浅田次郎 おもかげ・・・
久々に泣きそうにものがたりだった・・・
竹脇が定年退職の祝いの場で倒れた,脳出血で意識不明
そこからは竹脇の夢の世界・・・
竹脇に親はいない、終戦とともに施設にいた・・親はわからない 施設で育ち篤志家の方に、苗字と名前を
貰い・・大学は新聞配達の奨学生として卒業し大手企業に就職をした。
こどものころからの人生がフラッシュバックでものがたりとして出てくる。
奥さんとの出会い こどもを亡くす
終戦のころの浮浪児の仲間もでてくる・・・
その仲間の女性がお姉さん的な女性が妊娠した・・・
何とか貧しいながら子供を産んで育てようとしたが・・戦後の貧しさでそだてられない・・
竹脇の記憶の片隅にふわふわとした記憶がある。
女性は意を決して地下鉄銀座線に乗る・・貧しい服を着て乗り込む・・
このままでは子供は死んでしまう、育てることは無理、涙をながしておっぱいをあげ」・・
銀座 今日橋日本橋・・・浅草に着くまでは・・田原町で子供を座席にねかせて
地下鉄をおりる・・・・
その子供が竹脇だった・・・
書ききれないほどの感動の一冊だった!