傷で――

雫(もっと力を出さなきゃ。いずれ、消えてなくなる身なのだから)
師直「貴様、人ではないな」


なんてシーンがね。まあ、その直後の雫の言葉は、彼女の存在の根幹にかかわるでしょうから、ここではやめときます。軽く調べてみたら、そういう信仰があるみたいね。

だんドーン 4巻

日本警察の父、初代大警視・川路利良を主人公にした作品です。「ハコヅメ」の作者によるもので、1巻のおまけページでは「ハコヅメ」のメインキャラたちが、銅像になっている川路さんの周りで、彼が残した「心構え」を読んでたりします(藤さんなんか、川路さんの顎を撫でてたような/笑)。
川路利良が主役ということは後々、斎藤一も出てくるんでしょうかね。るろ剣でも、このふたりは出演しており、川路は左之に「デコッパチ」なんて呼ばれてましたね(笑)。
とはいえ、「だんドーン」の川路さんは、まだ下っ端の薩摩藩士です。ようやく桜田門外の変が起こったトコなんで、斎藤の出番はまだまだ先ですね(池田屋、蛤御門の変、鳥羽伏見辺りで、ちょっと出てくるかも?)。
でね、オレは「ハコヅメ」という作品、ドラマとアニメしか見てないんですが、この作者のキャラは皆、いい意味で飄々としているというか、惚けたトコがあるのは何となくわかりますよね。
それと、川路たち薩摩藩と敵対する彦根藩お抱えの忍び――その女当目であるタカ。この人も魅力的ですね。
幕末の名君で、川路や西郷隆盛、大久保利通らが慕う島津斉彬は、タカの手にかかっています(この作品では、斉彬公は暗殺されたことになっています)。ってか、タカさんは見た目が美人な分、そのときの手口がよりえげつない描写になってたと思います。
また、タカさんが妙にエロいんですよね(笑)。とくにナイスバデーというわけでもないんですが、なんか妙に艶めかしい。やっぱ女作者の描く女性キャラって、そういう傾向にあるんですかね。この作者の絵柄も、決して美麗ではないんですが。
ともかく、そんな具合に、斉彬公のときはタカさんらが、川路らを出し抜きましたが、桜田門外では逆に、川路たちがタカさんらを出し抜きましたね。
そして後々、川路らは勝ち組として維新を迎えることになるわけですが、タカさんはどうなっていくんでしょうかね。案外、川路付の密偵になったりして(斎藤とコンビ組んだりね/笑)。

角栄に花束を 12巻

池田勇人による宏池会結成――これを「疾風の勇人」のほうで見たかった・・・。
池田の盟友であり、ライバルでもある佐藤栄作も周山会を立ち上げました。角さん(田中角栄)は、佐藤派に属することに。
このとき、角さんとしては葛藤があってね。池田も佐藤も、吉田学校の兄弟子ですし、どちらとも馬が合ったようですからね。
池田も当然、(池田の甥と、角栄の娘が結婚したことにより)親戚になったこともあり、角栄は自分のところへ来ると思ってたんですが・・・

「ワシには日本のためにどうしてもやり遂げねばならん“計画”がある。





そのときが来たら、派閥を超えて力を貸してほしい。頼めるか?



といった台詞を口にすることで、角さんのことを快く送り出します。角さんもそれに対し、「もちろんだとも!!」と。この約束は守られることになります。
これね、角さんが池田派ではなく佐藤派へいったことについてね。
まあ、まずは「池田のもとには、彼が大蔵次官だったころから弟分、子分として彼に付き従ってた前尾繁三郎や大平正芳がいた」「このため、自分が後継になるには障害が多い。また、大平と自分との友情もある」といったことが挙げられるだろうね。
前尾とも関係はよかったようだし、やはり角さんは情の人ですよ。
ただ、「佐藤派に自分のライバルがいなかったか」といわれると、ちょっとわかんないですけどね。のちの自身によるクーデターは、佐藤が実兄・岸信介の後継者である福田赳夫を総裁選で押したことによるものですし。
それと若き日の佐藤は(その後も?)、人に対する好き嫌いが激しいというか・・・そのライバルである池田は、佐藤と同じく官僚出身の政治家ではあるものの、(好き嫌いはあっても)親分肌のところもあったから、苦手な相手も取り込めるところがあったようですが、佐藤は徹底的に毛嫌いするトコがあるからね。角さんから見れば、危なっかしく見えるトコもあったんだろうね。
「池田の兄貴は、オレみたいなトコがあるから、オレがいなくても大丈夫だろうが、佐藤の兄貴は、人間関係に限っては」とでもいうか。
これらは史実においても、いえるトコがあるんじゃないかな? 史実における「角栄と、池田、佐藤との関係性」という部分についてね。
ともかく、この間、総裁選に勝った石橋湛山(総理大臣)が病に倒れ、65日で退陣し、副総理であった岸信介が総理総裁に。
その岸により郵政大臣に任命された角さん。「戦後初の30代の大臣」(このとき、角さんは39歳)となったものの、時の郵政省は・・・。
それでも、持ち前のバイタリティと、“地頭(じあたま)のよさ”をもって、突き進んでいき、いくつもの困難をクリアしていく角さんに、爽快感やカタルシスのようなものを感じますよね。
今後の「安保騒動→総裁選→池田勇人総理大臣、田中角栄大蔵大臣の誕生」までの流れが楽しみです。


峠鬼 7巻

古代日本を舞台にしたファンタジー――といっていいのかな? 微妙に史実や、実際に伝わっている伝説なんかと、リンクしていると思われるトコもありますが、神様も大勢、出てきますからね。
「古代神話にファンタジーやSFの視点を加えた作品」といった紹介がされているようですね。
主人公は妙(みよ)という名の少女で、生贄にされそうになったところを行者・役小角(えんのおづの)に救われ、以後は彼の弟子として、彼の旅に同行することに。
小角のもとには、善(ぜん)という名の少年――飢饉のため、やむなく家族の死肉を口にしたことで、になった少年もおり、小角の一行は(基本)三人で、倭国中を旅することになります。
ってか、神様の世界や、あるいは月面なんかに行くこともあったりします。
それでも、古代の日本、神話の時代の日本の雰囲気みたいなものを楽しむことのできる作品ですよね。
まあ、各キャラの設定的には、青年向けマンガなら小角が、昔の少年マンガであれば善が、それぞれ主人公になりそうではありますが、そこは「最近の“いい意味でB級マンガ”」です。やっぱ主人公は、道士としての才能豊かな少女・妙になるんでしょう。
7巻では妙が、三貴神の一柱であるスサノオと戦ったのですが、それが「街づくりSLG」というか、「人の世を進化させていくようなSLG」的なゲームによる対戦でね。
まあ、結局、妙が勝ち、スサノオは一行に力を貸すことになります。
この7巻最後では、倭国自体に動乱の兆しが見え始めていますね。壬申の乱になるのかな?

それにしても、歳のせいか、歴史マンガばっかだなぁ、オレが所有しているマンガって。鎮護庁が例外的というか(今回、挙げたものの中では。湘爆も昭和ですからね)。まあ、元々、歴史は好きでしたが。
上で紹介した作品以外では、お友達ブログで紹介されてた「ガス灯野良犬探偵団」や「石神戦記」なんかも、おもしろいですね。
「ガス灯」は、シャーロック・ホームズに協力していたベーカー街遊撃隊を大胆にアレンジした作品ですかね。「ベーカー街のストリートチルドレンたちが」というのは踏襲してるのかもしれませんが、主人公たち三人組――リューイ、ジエン、アビーのようなキャラたちは、この作品オリジナルなのかな?
リューイはとくに強いわけでもなく、靴磨きの経験から来る洞察力で解決していくタイプで、戦闘はジエン、身体能力が求められる場面はアビーが担当しているといった具合に、役割分担されてるのがいいですね。これにより、魅力、個性も分散されるし。
また、ホームズやワトソン、ハドソン夫人なんかのキャラも、かなりイジッてます。
「ダーティでニヒルで毒舌家なホームズ」や、「戦場帰りのイケメンなワトソン」「かわいい風貌に反し、ブチギレキャラであるハドソン夫人」などなど(笑)。
まあ、元々、ホームズもワトソンも武闘派だったり、ワイルドだったりするらしいですが。
「石神」は和風ファンタジーというか、「架空戦記」をかなりライトな絵柄やノリで描いた作品ですかね。もっとも、ノリのほうは「骨太な戦記モノ」という部分も色濃くありますが。
主人公のイサザとヒロインのヤチホもいいけど、兄上とミオさん、リッカさんのトライアングラー(?)が気になります(笑)。
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新宿野戦病院

2024-08-19 22:02:29 | ドラマ
はい、この新宿野戦病院という作品も、クドカン作品であります。
やっぱこの人のセンス、表現力は凄いわ。
まあ、以前、記事として書いた以下の作品なんかも(GTOはともかく)、クドカン作品でね。よろしかったら、そちらも。

GTOリバイバルと、「不適切にもほどがある!」(終盤から最終回)

不適切にもほどがある!

「ごめんね青春!」がおもしろい

これらの作品は「腹抱えて笑った」ってことが多かったんですが、今回の新宿野戦病院は「クスッ」といった笑いが多いかな。
まずね、橋本愛の使い方が上手い! (笑)
いや、主演は小池栄子なんですが。
ともかく、橋本愛って、かわいいけど、少し気が強そうな顔立ちじゃないですか(実際の性格は知らんけど)。そんな彼女に、「どちらかというと、地味系で等身大のかわいらしさを持つ女の子」という表の顔がありながら、





じつは「裏でSMの女王様やってる」なんて役をやらせてね(笑)。



「まずギャップのある役と思わせておき、やっぱりSっ気のある姉ちゃん」ってトコが上手いですよね。
橋本愛演じる舞ちゃん(源氏名はメイさん)は、濱田岳演じる警察官・勇太に気があるのか、はたまた何となくなのか、ともかく、彼をデートに誘ったんですが、それを勇太がすっぽかしてね。で、キレた舞ちゃんが、公園にある動物型のベンチに鞭打ってね(笑)。
女王様の格好ではなく、いつもの舞ちゃんモードで鞭打ちながら、





「クソッ! 国家権力の犬が!」



いってたのに笑いました(笑)。
で、その舞ちゃんに惚れたのが、享(仲野太賀)。拝金主義な美容外科医なんですが、それまで相手にしてきた派手な女たちとは異なる、舞ちゃんの表の顔に惹かれてね。
ただ、この享は気が多いのか、やがてヨウコさん(小池栄子ね)に惚れてね(笑)。舞ちゃんの裏の顔を知るころには、ヨウコさんが気になってしょうがないせいか、「舞ちゃん=女王様」ということは、あまり気にしてなかったようです。
まあ、少しは驚いていたようですが・・・それは自分の親父(生瀬勝久)がメイさんの常連だったことに対してかな? (笑)
そんな享くんも、ヨウコさんの「破天荒ながらも、医師としてはたしかな腕前と、患者に対する意外と真摯な態度」にも惹かれて、ヨウコさんの行う診療や手術にも積極的に協力するようにはなっています(美容外科医も、医師免許はあるんでね)。
ほかのキャラとしては、塚っちゃん(塚地武雅)演じる看護師長・堀井しのぶ。女なのか男なのか、わからん役でね。聖まごころ病院(ヨウコさん、享、しのぶらが勤めている病院)のメンバーたちも、あえて触れないようにしているようです。
ただ、男の格好で、男として母親らしき人と接していたシーンがあったんで・・・?
そして、ほかのキャラたちもおもしろい人たちが揃ってるんですが、紹介してるとキリがないんで、「機会があったら」ということで。
ってか、クドカンって人は、出落ちキャラも上手いですよね。
「不適切にもほどがある!」では、彦摩呂をああいう使い方しとったし(笑)、今回の新宿野戦病院では、






「不動産王」として、パパイヤ鈴木を(笑)。



ってか、パパイヤ鈴木を久しぶりに見ました(笑)。
最終回近くにも、また何らかの出オチをやってくれると、いいですね。
で、主演の小池栄子なんですが・・・ホント、いい女優さんになりましたよね。最初のころ(彼女が売れ始めたころ)なんかは、バラエティーの仕事が多かったような気がしますが、いまでは「押しも押されもせぬ大女優」といえるんじゃないかな。
って、ゴリとの「落ち武者コント」のころから、実力の片鱗はあったのかな? (ワンナイR&Rね/笑)。

それにしても、ドラマは、いや、創作全般――実写映画も、あるいはマンガなんかも、コメディ、あるいはコメディ要素のある作品のほうが好きですね、私としては。
まあ、小説なんかはね、活字媒体でコミカルな描写というのは伝わりにくいので、「コメディ小説」というジャンルは、あまりないのかもしれませんが。
ともかく、やはりエンターテインメントの基本はコメディじゃないかな? もちろん、シリアス一辺倒な作品も好きですが、どちらかといえば、コメディ系に惹かれちゃいますね。
クドカン作品は、そんな思いを再確認させてくれるものでもありますね、私にとっては。
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「KING SWING GALLERY」&「DECADE FROM NAKED」

2024-08-04 19:32:50 | 氷室京介

まずは「KING SWING GALLERY」から。
私は7/20の16:30のコースでした。
ギャルリー・パリという、関内にある美術館ですかね。氷室はよく横浜でライブやイベントをやってくれる(やってくれた)から、横浜ベイベーとしてはうれしい。その割に、彼の中では「横浜アリーナ(新横浜)は東京」でしたが(笑)。
展示に関しては、歴代のアルバムやシングルのジャケ写、ステージを縮小して模したセット、bho、COH、BORDERLESSのステージ衣装などがありました。
「縮小ステージ」は、この記事のトップの画像です。
また、氷室の「作詞ノート」も飾ってあってね。BOØWYのころの「MEMORY」「季節が君だけを変える」の歌詞が書いてありましたね。リリース版とは微妙に表現が違ってて、何気に貴重だったかも。
インタビューに答える氷室の肉声も流れてましたね。
ソロデビュー・シングル「ANGEL」のデモテープをダメ元でチャーリー・セクストンに送って、ギターアレンジを頼んでみたら、意外にもOKしてくれたエピソードや、「初期はライブでやる曲がなくて、BOØWYのナンバーも」「その反動で、しばらくはソロのナンバーしかやらなくなった(原則として)」なんて話もありましたね。
チャーリーが参加した「KING OF ROCK SHOW」の最終日の「ANGEL」、やっぱカッコよかったもんなぁ。それと、bhoまではたしかに、BOØWYの曲はほとんどやんなかったもんですよね。
そういえば、ギターも飾ってありましたね。
また、PVも流れてましたが、





「waltz」の孤独感は逆にカッコいい(笑)。



なんか、哀愁があるんだよね。ヒムロックの「孤独」には。
ほかにはこんな展示も。


会場の入口にありましたね。手突っ込むのを忘れてました(笑)。

続きまして、「DECADE FROM NAKED」。こちらは7/21です。オレは14:00のコース。
関内ホールは、何気に初めてでした。
内容としては、ヒムロックのフィルムライブ(コンサート)です。10年前の横浜スタジアム・ライブでした。
当時、会場で見てたこともあって、「横浜市の花火大会と重なったんだよな」「雷も凄かったな」「コンコースに避難したな」なんて記憶が。
ちなみに、そんときのことはこちらで(↓)。

KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY ―NAKED― 横浜2014.7.19

話を戻すと、前日に氷室が肋を折ってたこともあり、やっぱラストの「ANGEL」は苦しそうでしたね。





それが逆に闘志のようなオーラに繋がって、たまらなくカッコよかった(やってる本人は大変だったでしょうが)



当日、1階席の人らは盛り上がってましたね。1階席は「立ち見OK」だったこともあって、「ライブさながら」でした。私は2階席、着席を指定された場所でしたが、何度か(つられて)立ち上がりそうになったもんです(笑)。

そんなわけで、氷室京介のイベントのレポでした。
画像は、開始前のスクリーンに映し出されたもの。



これを写すために、1階席まで下りていきました(笑)。
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オリジナル小説「Lunarian Game」更新! series3-act5をUP!

2024-07-13 22:08:58 | オリジナル小説
 キタノ兄妹の再会も含め、意外な邂逅を果たした面々。
 マリノにとっては「同世代との出会い」であり、いまとなっては貴重な体験といえるだろう。
 マリノ、ジュリア、そしてニック。若い世代の交流が、やがて新しい力となっていく。

というわけで、series3-act5をUPしました。
ひとことだけでいいんで、感想いただけると幸いです(笑)。
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願いのアストロ

2024-07-06 22:28:53 | マンガ
「東京リベンジャーズの作者(和久井健)が、ジャンプで連載を始めた」という話は聞いていたんですが、地元のTSUTAYAに1巻があったんで、買ってみました。
読んでみて、久しぶりにマンガのレビューを書きたくなったかな。
まずね、率直な印象としては、





決して批判ではなく、



「ジャンプ風味の東リベ」




といった感じでした。
主人公の世剣(よつるぎ)ヒバルは、なんつーか、ガラの悪いルフィ(笑)。いや、ルフィもアウトローですが、そこまでオラついた感じはしないじゃないですか(まあ、20年くらいはワンピを読んでないんで、いまのルフィのキャラがどうなっているかはわかりませんが)。
ですんで、「ヤンキーなルフィ」というべきですかね? (笑)
で、そこはジャンプ・ヒーローらしく、「最初から強い」「義理人情に厚い」「ちょっとおバカなキャラ」といった造形ですよね。
東リベの主人公である花垣武道(タケミッチ)は、「義理人情に厚い」「ちょっとおバカなキャラ」ではありますが、ケンカは弱いですからね。まあ、私は東リベという作品、実写映画とアニメしか見てませんが。
ともかく、ある意味でマガジンっぽいヒーローというか。拓ちゃんやヤザワを踏襲しているというか・・・タケミッチは拓ちゃんタイプかな。ヤザワのようなクズなトコはないんで。
もちろん、ヤザワっぽいトコもありますが、それは「時に幸運とハッタリで切り抜ける」といった部分で共通しているというか。ただ、タケミッチの場合はあくまで「時に」ね。
今回のヒバルは、マガジン・ヒーローであるタケミッチとは異なる、あくまでジャンプっぽいキャラですかね、現時点では。
で、その相棒である世剣テラス





こっちは「ほぼ千冬」ですね(笑)。



東リベでタケミッチの相棒だった千冬ね。って、これも批判ではないですよ。多分、作者さんとしては、千冬っぽいキャラが好きなんだと思う。作家が好きなヒーロー像のキャラを、名前やデザインを変えて出し続けるのは、よくあることだし。
ちなみに、ヒバルと同じ苗字ですが、このふたりは兄弟――義理の兄弟です。テラスのほうが半年だけ早く生まれているせいか、彼のほうが兄貴ヅラして、ヒバルが「兄貴ぶるなよ!」みたいな台詞をね。
義理の兄弟というのはね、ヒバルの親父で、世剣組の先代組長である金剛という人が面倒見のいい人でね。数多くのヤンチャな子供、ワケアリな子供たちを養子に迎えて、育てていたためです。
まあ、「ヒバルという実子がいながら」ではあるんですが、金剛さん持ち前の義侠心から来るものです。ヒバルも義に厚い子供、少年と成長しているので、その辺は気にしないんでしょう。
ただ、養子を何人も迎えていたがゆえに、金剛さん亡き後、跡目争いというか、兄弟ごとに組、あるいはチームのようなものを持って、分裂してしまってね。
ちなみに、金剛さんはヒバルを跡目に指名してたんですが、その遺言を本人から聞かされたヒバル(一応、テラスもいたけど)は、ほかの兄弟たちに対して、「テラスが後継者」と嘘をいってね。ヒバルとしては、「オレは義侠心を貫く、極道になりたい」「兄弟たちが組の運営をビジネス化しすぎて、いまの組は冷てぇ」「オレの考えは古い。そんなオレがトップになったら、組が割れる」「テラスはオレみたいに不器用じゃないから、上手くやっていけるさ」といった考えからのものであるようです。
なお、上述の「極道になりたい」の「極道」は、「ヤクザそのもの」という意味ではなく、「道を極めたい」という意味合いですかね。
ともかく、そんなヒバルの考えとは裏腹に、兄弟たちは分裂してしまいます。もっとも、ヒバルが親父の遺言どおり跡目を継いでも、分裂しとったでしょうが。

そんなこんなで、主人公のヒバルは相棒のテラスとともに、兄弟たちに決闘を挑むことで、再び組をまとめ上げていく、というのが全体的なコンセプトですかね。
行く行くは、最強のライバルになるであろう長兄の獅鷹(しおう)とその一派を倒しに行くんでしょうか。って、いま気づいたけど、「北斗の拳」っぽいトコもあるんだな(笑)。
まあ、やはり「ジャンプ風味の東リベ」なのかな、と。
バトルもね、東リベらしく、殴り合いで戦うのが基本なんですが・・・





ジャンプらしく、特殊能力バトルでもあります。



まあ、物語の冒頭で、流星群が地上に落下したんですが、この流星群がもたらした何らかの影響で、世剣兄弟(ヒバル、テラスを含む)全員、そして、ほかのキャラたちまでもが「アストロ」と呼ばれる特殊能力に目覚めてましてね。
たとえば、ヒバルはビルをも吹っ飛ばすパンチ力、テラスは強力な攻撃を防ぐ「盾のアストロ」。あるいは、腕がドスに変化するアストロを持ったキャラもいましたね。
まあ、そうはいっても、いまのトコは前述のとおり、殴り合いというか、ケンカのようなバトルなんで、ジャンプ本誌からは離れてしまった私のようなおっさんでも、楽しめますかね。
久しぶりに、「単行本を集めてみようかな」と思える作品ではありますね。2巻では、ヒロインである世華(よばな)金羽(きんぱ)が出るようだし(笑)。
東リベでいえば、ヒナちゃんというよりは、エマや柚葉っぽいキャラなのかな?
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