韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

今日は光復節

2008-08-15 09:24:08 | 韓国あれこれ
 日本では終戦記念日(僕はあまり好きではないですね、この言い方。敗戦記念日でしょ)ですが、韓国では光復節です。日本の植民地支配から解放されたという意味で、台湾でもこの言い方をするそうですね。

 韓国にずっと暮らしているせいか、この日は特別な日と感じます。テレビなどでは、光復節の記念番組を流し、セレモニーも行われるわけですが、日本と韓国での視点の違いを痛感させられるわけです。日本では自分たちが戦争を始めたということに目をつぶって<終戦>という言葉を使うのも理解できません。
 一方の韓国では、日本の植民地批判が主張されますが、感情的な批判や視野の狭い主張が混じっているため、なかなか主張の中身が日本に伝わっていない気がします。

 もっと、具体的な事実、特に体験を正直に伝えていくことが日本にも韓国にも必要だと思います。今日、ちょっと調べていたら、興味深いHPを探しました。

海外神社(跡地)に関するデータベース で、神奈川大学21世紀COEプログラムが作製したもので、韓国の神社の資料もたくさん載っています。

 この資料にもあるように、日本の植民地時代、韓国にはかなりの神社が創られましたが、いま残っているものは全くありません。有名な朝鮮神宮も日本の敗戦後、すぐに取り壊されてしまい、まったく痕跡がありません。
 もともと、神社は日本固有のもので、韓国人の信仰生活とは関係の無いものでした。これを、植民地ということで神社への参拝を強要したという歴史的な事実があります。このようなこと、一つとってもあまり知られていないようです。

 太平洋戦争の終戦を想うとき、当時の植民地であった朝鮮半島がどんな状態だったのかをも考えたいと思います。