ジョニデ祭...
『ブロウ』(DVD 8/29)
制作国:アメリカ(2001年)
原題:Blow
監督:テッド・デミ
原作:ブルース・ポーター
出演:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、
ポール・ルーベンス、フランカ・ポテンテ、
レイチェル・グリフィス、レイ・リオッタ 他
ブロウ(BLOW)とは、マリファナ、コカインなどドラッグ吸引を意味する俗語。実話です。
ジョージ(ジョニー・デップ)の一人語りで始まる物語は、若くしてアメリカの伝説的ドラッグ・ディーラーとしてのし上がった ジョージ・ユングの回顧録として描かれています。それは、麻薬撲滅を訴えるメッセージや警鐘といった類のものではなく 密売人と捜査官のアクション映画でもなく、まさに ジョージ・ユングという一人の人間の 原体験と栄枯盛衰の物語なのです。
「麻薬王」の話...くらいの予備知識しかなかったので、これって感情移入できるかしら...と懸念していたのですが、あにはからんや! 犯罪と分かっていても なんだかジョージのことを応援してしまうんです。「取引が巧くいきます様に」とか「ここで捕まりません様に」とか、「せっかく出所したのに、また保護観察を離れて そんなとこ行って...あぁ~あ...」とか。
ジョージと両親、ジョージと娘のクリスティーナ...愛してやまないのに巧くいかない 一方通行の切なさも...。
ラストに、ジョージ本人の映像が出てきて これにはビックリ! それに、映画の方の 最後の服役中のジョージ(ジョニデ)と また雰囲気バッチリ☆よく似てます。映画では、禁固60年を言い渡されたジョージは 刑期を終える2015年まで服役中...と締めているけど、実際のジョージ・ユングは 敏腕弁護士のお陰で 禁固60年のところが 15年にまで減刑、その後 1989年には仮釈放され、現在は レストランに鮮魚を卸す仕事をしているのだとか。本人への取材もかなり綿密に行ったようです。
主演のジョニー・デップは、ジョージ・ユングの学生時代から60歳前後までを演じているのですが、これがまた たまらんほどの‘ジョニデ百態’でして 見応え充分☆ ファンならずとも必見です♪
そして、お盆前に観た
『モディリアーニ 真実の愛』(DVD 8/10)
制作国:仏 英 伊(2004年)
原題:Modigliani
監督:ミック・デイヴィス
出演:アンディ・ガルシア、エルザ・ジルベルスタイン、
イポリット・ジラルド、オミッド・ジャリリ、
エヴァ・ヘルツィゴヴァ
作品の冒頭に「実在の人物が登場するが、飽くまでもフィクションである」との但し書きが出る。にしても、事実の基づいていないわけではないのであって...
1919年パリ...
未だ名もなく貧しい ユダヤ系イタリア人画家 アメデオ・モディリアーニ。一方 大成功を収め 今や左団扇のパブロ・ピカソ。モディリアーニは、執拗にピカソをライバル視し、芸術家の集うカフェ‘ラ・ロトンド’に出向いては、ピカソを蔑み挑発するのです。このピカソの描き方が、私は個人的に嫌で仕方ありません。なんだか、商売っ気たっぷりで、腹の太ったエセ芸術家みたい。確かに、存命中に しかも早い時期に名を馳せ その上多作でもあったピカソは、商才に長けたところがあったかも知れないし その点では それまでの芸術家とは ちょっと違った感じだったかも知れないけれど...私は ピカソの作品が好きだし、彼は もっと知的な人だと思うから、なんか やだ。
映画自体は、後半 モディリアーニの心を象徴する幼少期アメデオ少年が 常に寄り添っているのが 面白い描き方だとは思うけど、眠っちゃったところを もう一度観るまではしないで返却してしまいました。帰省の前日で 時間がなかったこともあるのですが、サブタイトルには ちょっと違和感があるかな...。
ストイックで痛みのある役を アンディ・ガルシアが熱演しています。
*** メモ φ(.. ) ***
キンキーブーツ
アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵
『ブロウ』(DVD 8/29)
制作国:アメリカ(2001年)
原題:Blow
監督:テッド・デミ
原作:ブルース・ポーター
出演:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、
ポール・ルーベンス、フランカ・ポテンテ、
レイチェル・グリフィス、レイ・リオッタ 他
ブロウ(BLOW)とは、マリファナ、コカインなどドラッグ吸引を意味する俗語。実話です。
ジョージ(ジョニー・デップ)の一人語りで始まる物語は、若くしてアメリカの伝説的ドラッグ・ディーラーとしてのし上がった ジョージ・ユングの回顧録として描かれています。それは、麻薬撲滅を訴えるメッセージや警鐘といった類のものではなく 密売人と捜査官のアクション映画でもなく、まさに ジョージ・ユングという一人の人間の 原体験と栄枯盛衰の物語なのです。
「麻薬王」の話...くらいの予備知識しかなかったので、これって感情移入できるかしら...と懸念していたのですが、あにはからんや! 犯罪と分かっていても なんだかジョージのことを応援してしまうんです。「取引が巧くいきます様に」とか「ここで捕まりません様に」とか、「せっかく出所したのに、また保護観察を離れて そんなとこ行って...あぁ~あ...」とか。
ジョージと両親、ジョージと娘のクリスティーナ...愛してやまないのに巧くいかない 一方通行の切なさも...。
ラストに、ジョージ本人の映像が出てきて これにはビックリ! それに、映画の方の 最後の服役中のジョージ(ジョニデ)と また雰囲気バッチリ☆よく似てます。映画では、禁固60年を言い渡されたジョージは 刑期を終える2015年まで服役中...と締めているけど、実際のジョージ・ユングは 敏腕弁護士のお陰で 禁固60年のところが 15年にまで減刑、その後 1989年には仮釈放され、現在は レストランに鮮魚を卸す仕事をしているのだとか。本人への取材もかなり綿密に行ったようです。
主演のジョニー・デップは、ジョージ・ユングの学生時代から60歳前後までを演じているのですが、これがまた たまらんほどの‘ジョニデ百態’でして 見応え充分☆ ファンならずとも必見です♪
そして、お盆前に観た
『モディリアーニ 真実の愛』(DVD 8/10)
制作国:仏 英 伊(2004年)
原題:Modigliani
監督:ミック・デイヴィス
出演:アンディ・ガルシア、エルザ・ジルベルスタイン、
イポリット・ジラルド、オミッド・ジャリリ、
エヴァ・ヘルツィゴヴァ
作品の冒頭に「実在の人物が登場するが、飽くまでもフィクションである」との但し書きが出る。にしても、事実の基づいていないわけではないのであって...
1919年パリ...
未だ名もなく貧しい ユダヤ系イタリア人画家 アメデオ・モディリアーニ。一方 大成功を収め 今や左団扇のパブロ・ピカソ。モディリアーニは、執拗にピカソをライバル視し、芸術家の集うカフェ‘ラ・ロトンド’に出向いては、ピカソを蔑み挑発するのです。このピカソの描き方が、私は個人的に嫌で仕方ありません。なんだか、商売っ気たっぷりで、腹の太ったエセ芸術家みたい。確かに、存命中に しかも早い時期に名を馳せ その上多作でもあったピカソは、商才に長けたところがあったかも知れないし その点では それまでの芸術家とは ちょっと違った感じだったかも知れないけれど...私は ピカソの作品が好きだし、彼は もっと知的な人だと思うから、なんか やだ。
映画自体は、後半 モディリアーニの心を象徴する幼少期アメデオ少年が 常に寄り添っているのが 面白い描き方だとは思うけど、眠っちゃったところを もう一度観るまではしないで返却してしまいました。帰省の前日で 時間がなかったこともあるのですが、サブタイトルには ちょっと違和感があるかな...。
ストイックで痛みのある役を アンディ・ガルシアが熱演しています。
キンキーブーツ
アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵