元本は1999年、マガジンハウス刊。料理家と詩人のFAXによる往復書簡集。内容は作った料理、食べた料理と時折の身辺報告。
二人は物事にとらわれず、自由な生き方をしていて・・・と言う言い方もとても陳腐で、二人を説明することにはならないけど、料理も自由にアレンジして、読むだけで楽しく、かつおいしそうである。
食べることは生きる基本。どんな料理をどのように作るかで、その人の生い立ちから、性格、暮らしぶりから仕事の進め方まで分かってしまうというものであろう。
枝元なほみさんは劇団の賄いから料理家になった人、テレビの料理番組にも出る人らしい。雑誌の記事は自宅で料理するところを取材、撮影してもらうそうで、面白そうだけど大変だなと思った。
伊藤さんは現在アメリカに暮らし、ポーランドにも住んでいたこともあるらしく、珍しい料理の説明が面白かった。
私の知らない素材、調味料や香辛料、料理法など、とても面白かった。自分で作るものって、もちろんいろんな制約もあるけれど、ついワンパターンになりがちとしばしの反省をした。
ちなみに我が家の今夜の夕食です。
料理のテーマは私の場合、常にお金と時間の節約。あるもので、チャッチャと作る。
カップに入ってるのはモズクです。右下はとろろ昆布の冷たいすまし汁。
トマト、キュウリ、ゴーヤ、シソは自家製。スダチはもらい物。あとは冷蔵庫の中を探して。
時間は30分で。暑いので煮炊きはなるだけ簡単に。
昨日の絵付け教室のおやつ。おいしいものと楽しい話でいい一日でした。この他にクリームぜんざいを持ってきた人がいて、冷たくておいしかったけど、この時にはもう食べた後でした。
みなさん、ごちそうさまでした。