忙しい
朝からあれこれと。この時期には、前世紀から延々36年間やっています。
初めは電卓の手計算、合うわけない。途中からパソコンのエクセル導入、少し楽になった。毎月、きちんとやっていれば年明けてから慌てることないのに、喉元過ぎれば何とやら、全く学習能力のない私です。
それでも初めのころは頑張ってやっていたけど、今は能力も落ちてきちんとするのは大変です。
その上、二年前からは4月初め締め切りの機織り作品の仕上げ。昨年からはそれに加えて大学の芸術学部にまで通って、そちらの仕上げにも追われています。
ばあちゃん、年取ってから何をそんなに手を広げる?
まったく。
こちらの本ですが、着物と帯のことで大いに参考になりました。
大原千鶴さんの選ぶ着物は、京都らしいはんなりした色の紬に、きれいな色合いの半幅帯。
半幅帯は緩い奴結びで、前板を付け、帯締めでほどけないようにする。前から見ると普段着よりは改まった感じ。
結び方はこんな感じ。
年末の「紅白」画面からお借りしました。
こちらは薄い芯地の袋帯のようですが、お太鼓をつけずに平たく結んでいます。軽くて動きやすそうです。椅子にも深くかけられるし、皆が皆、同じ恰好することないですもんね。
ついでにこちらも。
帯締めの必殺斜め締めを見ると、今年も年末になったとしみじみします。
で、私も大原さんを真似て春らしい小紋と半幅帯を出したのですが、なかなか着る時間がありません。手前は腕貫と先割れソックス。
火曜日はばあちゃんの茶話会。開始30分以上も前に、すでに会場に到着した会員から「今日はしないの?」と催促のお電話。
時間を30分間違えたらしい。寒い外で待ってもらうわけにいかないので、自転車出して跳んでいく。
いゃあ、勘違いは誰にでもある。けど、焦った。
月曜日は一日機織り。4本の種類の違う糸を板杼に巻くのに時間がかかる。それと、変わった織り方なので、端がほつれる。それを糸で留めるのも。
水彩画を描くように、いろいろな色の糸を織り込んでいく。古い糸をたくさん出して、糸の整理も兼ねている。刺繍糸は便利。コーマ糸?で発色がとてもいい。一綛の長さはわずかに5メートルだったかな、それで何百円かする。
亡くなった人から山盛りの刺繍糸を貰った友達が、私に山分けしてくれたのです。
糸がたくさんあると嬉しい。今や完全な糸屋敷。あちこち突っ込んでいます。
自分が着ないので、人の着姿でごまかす。
一歳半頃。私の買ったピンクの着物は嫌がって、姑の産着、縮緬の一つ身着ています。この時で90年以上前のアンティーク。
自分の考えをはっきり言う、着物が好きというのは中学生の今になっても全然ぶれていません。Youtube見て自分で浴衣着ているそうで。そのうち着物も自分で着るのでは?
着付け教室へ行かなくても、意志のあるところに道は通ず。すみません、バババカ、ダダ洩れで。
明日も忙しい。着物は光をさえぎって、しばらく出しておきます。近いうちに着られたらいいけど。