この純白の建物は、16世紀中来日し、九州、山口、京都などでキリスト教の伝道
に努めた聖ザビエルを記念して、明治23年、京都河原町に建てられた教会堂です。
フランス人神父の監督のもと、本国からの設計原案に基づき、日本人の手で建造。
基本構造はレンガ造と木造の併用で、外周の壁をレンガ造、丸い高窓の並ぶ
クリアストーリーの壁を木骨竹による大壁構造とし、内部の柱や小屋組を木造で
組上げ、内外の壁に漆喰を塗って仕上げられていました。
正面入口の上に直径3.6mを超える薔薇窓が付けられています。
切妻の頂点に十字架、壁の出隅の上にピナクル(小尖塔)が立ちます。
明治村への移築に際し、意あって、躯体を鉄筋コンクリートに、窓のモールディング部
もプレキャストコンクリートに置き換えられています。
内部は身廊、側廊からなる三廊式、立体構成が大アーケード、トリフォリウム(装飾帯)、
クリアストーリーの三層からなる典型的なゴシック様式。身廊上部は壮大な交差
リブヴォールトが架けられています。
この教会堂は、明治村の中でも最も恵まれた立地にあるように思えます。
高台の木の間越しに見える純白の姿は、その存在を強く主張しているのです。
堂内は薄暗く、ステンドグラスを通した外光の輝きが、一入心に沁みます。
人々を、その心を開く空間へと誘っているかのようです。
聞くところによると、ここで結婚式を挙げる人もいるとか・・移築保存建物という
だけではない、生き続づける教会堂の姿を見るようで、心嬉しくなります。
(昭和48年明治村に移築。)
に努めた聖ザビエルを記念して、明治23年、京都河原町に建てられた教会堂です。
フランス人神父の監督のもと、本国からの設計原案に基づき、日本人の手で建造。
基本構造はレンガ造と木造の併用で、外周の壁をレンガ造、丸い高窓の並ぶ
クリアストーリーの壁を木骨竹による大壁構造とし、内部の柱や小屋組を木造で
組上げ、内外の壁に漆喰を塗って仕上げられていました。
正面入口の上に直径3.6mを超える薔薇窓が付けられています。
切妻の頂点に十字架、壁の出隅の上にピナクル(小尖塔)が立ちます。
明治村への移築に際し、意あって、躯体を鉄筋コンクリートに、窓のモールディング部
もプレキャストコンクリートに置き換えられています。
内部は身廊、側廊からなる三廊式、立体構成が大アーケード、トリフォリウム(装飾帯)、
クリアストーリーの三層からなる典型的なゴシック様式。身廊上部は壮大な交差
リブヴォールトが架けられています。
この教会堂は、明治村の中でも最も恵まれた立地にあるように思えます。
高台の木の間越しに見える純白の姿は、その存在を強く主張しているのです。
堂内は薄暗く、ステンドグラスを通した外光の輝きが、一入心に沁みます。
人々を、その心を開く空間へと誘っているかのようです。
聞くところによると、ここで結婚式を挙げる人もいるとか・・移築保存建物という
だけではない、生き続づける教会堂の姿を見るようで、心嬉しくなります。
(昭和48年明治村に移築。)
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