さて、あっという間に今年も旧正月になりました。「あけましておめでとう」と年に2回、挨拶するのにも最近は慣れてきました。そういえば、八代の球磨川旅館の食堂に鏡餅がありましたっけ。家々の入り口には門松が飾られていて、久しぶりに日本の正月をちょっと味わいました。また、帰国の日はちょうど成人式の日で、ものすごい格好をした若者たちがあちこちに溢れ、なかなかの見ものでした。今回で<日韓こども自然観察会~球磨川に集まろう!>の報告記事は終わりで、これからは「日常業務」に戻りますね。じゃあ、残りの写真を紹介しましょう。
3日目(1月7日)は鹿児島県出水への移動日です。韓国でバードウォッチャーに有名な日本の都市のナンバー1が、この出水だと思います。やはり1万を越すナベヅル・マナヅルの越冬は、こちらでのよく知られています。
出水市ツル博物館・クレインパークいずみ
ここではツルの総数をカウントしている地元の荘中学校の生徒さんたちと学芸員の原口さんに解説をしてもらいました。
みんな真面目に聞いています。
荘中学校の生徒さん。彼らが保護地域にいるツルの総数をカウントしているのですが、彼らの先輩たちがカウント方法を「開発」したそうです。
アシスト役の大学生たち。かれらも小学生のころ<こども植物研究会>の自然観察会などに参加したメンバーです。
どんな展示を見ているのかな? みんな自分のお気に入りを見つけたようです。
こんなぐあいにツルの剥製も飾ってあります。
入り口で記念写真。
やっぱり、みんな遊び盛りの小学生。またまた遊び始めました。
ツル観察所。去年は鳥インフルエンザの影響でここは立ち入り禁止だったそうです。
中はこんな感じで、
外はこんな感じ。ツルだらけですね。
バスで移動して東干拓地へ。万が一を考えて、西と東の2つ、ねぐらを分散しています。こどもたちは、ツルの区別ができるようになったようです。
みんなで記念写真。
今回お世話になった方々。左から八代野鳥愛好会の高野さん、クレインパークの学芸員、原口さん。右が監視員兼地元の土地改良組合の委員長(すみません。お名前忘れました)
そのあと、高台にある公園に行って、ツルの越冬地の確認です。
8日は朝早く起きて、ツルを見に行きました。朝早いといっても6時半出発ですから、佐渡よりはましです。佐渡は4時ごろから動き始めましたから。
だんだん空が明るくなります。
やっぱり望遠レンズがないとダメですね。
やはり、朝が早いので寒い!
食堂の屋上で記念写真
ホテルで朝ごはんを食べてから、武家屋敷の見学です。出水の武家屋敷、なかなか見ごたえがあります。
一般公開されている家には入れます。
これ、小学校の門です。さすが!
この後、水俣へ移動して、熊本県の環境センターでごみの勉強です。この施設、なかなかの出来栄えです。
これは新聞紙などで作ったショッピングバッグ。
これは分べつごみの種類を説明しているコーナーです。このあと海沿いに北上し、途中の砂浜や岬などで八代海の素晴らしい景色を堪能しました。残念ながら、バッテリー切れで写真なしです^^
また、八代の球磨川旅館に戻ってきました。やっぱり慣れた所はいいですね。子供たちもほっとして、日本での最後の夜を過ごしました。
9日の朝です。韓国へ帰国します。ご主人夫妻、息子さんとスタッフ総出でお別れです。こんなところは、ビジネスホテルとは大違い。こどもたちも思い出をたくさん作ったようです。
球磨川旅館さん、また来ますね。
出発まで時間があるので、熊本で観光です。
忍者と一緒にポーズをとったり
お城の前で記念写真を撮ったり、みんな思いっきり楽しんでしました。
今回の交流は想像以上に充実した内容でした。最初に提案し、企画をした本人が言うのもなんですが、これほどスムースにいったツアーも珍しいですね。こどもたちが一緒だと、忘れ物や急病などで、1~2回はトラブルや事故がつきものですが、今回はパーフェクト。とくに八代の皆さんには本当にお世話になりました。報告集ができたら、送りますね。
さて、これからの課題を一言だけ。今年の8月ごろ、日本の子供たちが韓国に来るためにいまいろいろ準備をしていますが、それと同時に、<クロツラへラサギ基金>といったものを作って、僕たち自身でお金を準備して、現地交流や棲息地の保全や啓蒙活動を積極的に行いたいと考えています。これからもよろしくお願いします。