ストレイヤーズ・クロニクル（ACT-1） 21

1990年代の日本で
生まれてくる子どもに
突然変異を促し
人間の能力を
極限まで発達させる実験と
遺伝子操作で
動物や昆虫の能力を持つ
子供たちを生みだす実験が
秘密裏に行なわれた

20年後

瞬時に移動できる
超人的運動能力を持つ
丸坊主の高校生・秋山隆二

普通の人には
聞こえない
小さな音まで
聞き分ける
鋭敏な聴覚を持つ
女子大生・玄馬沙那

決して忘却しない
驚異的な視覚記憶力を持つ
引きこ気味の中学生・良助

他人の行動を
先んじて予知できる青年
三人の兄貴的存在・荏碕昴

常人と
かけ離れた
特殊能力を持つ4人は
仲間の亘を人質に取られ
野党の政治家
渡瀬浩一郎のため
裏の仕事をしていた

或る日
与党の大物政治家
大曾根誠の娘・悠里の
家出捜査及び
悠里保護の命令が下った
悠里は
父親の政治生命に関わる
重要なファイルを
盗みだしたらしい

特殊能力と
裏社会の情報網を駆使して
悠里の行方を追う中で
同じように
悠里を探す
謎の人物に遭遇する

あんたたちがオダギリのところにいる人たちですね？

うちの院長を知っているのか？

聞いたことがあります　プロトタイプでしょ？

そして君が完成形だと？

僕だって同じですよ　試作品　ただラインが違うだけです

ライン？　違うライン？

その人物とは
世間を賑わしている
残虐な殺人集団
‘アゲハ’に属する荘（ソウ）

彼らもまた
20年前の実験で生みだされた
特殊能力者たちだった



簡単に言えば
日本版
‘X-Menン’って感じです

自分たちが
心穏やかに暮らせる
未来を信じ
前向きに生きようとする
荏碕昴を中心としたグループ
　　　　
自分たちを生み出した
人間に対し
敵愾心を抱き
その社会を破滅
崩壊させようとする
学率いる‘アゲハ’グループ

この2グループが
互いの正義達成の為
バトルを繰り広げていく
全3部作の
1発目が
ストレイヤーズ・クロニクル（ACT-1）
なのであります
完全に
序章的ポジションの
ACT-1
小さなつば競り合いは
ございましたが
超人的能力は
小出しでございますし
盛り上がりには
少々欠けております

が

後半
車椅子に乗って
登場した学と
その取り巻き御一行と
昴との初対峙は
今後の波乱を
想像させ
結構
ゾクゾクしてしまいました

しかも
昴と学の両グループが
最終的に
抹殺したい存在のひとりが
野党の政治家
渡瀬浩一郎みたいなんですね～

渡瀬浩一郎…
20年前の実験と
何やら関係が？
と言う事で
ACT-2
楽しみです！

因みに
ストレイヤーズ・クロニクル
6月27日（土）より
ロードショー公開されます