藤沢周平の本は繰り返しこれからも読んでいく本だと思う、あと繰り返し
読む本としては山本周五郎の本、池波正太郎の鬼平犯科帳、これは老後の
楽しみとしても読んでいくだろうと思う。
藤沢周平のいろんなジャンルの中のこの橋ものがたりは、いわゆる人情本
市井の江戸の庶民の生活の中のものがたり。
短編集ですが、すべての物語の舞台は橋が舞台になっている、橋から始まり
橋で終わるという物語。
幼馴染のお蝶が、仕事場に幸助を訪ねてきた、奉公に出るからもう会えない
と、別れを告げるために、「5年たったら二人でまた会おう」
「橋の上でまた会うことにしよう」年季を明けた今、幸助は萬年橋でお蝶を
待つがなかなかやってこない・・二つ半をすぎたころにやってくるが・・
お蝶には5年で変わった事情が・・・(約束)
様々な人間が毎日行きかう江戸の橋を舞台に演じられる、出会いと別れ。
市井の男女の喜怒哀楽の表情をみずみずしく描いた本
また読み直してみようと思う
できれば本の季節はどちらかというと梅雨時がいいように思うので
そのころ再度読んでみようと思う。