韓国の大統領府、青瓦台の記者会見を日本語訳にして、フェイスブックに載せたものを転載します。
ぜひ、多くの日本人に読んでもらいたい文です。また、見てもらいたい写真もありますので、リンク先をご覧ください。
今回のブリーフィングを初め、青瓦台の情報発信はとても積極的で、国民との意思疎通を回復しようという努力の現れです。
これからも、必要だと思われる情報を翻訳していきますので、ご期待下さい。
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<日本軍'慰安婦'生存者招待の昼食会結果のブリーフィング>
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、今日の昼の大統領府本館、忠武室で'慰安婦'被害者の九名を招待し、一昨年の12.28合意が、慰安婦の女性たちを排除したまま行われたという調査結果について慰めの言葉を申し上げ、今後政府の立場を決めるにあたり被害当事者のハルモニたちの意見を傾聴するため、昼食を用意しました。
ムン大統領は金正淑夫人とともに玄関入口に立って入場されるハルモニたちを一人一人歓迎し、別に移動して遅く到着したハルモニを15分間、玄関で立ったまま待ってから一緒に入場しました。
ムン大統領は「新年にこのようにお会いできて光栄でうれしいです。 私の母が91歳なんですが、私が大統領になってから、あまり会えていません。今日、皆さんにお会いできて、必ず私の母にも会うつもりです。皆さんを一緒に大統領府にお招きするのが夢でしたが、今日、ついに一堂に会し大変嬉しいです。国家が道理を尽くそうと努力しているとご理解下さい。過去、国を失ったとき、国民を守る事ができず、おばあさんたちもひどい苦痛を受けましたが、解放によって国に戻ってきたハルモニたちの魂を慰めてあげて、恨みも晴らして上げればと思いますが、それができませんでした。 むしろ、皆さんの意見も聞かず、皆さんの意思に反する合意をしたことについて申し訳なくて、大統領として謝罪の言葉を申し上げます。この合意は真実と正義の原則にそぐわないだけでなく、政府が皆さんたちの意見を聞かず、一方的に進めた内容と手続き全てが間違えたものでした。大統領として、この合意が両国間の公式合意だったという事実は否定できませんが、その合意で慰安婦問題が解決したと受け入る事はできないと明言しました。今日、皆さんが気軽に様々な意見を言ってくだされば、政府の方針を決定する時に役にたつように努力します」と言いました。
イ•ヨンスさんは「私の年は90歳で、その間大統領府の近くにも来なかったが、ムン大統領が当選してもう二回も大統領府に入った。 2015年12月28日の合意以降、毎日胸がつかえいらいらして、恨めしかった。だが、大統領がこの合意が間違っているということをひとつひとつ明らかにしてくれ、胸がすっとしてありがたくて、その日は大泣きした。慰安婦問題に対する公式謝罪、法的賠償を26年も叫んてきており、必ず闘って解決したい。大統領がいろいろと努力して、負担になっているようだが、この問題は解決してもらわなければならない。 少女像を撤去しろと言っているが、少女像が怖いのなら、お詫びをすればよい。 国民が被害者の家族だ。慰安婦問題が解決されれば、世界平和が訪れる」と言いました。
イ•オクソンさんは「大統領が変わり、言葉を尽くしてくださって感謝してもう安心して暮らせるようになった。 私たち皆が90歳を超えて大きな希望はないが、解放後、73年を待っているのに、まだ謝罪をしない。 子供を引いて銃で、刀で、殴って死ぬことすらまでやっていながらし、今になってしなかったと言わせてて、いいのか。私たちがこれから生きても、どれくらい生きられるのか。謝罪だけはさせてほしい。 大統領と政府を信じる」と言いました。
また、別のイ•オクソンさんは「我々の願いは謝罪を受けることだ。 謝罪を受けられないかもしれないから毎日が心配だ。 大統領が謝罪を受けるようにしてほしい」と言いました。
13歳の時、平壌(ピョンヤン)で連行され、まだ家に復帰できなかったキル・ウォンオクさんは挨拶の代わりに「恨み多い大同江(テドンガン)」を歌い、昨年に発売したアルバム「キル・ウォンオクの平和」をムン大統領にプレゼントしました。
昼食会が終わった後、金正淑(キム・ジョンスク)女史はハルモニたちに一人一人マフラーを直接巻いてあげました。ハルモニたちにプレゼントしたマフラーはアジア貧困女性らが生産したエコ衣類や生活用品を公正な価格で取引して、女性の経済的自立を支援する韓国で初めてのフェアトレード•ファッションブランドを選びました。
最後にムン大統領は、「大統領と写真を撮ることを一番したかった」というハルモニたちの要請により、金正淑(キム・ジョンスク)女史と一緒に一人一人記念写真を撮影しました。
なお、この昼食に先立ち、ナヌムの家から出発したハルモニたちは大統領秘書室が提供した儀典車両を利用し、大統領府までの警察の護衛の下、国賓移動時と同じ最高の礼遇を受けており、警護処は交通の利便性だけでなく、健康上の不慮の事態に備えて救急車まで準備して車両の移動の際に提供し、昼食行事後、ナヌムの家への戻る時も同じ方法でお送りいたしました。
今日の昼食会には'慰安婦'被害者九名のほかにも挺身隊問題対策協議会の尹美香(ユン・ミヒャン)共同代表、正義記憶財団の池銀姫(チ・ウンヒ)理事長、ナヌムの家のアン・シングォン所長、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)女性家族部長官、ナム•インスン国会女性家族委員長などが参加しました。
2018年1月4日
大統領府報道人パク・スヒョン
原文はこちらです。
ぜひ、多くの日本人に読んでもらいたい文です。また、見てもらいたい写真もありますので、リンク先をご覧ください。
今回のブリーフィングを初め、青瓦台の情報発信はとても積極的で、国民との意思疎通を回復しようという努力の現れです。
これからも、必要だと思われる情報を翻訳していきますので、ご期待下さい。
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<日本軍'慰安婦'生存者招待の昼食会結果のブリーフィング>
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、今日の昼の大統領府本館、忠武室で'慰安婦'被害者の九名を招待し、一昨年の12.28合意が、慰安婦の女性たちを排除したまま行われたという調査結果について慰めの言葉を申し上げ、今後政府の立場を決めるにあたり被害当事者のハルモニたちの意見を傾聴するため、昼食を用意しました。
ムン大統領は金正淑夫人とともに玄関入口に立って入場されるハルモニたちを一人一人歓迎し、別に移動して遅く到着したハルモニを15分間、玄関で立ったまま待ってから一緒に入場しました。
ムン大統領は「新年にこのようにお会いできて光栄でうれしいです。 私の母が91歳なんですが、私が大統領になってから、あまり会えていません。今日、皆さんにお会いできて、必ず私の母にも会うつもりです。皆さんを一緒に大統領府にお招きするのが夢でしたが、今日、ついに一堂に会し大変嬉しいです。国家が道理を尽くそうと努力しているとご理解下さい。過去、国を失ったとき、国民を守る事ができず、おばあさんたちもひどい苦痛を受けましたが、解放によって国に戻ってきたハルモニたちの魂を慰めてあげて、恨みも晴らして上げればと思いますが、それができませんでした。 むしろ、皆さんの意見も聞かず、皆さんの意思に反する合意をしたことについて申し訳なくて、大統領として謝罪の言葉を申し上げます。この合意は真実と正義の原則にそぐわないだけでなく、政府が皆さんたちの意見を聞かず、一方的に進めた内容と手続き全てが間違えたものでした。大統領として、この合意が両国間の公式合意だったという事実は否定できませんが、その合意で慰安婦問題が解決したと受け入る事はできないと明言しました。今日、皆さんが気軽に様々な意見を言ってくだされば、政府の方針を決定する時に役にたつように努力します」と言いました。
イ•ヨンスさんは「私の年は90歳で、その間大統領府の近くにも来なかったが、ムン大統領が当選してもう二回も大統領府に入った。 2015年12月28日の合意以降、毎日胸がつかえいらいらして、恨めしかった。だが、大統領がこの合意が間違っているということをひとつひとつ明らかにしてくれ、胸がすっとしてありがたくて、その日は大泣きした。慰安婦問題に対する公式謝罪、法的賠償を26年も叫んてきており、必ず闘って解決したい。大統領がいろいろと努力して、負担になっているようだが、この問題は解決してもらわなければならない。 少女像を撤去しろと言っているが、少女像が怖いのなら、お詫びをすればよい。 国民が被害者の家族だ。慰安婦問題が解決されれば、世界平和が訪れる」と言いました。
イ•オクソンさんは「大統領が変わり、言葉を尽くしてくださって感謝してもう安心して暮らせるようになった。 私たち皆が90歳を超えて大きな希望はないが、解放後、73年を待っているのに、まだ謝罪をしない。 子供を引いて銃で、刀で、殴って死ぬことすらまでやっていながらし、今になってしなかったと言わせてて、いいのか。私たちがこれから生きても、どれくらい生きられるのか。謝罪だけはさせてほしい。 大統領と政府を信じる」と言いました。
また、別のイ•オクソンさんは「我々の願いは謝罪を受けることだ。 謝罪を受けられないかもしれないから毎日が心配だ。 大統領が謝罪を受けるようにしてほしい」と言いました。
13歳の時、平壌(ピョンヤン)で連行され、まだ家に復帰できなかったキル・ウォンオクさんは挨拶の代わりに「恨み多い大同江(テドンガン)」を歌い、昨年に発売したアルバム「キル・ウォンオクの平和」をムン大統領にプレゼントしました。
昼食会が終わった後、金正淑(キム・ジョンスク)女史はハルモニたちに一人一人マフラーを直接巻いてあげました。ハルモニたちにプレゼントしたマフラーはアジア貧困女性らが生産したエコ衣類や生活用品を公正な価格で取引して、女性の経済的自立を支援する韓国で初めてのフェアトレード•ファッションブランドを選びました。
最後にムン大統領は、「大統領と写真を撮ることを一番したかった」というハルモニたちの要請により、金正淑(キム・ジョンスク)女史と一緒に一人一人記念写真を撮影しました。
なお、この昼食に先立ち、ナヌムの家から出発したハルモニたちは大統領秘書室が提供した儀典車両を利用し、大統領府までの警察の護衛の下、国賓移動時と同じ最高の礼遇を受けており、警護処は交通の利便性だけでなく、健康上の不慮の事態に備えて救急車まで準備して車両の移動の際に提供し、昼食行事後、ナヌムの家への戻る時も同じ方法でお送りいたしました。
今日の昼食会には'慰安婦'被害者九名のほかにも挺身隊問題対策協議会の尹美香(ユン・ミヒャン)共同代表、正義記憶財団の池銀姫(チ・ウンヒ)理事長、ナヌムの家のアン・シングォン所長、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)女性家族部長官、ナム•インスン国会女性家族委員長などが参加しました。
2018年1月4日
大統領府報道人パク・スヒョン
原文はこちらです。