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「山本周五郎の本、手に入らないか」
高倉健は常に本を求める俳優だった。
撮影現場や仕事のあい間、取材のかたわら健さんが求める本を探して
調達する図書係がいた。
時代小説の人情、白洲正子の気風、三浦綾子の死ぬという仕事・・・
名優の演技と生き方と築き上げた、数々の書籍。
30年間本を探し続けた編集者が健さんとの書籍を介した交流を明かす。
健さんの1997年ー2000年までニッポン放送で健さんの特別番組
高倉健 旅の途中で はテープで録音して何回も夜寝るときに聞いていた。
その中でも山本周五郎の小説の一部朗読をされていました。
「ちゃん」より
身についた能の、高い低いはしょうがねえ、けれども
低かろうと、高かろうと
精一杯力いっぱい。
ごまかしのない仕事をする。
おらあ、それだけを守り本尊にしてやってきた。