腹腔鏡手術 がん転移抑制の可能性

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読売新聞 医療ルネッサンス記事の抜粋です

内視鏡手術も効果大
その理由として、大きく切開する開胸手術では体の抵抗力が弱まり
体内に残った微小ながん細胞を抑える免疫力が低下するのに対し
胸腔鏡手術ではそうした影響が小さいと考えられることなどを挙げられます

確かに手術後の血液検査では免疫に関係のある白血球やサイトカインなどの
変動が胸腔鏡手術では少ないそうです

大腸がんでも腹部に開けた小さな穴から内視鏡を入れて行う腹腔鏡手術が
広がっているそうです

回復が早く腸閉塞などの手術後の合併症が少ないのが理由です
海外では腹部を大きく切開する従来の開腹手術に比べ患者の生存率は同等
との報告があるほか進行度３期なら腹腔鏡手術の方が良いとのデータも

国内でも、両方の手術の生存率を比べると大規模な臨床試験が進んでいるそう
その責任者である大分大教授の北野正剛先生は、免疫力が保たれがんの転移
を抑えられる可能性があるとおっしゃっています

試験結果が出るのは３，４年先だそうですが少なくとも生存率が同等なら
合併症なれがない腹腔鏡手術が望ましいとおっしゃっています

慣れた方法だからと開胸、開腹手術を続ける医療機関も多いのが現状ですが
内視鏡手術の方が効果が大きい可能性も出てきています
ただ内視鏡手術は高い技術が必要で十分な熟練の腕が必要です

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