がらくたどうBlog

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1/24 HASEGAWA SUBARU IMPREZA 555 ver.95 その5

2005年08月04日 | 模型
 単なるクリアー塗装なのに、小分けで更新してる為、気がついたら五回目の製作記のハセガワインプレッサです。

 今日はお休みだったので、午後から作業スタート。昨日吹いたクリアーが乾燥してるのを確認の上、本吹きを行いました。先ずは三倍稀釈のオートクリアー20CC程を吹き付けます。20CCを一回で吹ききってしまうのではなく、左側面→リア→右側面→正面→上面→下面→小物パーツの順で垂れたり極端に厚塗りになったりしないように少しずつ間を置きながら吹き付けて一周し、一周したら2~30分ほど休憩。これをエアブラシのクレオスのスペアボトル一本分(約15CC)吹ききる迄繰り返します。ボトル一本分吹ききったら、最後に5CC程をパーツ全体に満遍なく或る程度の艶が出る様に吹き付けて一回目終了。20CCと言うと多く聞こえますが、三倍稀釈なので原液換算だとクレオスの小瓶半分強(約7CC)程度です。


 ルーフ部分はハセガワのデカールとは言え、多色刷りの派手なマーキングだからか思ったよりデカールの厚みがあり、更にその上に社外の555ロゴが貼ってあるので、デカールの外周部分には気持ち多めにクリアーを吹いてます。


 ここでまた1時間ほど放置してから乾燥機をON。フィニッシャーズのクリアーは乾燥が早いので、物は試しと6~7時間乾燥させて取り出してみたところ、ボディー下端の目立たないところに爪を立てても凹まない程度には乾いてる様子だったので、このまま一度2000番のペーパーで磨きます。俗に言う中研ぎってヤツですね。余計な話をすると、板金屋が言うには、足付けが下研ぎでサフ研ぎが中研ぎで仕上げが上研ぎだとか言うのが本当だそうですが、模型道では概ねクリアー塗り重ね中に間でペーパーを入れるのを中研ぎと呼ぶ場合が多いっすね。いいじゃん、どっちでも(笑)。

 デカールを貼った面の中研ぎに関しては、私は完全な平面が出るまでは磨きません。特に、溶剤に神経質なデカールの場合、ペーパーで磨きすぎるとデカールの表面を露出させてしまう場合があり、そうなると何のために最初の段階で保護層を作ったのか判らなくなります。私の場合は、デカールの縁に出来る段差にのみペーパーを当ててなだらかにし、他の部分は余程柚肌がキツイ部分にはペーパーを入れても、その他の部分には手を加えません。但し、カルトグラフの場合は別。カルトはインク層が分厚いので段差が大きくなることと、クリアー溶剤に対する耐性が頗る高いので、この場合は中研ぎの段階でデカールの上のクリアーを中心にガシガシペーパーを掛けて平面を目指します。こうした方が最後の仕上げ磨きが楽になりますので。

 中研ぎが済んだら削りカスを水洗いで流して乾燥。水分が飛んだら、本塗装の二回目です。またもや三倍稀釈のオートクリアーを、一回目の本吹きと同じように合計20CC吹きます。

 中研ぎを入れた御陰で、一回目のクリアー吹きの時よりも、デカールの段差が少なくなってるのが画像で確認できると思います。この状態で一時間ほど放置し、その後乾燥機に入れてスイッチON。

 こんな感じで今日の作業は終了です。明日、乾燥に伴う肉痩せの状態を見ながら、場合によってはもう一度ペーパーを入れるなどしつつ、最後の仕上げ吹きを10CC程カマす予定でございます。これ以上厚塗りになって見苦しくなりそうなら、仕上げ吹き無しで、このままでクリアー塗装を終了にするかもしれません。ここらの加減が、アクリルラッカー仕上げを好む御仁にとっての或る意味キモでもありますよね。

コメント (4)
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