今週の線で繋ぐは、先週の善通寺の駐車場から南に大麻山へ登り、象頭山、琴平山を
歩いて牛尾口へと降り、ついでに愛宕山に登るというコース。集合場所は下山
場所になるいこいの郷公園にして、そこから一台で善通寺の駐車場へと向かった。
このコースは既にルリちゃんは歩いているが、あっちゃんと私は大麻山だけで、
善通寺からの線は繋がっていなかった。
するとWOC登山部が金毘羅さんにお参りした後、大麻山に登ると案内があった。
時間が合えば山頂で合流できればと思い、WOC登山部が大麻山に着く時間に合わせて、
いこいの郷公園に8時30分に集合した。
早朝の善通寺の駐車場は先週はガランとしていたが、さすがお正月、結構な台数が
停まっていた。取りあえずお参りを済ませることにして西院の御影堂に。そして
東院の金堂では部活動のジャージ姿の高校生が中に入るのに順番に並んでいた。
すると前に並んでいた女の子三人がひそひそと『二礼二拍一礼よね』と話していたので
いらぬお世話だったが後ろから小さな声で『それ、神社でのお参りの仕方やで』と
言うと、三人が『え~~!』と驚いた後笑い声になった。先に参拝していた女の子が
既に二拍しているのを見て、さらに三人は可笑しくて笑い始めた。その様子を後ろから
見ていたあっちゃんは、おっさんが若い高校生に話しかけてと、怪しんでいたそうだ。
五重塔を左手に見ながら南大門を出て、善通寺をあとに南下して大麻山の麓へと歩いて行く。
そのまま県道24号線を横断して鶴ケ峰を左手に、『大麻山ハイキングコース』の
案内板のある大池の手前を右へと曲がる。道なりにアスファルト道を登って行くと
左手の斜面が一旦途切れる場所がある。今回はそこから支尾根へと取り付いて行くが、
この少し先に取付きとなる石段がある。
この支尾根どうも防火帯のように見えるが、真直ぐに続かず途中で左手に周りこんで
下に見える施設を囲んで続いていた。帰って調べてみるとその施設は自衛隊の火薬庫
だった。なるほどな~と納得。
幅の広い防火帯のが終わるといよいよ登山道になる。所々で岩にスプレーで矢印を
してあるが、大谷さんは大きな落書き。
途中で右手からの道と合流する。石段からの登山口からの道だろうか。
風化した花崗岩の道も、落ち葉の積もった道もどちらも滑って注意が必要だ。
途中で岩とは別に道の脇の木に所々で赤いスプレーをしてあった。目印としてのスプレーなら
これだけはっきりした尾根道なので全く意味をなしていない。途中で振り返ると北に眺望が
開けた場所がある。先週歩いた筆ノ山と我拝師山の間に山肌を半分削られた天霧山が見えた。
道の真ん中には『陸軍用地』と彫られた石柱が続いて行く。陸軍とは時代を感じるな~。
道は突然急登になる。途中からはロープが張られている。階段状になっているヶ所は
少しだけで、あとはかなりの傾斜で道は続いて行く。幸い落ち葉は積もっていないが
乾いた花崗土の道は滑りやすい、木の根に足を置きながら登って行く。
岩が点在し始めると山頂も近い。急登が終わると道が左にトラバースの道になる。
一旦下って行くような道だがその内に右上に向かっての九十九折れの道になる。
その九十九折れの道を登りきると葵の滝に続く工兵道に出た。
工兵道から直ぐに山手の擬木の階段へと取り付く。
道は今までの自然林からヒノキの人工林の中の道になる。そのヒノキの林が終わり
自然林の道になると、また傾斜が増して来た。今度はたっぷりと落ち葉が積もった急登。
途中で上着を脱いでいたがそれでも汗が額を伝って落ちる。いつもはピークの手前では
空が見え始めるのだが、今日はちょうど太陽の光が正面からこちらに向かって射していた。
やっとこさで落ち葉の急登を登りきると、ゲートのある車道の取付きからの道と合流した、
ここからは遊歩道の様な道。息を整えながら歩いて行く。
その先は2階建ての展望台があり東への眺望が広がっている。鉢伏山と如意山の間に
買田池、その奥に飯野山。まだWOC登山部は着いていなかったので、先に三角点まで
歩いて行く。途中の小高い山が大麻山山頂となっている。
そのさらに先の三角点で三人だけでまずは記念撮影。
その後、お昼ご飯を食べる場所をどこにしようかと山頂園地をうろついていると、
南からWOC登山部のメンバーが歩いてきた。メンバーに新年の挨拶をして、
三角点でもう一度記念撮影。その後展望台に戻って一緒にお昼ご飯にする。
久しぶりのメンバーからは一様に『太った?顔がまるまるや!』と言われる
へっぽこリーダー。
この山名札。ローマ字表記が間違っているので手で隠す姐さん。でもそれだと
『おおさ』でなく単に『さ』なんですけれど。
お昼ご飯を食べた後は琴平山への縦走。道はコンクリートの道が続いて行く。この山には
ぼたん桜が咲くころに子供たちと麓の裏参道から歩いてお花見によく来ていた。
そのぼたん桜も老木が多いのか、けっこうな数の木が痛んでいた。
途中からセニョさんがWOC登山部の案内に書いていた、小麻山への三角点に向かって
南に車道を下って行く。途中からは三角点に向かって道から外れて林の中に入って行く。
私は後ろから四人ほどがまだ来ていなかったので、気になって三角点へは行かずに車道
への分岐になった場所まで引き返していく。分岐まで戻ってしばらく待ったがどうやら
四人は先に歩いて行ったようだったので、三角点からこの尾根に向かって飛び出して
きそうな場所に当たりを付けて、少し先まで歩いて一緒に戻って来たアミちゃんと
メンバーを待つ事にする。
待つ事20分ほどで尾根道の向こうから賑やかな声が聞こえて来た。どうやら
小麻山の三角点はゲットできたようだ。この大麻山から琴平山にかけての山頂は
防火帯になっている。この山を東から見ると丁度この辺りの山頂から麓にかけて
防火帯になっているのがよく分るが、山頂も火が金毘羅さんまでいかないようにと
防火帯になっている。グループ登山は久しぶり。女性陣はやはりお喋りしながら
賑やかに歩いている。そのおしゃべりに夢中で象頭山の標高点は通り過ぎてしまった。
象頭山を過ぎると防火帯は終わり、自然林の中の山道になる。途中にある琴平山の
標高点は登山道から外れて尾根筋にある。その場所が判らずうろつくメンバー。
アミちゃんと先輩と姐さんの四人は先に登山道を歩いて行く。
琴平山を過ぎ金毘羅さんの真上辺りから道は急坂になる。先輩は落ち葉の尻シェード、
姐さんは何故か後ろ向きに滑りながらキャーキャーと下っている。
ちょっと〇〇めのアミちゃんに『おむすびコロリンにならんように気をつけて!』と
声をかける。ロープを握りながら慎重に下りて行くアミちゃん。ロープ場が終わっても
けっこうな距離で急坂の下りが続いて行く。
何とか急坂をやり過ごし緩やかな下りになると、後ろから来る先輩と姐さんが二人で
『KAZASHIさんのお尻、小さいな』と言っているのが聞こえてきた。『足も細いし』とも。
『なあなあアミちゃんと並んでみ!』と言ってきたので、嫌がるアミちゃんの横に
無理やり並んでみた。
道が竹林の中の道になると、しばらくして牛尾口に飛び出した。旧伊予土佐街道の
この道を通って土佐藩の脱藩者は丸亀から京や上方へ出て行ったという。その中の
一人、坂本龍馬の像が立っている。
寅と寅の一回り違いの二人が同じようにスマホを見てる。
ここで四人のメンバーと別れて、奥様たちと他に四人のメンバーで愛宕山へと
登って行く。牛尾口の舗装路からは直ぐに急登になる。長い急坂を下った後の急登は
堪える。一つ目の低いピークを登ると既に息切れ。木々の向こうにさらにピークが見える。
二つ目のピークもなかなかの登坂。歩くスピードも極端に落ちる。そのピークを
登りきるとさらに奥にもうひとつピークが見える。『え~ここが山頂でないんかい』
とため息をつくセニョさん。
二つ目のピークからはまた急な下り坂。高さ的には愛宕山と同じピークから50mほど
下って鞍部に。そして当然のようにしてそこから急登が始まる。ひいこらひいこらと
息を切らせて今日最後の登坂。
愛宕山山頂からは北西に金毘羅さんが見えた。木の鳥居の奥に愛宕神社の石祠。
ここで四人のメンバーは駐車場へ、我々は反対方向のいこいの郷公園へと下って行く。
地形図には公園近くへと破線が続いているが、それらしい道がなかなか見つからない。
一旦岩場に出るが眼下にクリーンセンターのエントツは見えるが、道はこちらには
ない雰囲気。すると奥様たちが赤テープを見つけたと言って下って行くが、途中で
そのテープも途切れて、YAMAPを見ても道から外れている。スマホを見ながら
羊歯と藪の中を軌道修正しながら下って行く。
一旦地形図の破線の道に出たが、直ぐにまた見失う。本来なら基本から外れるが
すぐそこに県道が迫っているので、谷筋へと下って見ると砂防ダムに出た。
砂防ダムからは作業道の跡らしき道を辿って行くと県道に飛び出した。
最後の最後に急登と急坂、そして藪漕ぎと、なかなか簡単には終わらせてはくれなかった。
これで弥谷寺の駐車場から善通寺五岳、そしてこの峠までが繋がった。
次週はその弥谷寺の駐車場から繋がっていない弥谷山への分岐までと、
黒戸山の南の大見地区から貴峰山の登山口を繋ぐために、既歩だけれどもそれぞれの
山を縦走して掛けた区間を繋いで行く予定だ。
今日のWOC登山部のメンバーです。
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