久々に葉室麟を読んだ・
時は大塩平八郎の決起など各地が騒然としてる激動期。
天領豊後日田の広瀬旭荘は私塾・咸宜園の塾主として二度目の妻・松子を
迎える。
剛直で、激情にかられ暴力をふるうこともある旭壮だが、本質は心優しき
詩人である。松子は夫を理解し支え続けた。
しかし江戸で彼女は病魔に倒れる。
儒者として漢詩人として夫としてどう生き李べきか、動乱期に生きた詩人の
魂と格調たかい夫婦愛を描く・・・
本の題になったのは・・
しゅうほそうけい
道を取ること斜めに
桃花多き処是れ君が家
晩来何者ぞ門をたたきいたるは
雨と詩人と落花となり
私の消夏法は読書、夏は大物長編などを読む時に
当てていたものですが、最近はさっぱりです。
何か手応えのある本を探さなければと思いながら
手近にあるどうでも良い本を読んでいるこのごろです。
葉室麟さんは「蜩ノ記」を読んだだけですね。
自分も今年の夏は読書三昧にすごそうかと思っています、外に出かけるのが危険すぎますよね
大作で読んで見たいのが山岡荘八の徳川家康です。
なかなか着手できずにいます。
葉室麟はいいですね、どことなく藤沢周平の九州版みたいな感じです。葉室麟は結構読みました。