My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

おもかげ 浅田次郎を読む

2019-07-19 18:58:17 | 2019年本

浅田次郎 おもかげ・・・

久々に泣きそうにものがたりだった・・・

竹脇が定年退職の祝いの場で倒れた,脳出血で意識不明

そこからは竹脇の夢の世界・・・

竹脇に親はいない、終戦とともに施設にいた・・親はわからない 施設で育ち篤志家の方に、苗字と名前を

貰い・・大学は新聞配達の奨学生として卒業し大手企業に就職をした。

こどものころからの人生がフラッシュバックでものがたりとして出てくる。

奥さんとの出会い こどもを亡くす

終戦のころの浮浪児の仲間もでてくる・・・

その仲間の女性がお姉さん的な女性が妊娠した・・・

何とか貧しいながら子供を産んで育てようとしたが・・戦後の貧しさでそだてられない・・

竹脇の記憶の片隅にふわふわとした記憶がある。

女性は意を決して地下鉄銀座線に乗る・・貧しい服を着て乗り込む・・

このままでは子供は死んでしまう、育てることは無理、涙をながしておっぱいをあげ」・・

銀座 今日橋日本橋・・・浅草に着くまでは・・田原町で子供を座席にねかせて

地下鉄をおりる・・・・

その子供が竹脇だった・・・

書ききれないほどの感動の一冊だった!

 


コメント    この記事についてブログを書く
« 実朝の首 葉室麟を読む | トップ | ローカル線で行こう!真保裕... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2019年本」カテゴリの最新記事