韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

先週は日弁連環境部会といっしょでした

2010-07-20 03:30:53 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
 先週の木曜日から土曜日まで日弁連の弁護士の案内をして、チュンチョンや南ハンガンを回ってきました。

 チュンチョンのカンウォン大学法科大学院(ロースクール)は環境法に特化したロースクールで、セマングム干拓をめぐった裁判を担当したパク弁護士が、いま教授になって若い学生たちを指導しています。これから、彼らが弁護士として社会に羽ばたけば、韓国の公害・環境訴訟は一段と飛躍すると思います。チュンチョンでは昼ごはんにマッククスをご馳走になりましたが、おいしかったですね。ソウルで食べるのとはぜんぜん違います。これなら、しょっちゅう食べても大丈夫な味でした。

 さて、南ハンガンの工事現場では環境運動連合のマ・ヨンウンさんの案内で工事現場を見て回りました。カンチョン堰の現場には「写真撮影禁止」の看板が出ていて、さすが弁護士看板の文章をみて「法的根拠が書かれていない」と声を上げました。また、絶滅危惧種のタニャンスプジェンイ(川原野菊の一種)があった湿地があとかたもなく浚渫されてしまったのを見て、衝撃を受けました。
 また、南ハンガンを訪問する前には、有機農業で有名なパルダンを訪れ、現在の様子をインタビューしました。最近は多くの人たちが現地調査に来ているそうです。8月ごろには強制収用が予定されていて、法的な制度の違いや裁判闘争の現状などの質問がありました。

 通訳しながらの写真撮影なので、南ハンガンの写真しかありませんが、ご覧ください。


工事中のカンチョン堰(ダム)の様子。ダムの柱部分が完成しています。ナクトンガンの現場に比べてちょっと遅いようです。



カンチョン堰(ダム)の現場にある看板。最近立てられたそうで、撮影禁止と法的根拠もなく書かれています。



雨のなか説明をするマ・ヨンウンさん。上の写真が去年の秋、下の写真が今年の2月です。浚渫されてしまい何も無くなってしまいました。



マさんの持っている写真がタニャンスップジェンイ。日弁連の先生方が熱心に聴いています。