先週末は、二日続けての観劇、そして 二日続けての カフェ マメヒコ でした (*^m^*)
マメヒコは、以前からのお気に入りですが、シアターコクーンに出掛ける折に利用していた宇田川店が 少し趣きを変えると聞いて以来、足が途絶えて居りました。この度は、以前の宇田川店の雰囲気を踏襲して二年前にオープンした公園通り店と、三軒茶屋の本店に伺いました。
金曜日...
友人と パルコ劇場へ
『タンゴ・冬の終わりに』(9/25 ソワレー)
作:清水邦夫
演出:行定勲
出演:三上博史、倉科カナ、神野三鈴、
岡田義徳、有福正志、有川マコト、小椋 毅、
河井青葉、青山美郷、三浦翔哉、梅沢昌代、
ユースケ・サンタマリア 他
清水邦夫書下ろし、蜷川幸雄演出により、パルコ劇場で1984 年に初演された傑作「タンゴ・冬の終わりに」が、2006年シアターコクーンでの上演以来9年振りの再演です。今回は、キャスト・演出を一新しての、パルコ劇場 29年振りの上演。
名の知れた舞台俳優でありながら、突如 引退し、実家である古びた映画館で世捨て人の様に暮らす 清村盛。徐々に精神に破綻をきたし 現実と妄想の境目が分からなくなっていく様を 三上博史が熱演。
一幕目を観終わって、なんだか 物足りないというか、空々しいというか、特に 盛・ぎん夫妻については 口先だけの芝居に感じられたのですが、二幕目は グッと熱を帯び、幕引きに向けて どんどん面白くなっていきました。狂気と正気の差を出す為の演出かとも思いますが、三上博史なら、最初から全力でいっても、二幕目には 更なる狂気を見せてくれたのじゃないかと、勿体無く感じました。
終始良かったのが、倉科カナ。TVドラマでも 色んな顔を見せてくれる女優さんですが、これから益々楽しみです。
観劇前 おひとりさまの腹拵え
カフェ マメヒコ 公園通り店
〈ホエー豚モモベーコンのサラダ〉
〈円パン(まるパン)と塩バター〉+小豆
土曜日...
殿と世田谷パブリックシアター
『グッドバイ』(9/26 マチネー)
原作:太宰治「グッドバイ」
脚本 / 演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
仲村トオル、小池栄子、
水野美紀、夏帆、門脇麦、町田マリー、緒川たまき、
萩原聖人、池谷のぶえ、野間口 徹、山崎一 他
太宰治の未完の遺作「グッドバイ」の舞台化。原作に相を得つつも、ほぼケラリーノ・サンドロヴィッチの書き下ろしといった趣き。
妻子を疎開先に置き、単身東京に暮らす男 田島周二は、文芸誌の編集長の傍ら 闇商売でしこたま儲け、更には何人もの愛人を抱える不埒者。ところがある時、闇商売から足を洗い 愛人たちとも別れ、妻子を呼び寄せ 真面目に生きる決心をする。
オープニングを始めとし、折々にダンスコンテンポラリーやミュージカルっぽい動きを取り入れた場面転換がスタイリッシュで小気味好い。芝居の終盤、第二部では 女優陣6名が喪服を纏ってのやり取り。またもやダンスシーンなどあり、なんだか「
8人の女たち」を彷彿とします。ケラも「8人...」を意識しての事じゃないかしら。
田島が愛人と別れるため手を組む美女 キヌ子と そして愛人たち、彼らを取り巻く人間模様を KERA独自の世界に描き出します。
兎に角、KERA演出に於ける仲村トオルは、抜群に面白い。小池栄子が また、ここまでやるか!! という程 食らいついていて、圧巻でした。本を信じて素直に演じれば 必ず可笑しい、必ず面白い... 演者のKERAに対する信頼を感じる舞台でした
爆笑☆
カフェマメヒコ 三軒茶屋本店
〈自家製ソーセージとズッキーニのマメレット(蕎麦粉ガレット)〉
〈本当においしいチーズのサンドイッチ〉
〈黒かん(黒豆寒天)〉