今までの水曜登山会という名称が変更され、WOC(水曜・アウトドア・チャレンジ)に
変わり、その中に登山部・植物の会・自転車部・温泉部と分かれることになりました。
今日のWOC登山部は二つの班に分かれての活動です。
一班は松山に遠征。二班は里山を歩くことになり、初めて私が企画をしました。
メンバーはO隊員と天敵(笑)S子さんと私の三名の小グループです。
今日は昨日飲み会が入っていたので軽く屋島でも歩こうかなと思っていたのですが
他の二名が参加したいというので、せっかくなら二人が歩いたことのないコースを
選んで歩くことにしました。題して『屋島を歩き尽くせ!』
屋島神社の駐車場で待ち合わせをして、9時20分にスタート。
まずは神社にお参りをして、本殿の横から「冠ケ嶽」の下まで直登です。
イノシシ避けの囲いのゲートから山の中へ入って行きます。
最近は山間部の農作地の周りもこのメッシュの鉄筋で囲まれていて、人が通る所だけ
開閉ができるようになっています。その扉が何かの拍子で開かないように紐で括られているので
まず紐を解いて中に入り、ちゃんと元通り紐を括ります。
そこでS子さんが一言
「これでイノシシは入れませんね!」
「うん、そうやね!」
「でもサルなら頭がいいから、どこかから見ていて解いて入るかもしれませんね!」
「・・・・・・?」
サルなら扉をあけずに普通これくらいの柵は乗り越えるでしょ!(笑)
直登コースは所々に赤テープがあるのですが、踏み跡が薄く判りづらくいつも迷いますが
とにかく上へ上へと真っすぐ登って行きます。急登と足元の落ち葉で滑りやすく
S子さんは登りづらそうにしています。
額に汗が流れ厚着した服が暑くなるころに屋島南嶺南端の冠ケ嶽直下に着きました。
見上げると冠ケ嶽の大岩壁!「すご~い!」と二人の声が上がります。
少しだけ東に進んで岩肌を登ると、眼下の景色が広がる場所があります。
そこで写真を撮った後、西に岩壁の下をトラバースしていきます。
所々に山頂まで太いカズラ?が伸びています。
ここでS子さんがなんちゃってロッククライミングに挑戦です!
岩壁下のトラバース道は踏み跡もしっかりしていて、上に岩壁下はすくすく伸びた自然林で
一瞬ここが高松市内だと言う事を忘れてしまいます。
しばらく歩いて露岩の上を少し登ると遊歩道に飛び出します。そこから南に歩くと
屋島南嶺「冠ケ嶽」です。まず目の前に飛び込んでくるのが東の志度湾までの展望です。
そして西に高松市内の展望。今日は申し分のない天気です。
ここでしばし水分補給の休憩です。
冠ケ嶽で屋島の南側の景色を楽しんだ後は、まずは自然道、
そして遊歩道を歩いて北嶺に向かいます。
今は使われていないケーブルの山頂駅の横を通り山頂周回の東側を歩いて
北嶺からは遊歩道を外れて自然道を歩いて行きます。
平坦な道に入った途端に、こんな道だったら「物足りないかも!」
なんてS子さんが大口を叩いています。
途中で道の横の木影からガサッと音がしたので少し驚いた後、姿が見えないので
「鳥かな~」と言うと、ここでもS子さんが
「ゴリラ!」と聞き返してきました。すかさずO隊員が
「はぁ~ゴリラ?ありえんやろ」と。
そらそうですわ、いくら聞き間違えとはいえ、屋島で「ゴリラ」はあり得ません!
千間堂跡の広場からも地道を進んで、屋島北端の「遊鶴亭」に着きました。
ここでお昼前なので昼食することに。
O隊員がお湯を沸かして美味しい味噌汁を淹れてくれています。
昔「青い国・四国」というキャッチフレーズがあったように、青い空と青い瀬戸内。
その上を行く船が白い軌跡を描いていて、最高の景色です。
予定ではここから折り返すつもりだったのですが、「もの足りない」と大口を叩いたS子さんの為に、
「長崎の鼻」まで降りてみることにしました。
途中、台風の影響か崩れた箇所をエスケープして「屋島の洞窟」をプチ見学。
県道まで下った後は長崎の鼻までは初めて歩く道です。
落ち葉がたっぷりと積もった道をガサガサと音をたてながら歩いて行きます。
途中にポッコリとしたピークの上に小さな祠がありました。ここが「長崎鼻古墳」のようです。
長崎の鼻からは先程の「遊鶴亭」から見下ろした景色とは違った雰囲気の
瀬戸内の景色。目の前にはぽっかりと女木島と男木島が浮かんでいます。
振り返ると、いつもはどこから見ても屋根の形に見える屋島が、ここからは尖がった形をしています。
考えたら、またあそこまで登り返すんだ・・・。
気持ちのいい潮風を受けた後は最後の汗を掻きに、また登山道を登って行きます。
先程昼食をとった「遊鶴亭」で、今度は本職のO隊員がコーヒーを淹れてくれました。
きれいなパックの封を切り、紙フィルターのコーヒーを見てS子さん
「マスター、どこかで買ってきたんですか?」
「え?それはないやろう!」
マスター憤慨!!!
一見するとマルナカでも売っていそうな一般的なコーヒーパックに見えるのですが、
(これはS子さんだけでなく、私も同じようなことを考えていました。)
自家焙煎して豆をひいた後、メーカーに送って詰めてもらった、
れっきとしたオリジナル商品だそうです。
酸味の効いた、いままであまり飲んだことのない風味のコーヒーを美味しく頂いたあと
折り返して遊歩道を戻って行きます。
千間堂跡の広場でトイレ休憩。
トイレを済ませたS子さんに、季節には蓮の花が咲く池の前でO隊員が
「水洗やった?」と聞くと
「え?蓮じゃないんですか!」と返事が返ってきました。
「はぁ~???」またまた二人で呆れかえってしまいました。
(往路でこの池には蓮の花が咲くと説明したのを覚えていたようで)
どうやら「水洗」を「水仙」に聞き間違いをしたようです。
北嶺から南嶺へと歩き最後は南嶺の西端へ。
これで屋島の東西南北端完全制覇?です。
少し陽も落ち始めてきたので、先を急いで「屋島の城」へ。
初めてこの登山会に参加した時に他のメンバーと来たことはあるのですが
今日の2人は初めてです。
「屋島の城」からは新しく作られた長い長い階段を下り、遍路道まで下りて行きます。
遍路道は東に「屋島元気コース」を歩いて駐車場まで戻って行きました。
歩行距離14km。行動時間6時間50分の里山歩き。テーマの「屋島を歩き尽くせ!」を完遂しました。
それにしても今回はS子さんが参加してくれたお陰で?
おかしくて突っ込み処満載の楽しい一日となりました。
変わり、その中に登山部・植物の会・自転車部・温泉部と分かれることになりました。
今日のWOC登山部は二つの班に分かれての活動です。
一班は松山に遠征。二班は里山を歩くことになり、初めて私が企画をしました。
メンバーはO隊員と天敵(笑)S子さんと私の三名の小グループです。
今日は昨日飲み会が入っていたので軽く屋島でも歩こうかなと思っていたのですが
他の二名が参加したいというので、せっかくなら二人が歩いたことのないコースを
選んで歩くことにしました。題して『屋島を歩き尽くせ!』
屋島神社の駐車場で待ち合わせをして、9時20分にスタート。
まずは神社にお参りをして、本殿の横から「冠ケ嶽」の下まで直登です。
イノシシ避けの囲いのゲートから山の中へ入って行きます。
最近は山間部の農作地の周りもこのメッシュの鉄筋で囲まれていて、人が通る所だけ
開閉ができるようになっています。その扉が何かの拍子で開かないように紐で括られているので
まず紐を解いて中に入り、ちゃんと元通り紐を括ります。
そこでS子さんが一言
「これでイノシシは入れませんね!」
「うん、そうやね!」
「でもサルなら頭がいいから、どこかから見ていて解いて入るかもしれませんね!」
「・・・・・・?」
サルなら扉をあけずに普通これくらいの柵は乗り越えるでしょ!(笑)
直登コースは所々に赤テープがあるのですが、踏み跡が薄く判りづらくいつも迷いますが
とにかく上へ上へと真っすぐ登って行きます。急登と足元の落ち葉で滑りやすく
S子さんは登りづらそうにしています。
額に汗が流れ厚着した服が暑くなるころに屋島南嶺南端の冠ケ嶽直下に着きました。
見上げると冠ケ嶽の大岩壁!「すご~い!」と二人の声が上がります。
少しだけ東に進んで岩肌を登ると、眼下の景色が広がる場所があります。
そこで写真を撮った後、西に岩壁の下をトラバースしていきます。
所々に山頂まで太いカズラ?が伸びています。
ここでS子さんがなんちゃってロッククライミングに挑戦です!
岩壁下のトラバース道は踏み跡もしっかりしていて、上に岩壁下はすくすく伸びた自然林で
一瞬ここが高松市内だと言う事を忘れてしまいます。
しばらく歩いて露岩の上を少し登ると遊歩道に飛び出します。そこから南に歩くと
屋島南嶺「冠ケ嶽」です。まず目の前に飛び込んでくるのが東の志度湾までの展望です。
そして西に高松市内の展望。今日は申し分のない天気です。
ここでしばし水分補給の休憩です。
冠ケ嶽で屋島の南側の景色を楽しんだ後は、まずは自然道、
そして遊歩道を歩いて北嶺に向かいます。
今は使われていないケーブルの山頂駅の横を通り山頂周回の東側を歩いて
北嶺からは遊歩道を外れて自然道を歩いて行きます。
平坦な道に入った途端に、こんな道だったら「物足りないかも!」
なんてS子さんが大口を叩いています。
途中で道の横の木影からガサッと音がしたので少し驚いた後、姿が見えないので
「鳥かな~」と言うと、ここでもS子さんが
「ゴリラ!」と聞き返してきました。すかさずO隊員が
「はぁ~ゴリラ?ありえんやろ」と。
そらそうですわ、いくら聞き間違えとはいえ、屋島で「ゴリラ」はあり得ません!
千間堂跡の広場からも地道を進んで、屋島北端の「遊鶴亭」に着きました。
ここでお昼前なので昼食することに。
O隊員がお湯を沸かして美味しい味噌汁を淹れてくれています。
昔「青い国・四国」というキャッチフレーズがあったように、青い空と青い瀬戸内。
その上を行く船が白い軌跡を描いていて、最高の景色です。
予定ではここから折り返すつもりだったのですが、「もの足りない」と大口を叩いたS子さんの為に、
「長崎の鼻」まで降りてみることにしました。
途中、台風の影響か崩れた箇所をエスケープして「屋島の洞窟」をプチ見学。
県道まで下った後は長崎の鼻までは初めて歩く道です。
落ち葉がたっぷりと積もった道をガサガサと音をたてながら歩いて行きます。
途中にポッコリとしたピークの上に小さな祠がありました。ここが「長崎鼻古墳」のようです。
長崎の鼻からは先程の「遊鶴亭」から見下ろした景色とは違った雰囲気の
瀬戸内の景色。目の前にはぽっかりと女木島と男木島が浮かんでいます。
振り返ると、いつもはどこから見ても屋根の形に見える屋島が、ここからは尖がった形をしています。
考えたら、またあそこまで登り返すんだ・・・。
気持ちのいい潮風を受けた後は最後の汗を掻きに、また登山道を登って行きます。
先程昼食をとった「遊鶴亭」で、今度は本職のO隊員がコーヒーを淹れてくれました。
きれいなパックの封を切り、紙フィルターのコーヒーを見てS子さん
「マスター、どこかで買ってきたんですか?」
「え?それはないやろう!」
マスター憤慨!!!
一見するとマルナカでも売っていそうな一般的なコーヒーパックに見えるのですが、
(これはS子さんだけでなく、私も同じようなことを考えていました。)
自家焙煎して豆をひいた後、メーカーに送って詰めてもらった、
れっきとしたオリジナル商品だそうです。
酸味の効いた、いままであまり飲んだことのない風味のコーヒーを美味しく頂いたあと
折り返して遊歩道を戻って行きます。
千間堂跡の広場でトイレ休憩。
トイレを済ませたS子さんに、季節には蓮の花が咲く池の前でO隊員が
「水洗やった?」と聞くと
「え?蓮じゃないんですか!」と返事が返ってきました。
「はぁ~???」またまた二人で呆れかえってしまいました。
(往路でこの池には蓮の花が咲くと説明したのを覚えていたようで)
どうやら「水洗」を「水仙」に聞き間違いをしたようです。
北嶺から南嶺へと歩き最後は南嶺の西端へ。
これで屋島の東西南北端完全制覇?です。
少し陽も落ち始めてきたので、先を急いで「屋島の城」へ。
初めてこの登山会に参加した時に他のメンバーと来たことはあるのですが
今日の2人は初めてです。
「屋島の城」からは新しく作られた長い長い階段を下り、遍路道まで下りて行きます。
遍路道は東に「屋島元気コース」を歩いて駐車場まで戻って行きました。
歩行距離14km。行動時間6時間50分の里山歩き。テーマの「屋島を歩き尽くせ!」を完遂しました。
それにしても今回はS子さんが参加してくれたお陰で?
おかしくて突っ込み処満載の楽しい一日となりました。
と思いました。その時に突っ込んで下さい(笑)
ブログ読んで、涙流して笑いました。
私はまだブログ書けてません
私のブログにこれ貼って良いですか?
いつもとても素晴らしい文章力ですね❣
猿の時はボケ一発目だったので、つっこみそこねました!まだまだ細かいボケがらあったのですが、書く時間がなくて書ききれませんでした。
コンビが組めるくらいにつっこみの練習したいので、またら一緒に歩いてくださいね!
kazasiさん企画の「屋島を歩き尽くせ」?本当に明日気尽くしましたねぇ~屋島寺から冠ケ嶽への急登~S子さんは中々心強いですね~それで長崎の鼻まで行き登り返しましたか~すべて歩き尽くしていますねぇ~ご苦労様です!
さすがkazasiさんの企画ですね!
屋島も端から端まで歩くと、なかなか歩きごたえがありますね。
水曜登山会は本当に毎週歩いているので、県内の里山も
けっこうマイナーな所にも出かけているので、企画するのもひとひねり必要です。
年明けからは「阿讃縦走路」歩きが再開すると思うので楽しみです。(昨年は余木崎~東山峠まで歩いているようです)