もう、そりゃかなり待ちわびていたので、公開初日 朝一で行って参りました。
2008年・第65回ゴールデングローブ賞
作品賞/主演男優賞 受賞(コメディ/ミュージカル部門)
『スウィーニー・トッド ~フリート街の悪魔の理髪師~』
SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET
制作国:アメリカ(2007)
監督:ティム・バートン
原作:スティーヴン・ソンドハイム
ヒュー・ウィーラー
脚本:ジョン・ローガン
出演:ジョニー・デップ
(スウィーニー・トッド)
ヘレナ・ボナム=カーター
(ミセス・ラベット)
アラン・リックマン
(ターピン判事)
ティモシー・スポール
(バムフォード)
サシャ・バロン・コーエン
(ピレリ)
エドワード・サンダース
(トビー)
ジェイミー・キャンベル・バウアー
(アンソニー)
ローラ・ミシェル・ケリー
(乞食女 実はルーシー)
ジェイン・ワイズナー
(ジョアンナ)
とにかく、ジョニー・デップの声がいい。表情がいい。口元のアップなんか 堪りませんっ。歌も、聞かせどころを心得た役者の歌として かなりの水準であろうと思います。
「ソンドハイムの難しい曲を歌いこなしているだけではなく、復讐に凝り固まったスウィーニー・トッドの暗い情念が、歌となって噴出しているのだ。他の出演者もそうだが、彼らは決して歌手のようにきれいに歌っていない。歌声を響かせることより、キャラクターの感情表現を優先させている」との評が出ていましたが、まさにその通りだと思います。宮本亜門演出の同作品を観た時にも 大竹しのぶ(ミセス・ラベット)の歌に同様のことを感じたのですが、美しく巧く唄うというのではなく、歌詞が...というよりも台詞としての意味が とても良く聴き取れる歌に仕上がっているのです。
宮本亜門版との類似性という点では、市村正親とジョニー・デップも 大竹しのぶとヘレナ・ボナム=カーターも 雰囲気が非常に良く似ていて、それについては 映画公開以前に 何点かのスチールを見たときから感じていたのですが、スチールでの雰囲気のみならず ヘレナ・ボナム=カーターの動きや姿勢が 舞台での大竹しのぶと酷似しているのに驚かされます。バートン組、亜門版を研究でもしたのかしら...。
舞台作品と違い 血しぶきの多さに閉口される向きも御座いましょうが、いわゆるスプラッターものとは 一線を画しています。ダークな中にファンタジーのエッセンスが入るところもティム・バートンらしいところですが、オープニングやミセス・ラベットの空想シーンなどは、特徴的です。作品全体の彩度を押さえた色調の中で、ミセス・ラベットが思いに耽る 明るい海辺のシーンは、コミカルで楽しく 良いアクセントになっています。 そして、この海辺のシーンの他に 唯一鮮やかな色調で描かれているのが「血の赤」なのです。(R15指定です)
冒頭で「口元のアップなんか 堪りません」と書きましたが、顔のアップはともかく 口元のみのアップなんか きっとなかったに違いありません。でもそう見えたんですョ、私の目には...。唄っている口元のアップ☆
私は、確実に後もう一回は 劇場に足を運ぶ予定です。
パンフレット(¥700)と オフィシャル・メイキングブック(¥3,200)のどちらを買うかで迷っていたら、殿がメイキングブックを買ってくれました。ちっちゃなカミソリの付いたストラップとクリアファイルも一緒に...。ども ありがと。
作品賞/主演男優賞 受賞(コメディ/ミュージカル部門)
『スウィーニー・トッド ~フリート街の悪魔の理髪師~』
SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET
(1/19 劇場にて)
制作国:アメリカ(2007)
監督:ティム・バートン
原作:スティーヴン・ソンドハイム
ヒュー・ウィーラー
脚本:ジョン・ローガン
出演:ジョニー・デップ
(スウィーニー・トッド)
ヘレナ・ボナム=カーター
(ミセス・ラベット)
アラン・リックマン
(ターピン判事)
ティモシー・スポール
(バムフォード)
サシャ・バロン・コーエン
(ピレリ)
エドワード・サンダース
(トビー)
ジェイミー・キャンベル・バウアー
(アンソニー)
ローラ・ミシェル・ケリー
(乞食女 実はルーシー)
ジェイン・ワイズナー
(ジョアンナ)
とにかく、ジョニー・デップの声がいい。表情がいい。口元のアップなんか 堪りませんっ。歌も、聞かせどころを心得た役者の歌として かなりの水準であろうと思います。
「ソンドハイムの難しい曲を歌いこなしているだけではなく、復讐に凝り固まったスウィーニー・トッドの暗い情念が、歌となって噴出しているのだ。他の出演者もそうだが、彼らは決して歌手のようにきれいに歌っていない。歌声を響かせることより、キャラクターの感情表現を優先させている」との評が出ていましたが、まさにその通りだと思います。宮本亜門演出の同作品を観た時にも 大竹しのぶ(ミセス・ラベット)の歌に同様のことを感じたのですが、美しく巧く唄うというのではなく、歌詞が...というよりも台詞としての意味が とても良く聴き取れる歌に仕上がっているのです。
宮本亜門版との類似性という点では、市村正親とジョニー・デップも 大竹しのぶとヘレナ・ボナム=カーターも 雰囲気が非常に良く似ていて、それについては 映画公開以前に 何点かのスチールを見たときから感じていたのですが、スチールでの雰囲気のみならず ヘレナ・ボナム=カーターの動きや姿勢が 舞台での大竹しのぶと酷似しているのに驚かされます。バートン組、亜門版を研究でもしたのかしら...。
舞台作品と違い 血しぶきの多さに閉口される向きも御座いましょうが、いわゆるスプラッターものとは 一線を画しています。ダークな中にファンタジーのエッセンスが入るところもティム・バートンらしいところですが、オープニングやミセス・ラベットの空想シーンなどは、特徴的です。作品全体の彩度を押さえた色調の中で、ミセス・ラベットが思いに耽る 明るい海辺のシーンは、コミカルで楽しく 良いアクセントになっています。 そして、この海辺のシーンの他に 唯一鮮やかな色調で描かれているのが「血の赤」なのです。(R15指定です)
冒頭で「口元のアップなんか 堪りません」と書きましたが、顔のアップはともかく 口元のみのアップなんか きっとなかったに違いありません。でもそう見えたんですョ、私の目には...。唄っている口元のアップ☆
私は、確実に後もう一回は 劇場に足を運ぶ予定です。
パンフレット(¥700)と オフィシャル・メイキングブック(¥3,200)のどちらを買うかで迷っていたら、殿がメイキングブックを買ってくれました。ちっちゃなカミソリの付いたストラップとクリアファイルも一緒に...。ども ありがと。