平成中村座が 5年振りに浅草に帰ってきました。
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江戸の芝居小屋さながらの仮設劇場は、それだけでもうワクワクします。8日水曜日、通し狂言『
仮名手本忠臣蔵』に出掛けました。個人的には 2001年の『義経千本桜(忠信編)』以来ですから、7年振りの平成中村座です。7年前は、ここは一番 着物と決め込み、雨模様の空を睨みつつも めげずに結城で出掛けました。今年は 着物こそ着ませんでしたが、どういうわけだか またしても雨。せっかくだから、
江戸町 奥山風景なるものも 一緒に楽しもうと思っていたんだけど、ざっと見て回るだけになっちゃいました。雰囲気だけ 借り物の写真にてお届け♪
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奥山風景 大手門
仮設劇場のこと、雨が降ると科白が聞き取りにくいということでしたが、幸い 開場の頃には雨も上がり、いやぁ~楽しんで参りました『忠臣蔵』!!
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今回は、組み合わせに工夫を凝らしたA.B.C.D.4つのプログラム。最近は ほとんど上演される事のない段も含め A~Cを観れば いくつかダブる段はあるものの、十段目以外の全ての段を観る事ができるというもの。そして、Dプロでは Bに倣った取り合わせを 若い役者を中心に披露するという趣向です。
今回 私が観たのは、
Bプログラム。早野勘平の悲劇を描いた五段目 六段目、本心を隠して遊興に浸る由良之助の姿を中心に 寺岡平右衛門とその妹おかるの物語が展開する七段目、そして討ち入りと引き揚げ 物語の結末までを描いた十一段目という組み合わせ。上演時間も、休憩を挟んで 見応えたっぷりの4時間15分でした。
久々に拝顔する仁左衛門の由良之介は 文句なく素敵だし、真摯に勘平に取り組む勘三郎もいい。絵面的にどうだろう...と思っていた孝太郎のおかる(失礼
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)も 随分良くて、大納得の五段目 六段目 七段目。そして十一段目、討ち入り 奥庭泉水の場では、勘太郎 七之助の兄弟の切れの良い立ち回りに 客席も大いに喜ぶ
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見事本懐を遂げて 引き上げの場では、見送る服部逸郎(勘三郎)、花道を揚げ幕へと引き上げる浪士たちに 拍手喝采の
Bプロでありました。
Aプログラムでは、山崎へと落ちていくおかると勘平を、七之助 勘太郎の取り合わせで観る事ができます。最近 女形がとってもいい七之助のおかるは さぞ可憐であろう、勘三郎に益々似てきた勘太郎のダメ男振りは 如何に?如何に?と思うと、これもまた観たくなってしまいます。
二階正面のお大尽席(お膳付き 楽屋訪問有りの ¥35,000)に対して、今回の席は 平場席の中でも 花道の下手側 わずかに二列並ぶ 通称「ドブ席」。考えてみれば、高貴な方は 二階で御覧になるのが常。かぶりつきだの 桟敷だのというのは下賤な席なのだヮ。しかも、ドブ席☆(花道の直ぐ横で大満足でした
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)
ドブ席にて 幕間に戴き♪ ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0238.gif)
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某公共放送『ためして○ッテン』...
先日、お嬢たちの部活が出演協力した回の放送がありました。思いの外 ちゃんと映っていて、お嬢の顔も三度ばかり確認する事が来ました
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出ている事を知らなかった友人からも、「見てたら○○ちゃんが出ててビックリ!」なんてメールを頂戴しました。Thanks