「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。今年のカンヌ映画祭(第74回カンヌ映画祭)で、日本映画として初めて脚本賞を受賞した作品です。
製作国:日本(2021年)
原作:村上春樹「ドライブ・マイ・カー」 (短編小説集「女のいない男たち」より / 文春文庫刊) 監督:濱口竜介
脚本:濱口竜介、大江崇允
出演:西島秀俊
:::三浦透子、霧島れいか、岡田将生
:::パク・ユリム、ジン・デヨン、ソニア・ユアン、ペリー・ディゾン、アン・フィテ、安部聡子 他
時折 大きな出来事に見舞われつつも、物語は静かに淡々と進んで行き、しかも 本編179分という長尺にも関わらず、全く長さを感じさせません。物語の運びが美しく、登場人物の踠きと浄化を感じる作品です。
村上春樹作品は あまり好みではありませんが、原作にあたりたくなりました。「ドライブ・マイ・カー」は、50ページに満たない短編だそうで、映画は、同じ「女のいない男たち」に収められた「シェラザード」「木野」のエピソードも組み込んでいるのだそうで、その辺りも興味深く思います。