時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ストレイヤーズ・クロニクル(ACT-3) 26

2015-06-28 | 読書
渡瀬浩一郎は
‘アゲハ’のリーダー
学の体内にある
致死性のウィルスを
全世界に拡散させようと企てる

遂に
‘アゲハ’は
復讐のため
昴たちは
亘救出のため
渡瀬のいる
シェルターに向かう



思うに
昴たちと
学率いる‘アゲハ’が
争う理由って
始めから
ないんですよ
双方の立ち位置は
違えども
願いは同じ!
それが
後半の行動に
見て取れます

映画の予告で
学が
人間どもめ
と恨み辛みを籠めて
憎々しげに
叫んでいますが
原作に登場する学は
違います!
一貫して
沈着冷静
物静かな人物です
あくまでも
自分たちを生み出した
関係者対して
そして
自分たちを
利用しようとする
渡瀬のような
あこぎな輩に対してのみ
その牙をむいています

昴たちと
敵対すると言うより
昴の置かれている
立場を理解し
亘救出のバックアップさえ
いとわないのが
‘アゲハ’なのです

そんじょそこいらの
人間より
心優しい
悲しい能力者なのですよ…

なのに…


形式上
ACT-3で
物語は幕を閉じました

ですが
終わりではなく
明らかに
はじまりです

これからが
本編の
はじまりのようです

秀が
発進したと思われる
メッセージ

LAST BEING

不気味です
人類粛清への
カウントダウン

よく聞け 人間

頭を空にして 目を凝らせ 耳を澄ませ 気配を感じ取れ

襲ってくる爪をかいくぐって

生き抜いて見せろ

知恵を絞れば 手段は必ずあるはずだ

何です?

人類への伝言だよ


昴の
メッセージが
人類にどう響くのか
いつ
理解するのか
それは
分らない

ただ
信じるしかない

崩壊が
感染が
いつはじまのか
タイムリミットがいつなのか
昴にもわからない
だけど
隆二 沙耶 良助
今は
ただ今の瞬間だけは
共に生きよう

亘を失う事になったけれど
いつ
破錠するかわからないけれど
昴・隆二・沙耶・良助

生きて欲しい

命を落としてしまった
静・輝・桃・壮の為にも
学・秀・桃には
何が
何でも

生きて欲しい

例え
全人類が滅んでも
この7人には
生きながらえて
安住の地を
終の棲家に
辿り着いて欲しい

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