韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

韓国4大河川日韓市民視察団 報告 6

2010-03-10 02:04:44 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 視察団が終ってから、10日ほど過ぎました。日にちが経てば経つほど、もっと多くの人にこの事実を知ってもらいたいという気持ちが強くなっています。このまま工事が進んだら、韓国の川はコンクリートのダムでせき止められてできた湖がつながっている形になってしまいます。川は流れるもの、それを人為的にせき止めるのは、いつか破綻が来ると思います。

 さて28日の日曜日は朝早くからの行動です。7時に巡礼団が泊まっている学校に行き、かぼちゃのお粥で簡単に朝ごはんを済ませてから芙蓉台~ナクトンガンの渡し~ハフェ村~ピョンサン湿地~ピョンサン書院と歩いて周りました。ハフェ村からピョンサン湿地へ行く道は散歩道としてはなかなかいいですね。観光客も来ないし、静かに自然を楽しめます。ハフェ村には3回ほど着ましたが、ピョンサン湿地は初めてです。あまり訪れる人もいない静かなところです。ハフェ村の下流にダムが出来ると水位が上がり、またこの湿地もなくなってしまいます。この湿地には、韓国語でコラニという鹿の一種がいます。足跡もたくさん見つけましたし、糞も見つかりました。こんなに素晴らしい湿地を無くしてまでダムを造って水位を上がる方法があるのでしょうか。


セマングム干拓反対運動をしているチュ・ヨンギさんとテレビ局の記者。


ドキュメンタリー映画の製作チームから取材を受けるラムネット事務局の菅波さん。いつも飄々としながら、キツイ一言が魅力です。


ハフェ村の反対側にある芙蓉台。晴れていれば不容台のうえから、ハフェ村がきれいに見えるのですが…。


芙蓉台からハフェ村までは手漕ぎの渡し舟が交通手段。後姿は九州の弁護士の後藤さんです。今回の韓国訪問でとても有名になりました。その訳は…。


全員乗れず、芙蓉台のしたで何人構っています。じつはこのとき、チュ・ヨンギさんはペンノレ(舟歌)という民謡を歌っていましたが、聞こえるでしょうか。