犬家猫八さんに納品するマトリョーシカ。猫八さんなので全部猫。
ニス塗り中です。
絵は上下はまった状態で描きますが、ニスは上下はまった状態で塗ると、ニスがくっついて開かなくなるおそれがあるので、上下はずして、塗ります。
下は持つところ(内側に入る立ち上がり)があるからいいですが、上は持つところがないので、 絵の具の容器にかぶせて、容器を持って塗ってます。
他にもっといい方法があるかもしれないけど…。
とここまで考えて、似たようなフレーズを何かの物語で読んだ気がして一生懸命記憶回路をたどって…思い出しました!
「くまのプーさん」 でした。
私の小学2年からずっとの愛読書 。
ぼろくなっては困るので、
これの最初の方、2階からバタン・バタンと降りてくるところ。
「二階から降りてくるのに、クマ君はこんなおり方っきり知らないのです。もっとも、ときには、考えることもあるのです。このパタン・パタンをちょっとやめて、考えてみさえしたら、ほんとは、また別なおり方があるんじゃないかな…とね。それから、いややっぱり、そんなおり方、ないのかな、とも思ってしまうのです。」
A.A.ミルン作 石井桃子訳 です。 (某アニメ会社のくまとちょっと違います。原作のプーさんは原則赤いチョッキを着てないです。)
長じて、本屋の洋書売り場に行けるようになって買ったのがこれ。↓
といって、原書で読むわけもなく、「飾り」になりました。
でも気になったフレーズは英語で何と書いてあるかだけ見てみました。
いちばん気になっていたのは、
「… スズメははえないが ハエはすずめる…」というプーさんが歌っていた歌。
英語では
「A fly can't bird, but a bird can fly.」 でした。
なるほど。
石井桃子さんの訳は名訳だと思います。この方の訳がなければ、私の愛読書はなかった…!
今、「赤毛のアン」を訳した方の生涯を描いたテレビ小説をやってますが、「くまのプーさん」もやったらいいのに…と思います。(某アニメ会社のプーさんじゃなく←しつこいですね。)
先ほど読み返してみたら、この スズメははえないが の前の節の カトルストン・パイ の方が気になってしまいました。何だろう…?
あー、しかし
6月のマトリョーシカ展まで まだ間があると思って油断してましたが、もう5月に突入。
これからは余計な予定を入れないで、せっせと作らなくては…。