漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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やる気の体質  ブロッコリーのピーナッツと玄米塩麹和え

2014-07-18 19:36:13 | 夏の肉料理
漢方の考え方で面白いな~と、思うのは
精神的な要素を、内臓が分担していることがあります。
なので、普段心理学もやっていますが、心だけのサポート
体だけのサポート、それもOKなのですが
心と体はつながっているので
心と体、一緒にサポートできたら、本当に改善が早くなります。

「問診のすすめ」という本に書かれているのは

やる気を例にみると

腎虚だと、やる気力が続かない
脾気虚だと やる気力が湧かない
肝気虚だと やる気がないが、やりだしたらやる
心血虚は やるかどうかを決められない
肺気虚は、やるにはやるが すぐ疲れる

何のやる気?ってみたときに、
子供の勉強などはいががでしょうか?

うちの子、全然続かないの!とか
やる気がないの!とか、
見えてくると思うんです。
これは、メンタルが弱いとか個性とか、遺伝だからで片付けてもいいんですけれど

その体質に対処する漢方薬を使うという選択肢もあります。

私も大人になってからは試験勉強の時はずいぶん帰脾湯にお世話になりました。
脾気虚を補うものですね・・・。
これを飲むと、勉強机に向かえるんです、勉強したことが頭に残りやすくなるんです。

漢方薬を使うなんて、ちょっとズルいんですけど、
選択肢は多い方が、助けになります。

勉強が続かない
仕事が続かなくて、点々と変えてしまう
(変えたいならOK,変えたくないのに変えてしまう場合)

そんな時は、体質をチェックしてみるのもいいかもしれません。


さてさて、最近暑いんですが、今日は割りと涼しいですね。

先日梅ジャムをいただいて、気付いたんです。
私の体は今、モーレツに梅を欲している!って。

毎年梅酒と梅干はつけていたのですが、(梅干は二年に一度だったです)原発事故以来、お休みしています。
梅はセシウムを吸収しやすかったため。今はかなり大丈夫かとおもいますが

震災前に、梅ジュースを漬けるときに
氷砂糖のかわりに、羅漢果糖で作ったことがありました。
羅漢果で仕込むと、梅がどろどろに溶けるんです。

それで、そのドロドロにとけた梅がず~~~っと冷蔵庫にありました。笑
(何年もの?)
ちょっと羅漢果の独特の風味が、気になって、手をつけられずにいました。

それを、久しぶりにだしてきて、コップに入れて


豆乳で割ったら



甘酸っぱくてめちゃくちゃ美味しい、とろとろん。
前はこんなに美味しかったっけ?
体が欲しているのか、熟成されたからか?

とにかく、毎日、帰宅するとこれを飲んでいます。
太極拳で汗をかきまくった日は、麦味参をこれに足します。

梅は収斂作用(汗なども出し過ぎない)や、必要な体液を生んでくれる作用があるので、
汗だくになった日には最適。これに麦味参が入れば、さらにパワーアップ!
梅はお腹も元気にしてくれます。

豆乳にも必要な体液を生む作用があります。

汗がですぎる季節。梅がとっても使えます。

汗をかきすぎる方、激しい運動をする方や、病み上がりの方、体力に自信がない方は
梅ジュースに麦味参を入れてもいいですね。


パンも久しぶりに焼きました。
梅ジャムでいただきたくて。笑



梅ジャムとぴったり!

今年は梅がマイブームです。
もう、マイブームとか言わないのかしら?

昨日の夕飯です。



生姜焼きのせ、ご飯(私はお肉なし、納豆で)
ブロッコリーのピーナッツと玄米塩麹和え
プチトマトのマリネ

甘酸っぱい味は必要な体液を生んでくれるので
毎日お料理に酸っぱいものが、夏には入ります。
それと、ちょっとお砂糖。
お砂糖はキビ砂糖を使ったり、黒砂糖で、我が家には白砂糖はないです。

白砂糖が絶対ダメというわけでもなく、
必要な体質の方もいらっしゃいます。
体の必要な体液が減って、ほてりまで感じている方です。
逆に白砂糖が合わない方は、ぽっちゃりめで、冷えている方です。

食材を良い悪いとジャッヂするのではなくて
食材は完璧で、
体質で選ぶということを薬膳ではやるので、そういうところが個人的に薬膳の好きなところです。

食品添加物系はなるべく避けたいところなんですけれどね♪
どうしても食べる必要があるときは、有難く、ニッコニコでいただきます。