里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

直播き蔓なしサヤインゲンの間引きと土入れ

2022年05月26日 | 畑:豆類

直播きした蔓なしサヤインゲンの間引きをし、土入れもしました。
4月28日にトウモロコシと同様の我流省力直播きです。
種播き直後に気温が下がって発芽までの日数が長くなり、トウモロコシよりも数日遅い。
ここはもともと風当たりの強い畑で、連日の強風で生育も遅れ気味となりました。
さらに、5月は降水量が平年の1/3以下で乾燥しています。


1カ所4粒播き。
鳥にいたずらされたようで、マルチが破れ発芽不良もあります。追い播きは余裕がなくしませんでした。


それでも、この程度なら許される範囲でしょう。
発芽後にマルチ穴を広げ外に出しました。不織布も掛けなかったので強風で葉が傷んでいます。


品種は昨年初めて作り、莢の揃いの良かったカネコ種苗の「スーパーショット」。
残り種のあった「さつきみどり2号」が若干あります。
発芽が良いところは3、4本発芽しています。


これは4本発芽。2本立てに間引きします。


引き抜かずに根元から鋏でちょん切ります。

このくらいになると生育に優劣差がつくので、茎の細いものを間引きます。


この後、土入れ。
細身の移植ベラで根元に周りの土を寄せてやります。


根張りを良くし倒れにくくなることを期待していますが、効果の確証はありません。


間引きと土入れは終了です。


それにしても例年に比べ、何か物足りない。
ここで、大いなる間違いに気付きました。
この畝は蔓ありインゲンの畝に合わせているので畝間が150㎝と広い。
そこで、一昨年は株間30㎝の2条にしました。
しかし、作業がやりにくいので、昨年は株間20㎝の1条に変えました。
今年も昨年と同様にするつもりが失念。株間30㎝の1条にしてしまいました。
歳せいか、最近ケアレスミスが多い。自戒しないといけません。


2回目に播いた春ホウレンソウを穫り始める

2022年05月25日 | 畑:葉菜類

2回目に播いた春ホウレンソウを穫り始めました。
我流の早播きをした3月初め播きの春ホウレンソウはほぼ穫り終わります。
今年は例年に比べても揃いがよく、上手くいったと思います。
5月早々から穫り始め、間もなく1ヵ月。残りは少々。
これは「ボーカル」


少し葉が黄化してきました。
日数が経ち、土が酸性化してきたようです。
我が家の畑は粘土質が強い酸性土壌です。1作ごとに苦土石灰で矯正していますが、生育後半にこのようになることがあります。
やはりほうれんそうは敏感です。
これが2回目に播いた春ホウレンソウ。
品種は早播きと同じくトーホク種苗の2品種で、こちらが「ボーカル」。


4月8日の種播き。若干早めながら、ほぼこの辺りの春播き標準です。
1ヵ月ほど不織布をべた掛けしていました。
穫り頃になってきました。


ほどほどの密度で、間引きはしていません。
「ボーカル」は、やはりこの作型でも春ホウレンソウとしてはがっちりタイプ。


葉色が濃緑色で、肉厚です。


よく揃っています。ハコベが目立つのはご愛敬。
適温環境の栽培とは言え、このくらいなら小生としては上々です。


こちらが「スプリング」。


少し密なところがありましたが、間引きはなし。


「ボーカル」と比べ葉色ははっきり明緑色。


春ホウレンソウのイメージらしく軟らかく伸び伸びした感じです。


やや軟弱そうですが、これも小生としては満足な出来。


冬ほうれんそうから春ホウレンソウに切り替わる時に若干のブランクが生じましたが、以後は途切れず収穫が出来ます。
こちらは3回目に播いた春ホウレンソウ。
やはり同じ2品種を播いています。


4月中には播くつもりでしたが、余裕がなく田植え後の種播きとなりました。
当地、5月は雨が極端に少なく、灌水したものの発芽がやや不揃いになりそう。
不織布を一寸めくってみます。これはスプリング。


さすがに収穫の間が空くことになりそうです。



直播きトウモロコシの間引きと土入れ

2022年05月24日 | 畑:豆類

早くに直播きしたトウモロコシを間引きし、土入れを行いました。
このトウモロコシは4月28日に我流の省力直播きをしたもの。
種播きについては記録するのを逸しました。
当地の直播きは地温が確保できる5月半ば以降です。
昔は、早穫り用にハウスで苗を育て5月半ば以降に植付けていました。
そこで、育苗せずに早播きしようと始めたのが我流の直播き法です。
先日お盆用にも同様にして播きました。これはその時のもの。


通常のマルチ栽培では、播き穴を丸形にカットして播きます。
我流直播き法では、指で強引にマルチに穴を開け、種をそのまま土に押し込みます。


注意する点としては、穴は小さく、種は少し離して、適度な覆土の3点。
発芽で大事なのは温度と水分なので、土が出来るだけ見えないようにすることを心がけます。


品種は「ゴールドラッシュ」。
畝間1m、株間30㎝。
発芽した後にマルチ穴を広げ、葉を外に出してやります。
今年は発芽に日数がかかり、その後の生育も遅れ気味です。どちらかと言うと水分不足。


この辺りは前年の残り種で、しかも小粒なため4粒播きとしました。


結果は発芽良好で、3、4本発芽が多い。
今、本葉5、6枚になっています。これを2本に間引きます。
普通は1本立てにし大きな穂を穫ることを目指します。
我が家では畝間を広くしての2本立て。これで中型の穂になります。
周囲の皆が穂は小振りで本数希望だからです。高齢者や子供にはほどほどが良いようです。
これは4本発芽。


引き抜かず、鋏で根元からちょん切ります。
2本立てになりました。


この辺りは今年の種で粒も比較的大きかったので3粒播きにしました。


ところが、逆に発芽が悪く1本発芽が複数。欠株も1株。皮肉に出来ています。
しかし、全体としては殆どが2本立てです。


間引いた後は土入れ。


土入れとは、細身の移植ベラで根元に周りの土を寄せる作業のことを言っています。


本来なら、もう少し後にマルチを剥いでしっかり土寄せすべきところです。
最後までマルチを剥がないので、少しでも不定根を増やそうとやっています。


土入れの効果のほどは分りません。
7月25日くらいからの収穫を目安にしていますが、どうなりますか。


これはお盆用に2回目の種播きをしたもの。こちらが本命。


品種は同じく「ゴールドラッシュ」。やり方は1回目と同様です。
5月20日に播きましたが、発芽はまだ。播くのが若干遅かったかもしれません。



サヤエンドウが収穫盛り

2022年05月23日 | 畑:豆類

サヤエンドウが収穫盛りになっています。
連休明けが花盛りでした。
ちょうど田植えの時期。花があまりに見事だったので撮っていました。


エンドウには白花と赤花があります。どちらも綺麗ですが、赤花はとりわけ絵になります。


この頃から早いものは莢が着き、穫れ始めました。
ほぼ平年並で昨年よりは若干早くなりました。これがその時の莢着きの様子。


そして、10日ほど前から本格的に穫れるようになり、先週から今週に掛け収穫のピークとなっています。


すでに人の背丈を越すくらいに茂っているので、一見蔓ぼけ気味と見えるでしょう。


「蔓ぼけ」とは旺盛に茂り過ぎると花の咲くのが遅れ着果が悪く実の太りも良くない状態のことです。
今年のサヤエンドウは欠株ゼロ、すべて2本立てにしているので、このくらいは想定していました。


しかし、このくらいの姿の方が安心できます。
経験上、生育旺盛なサヤエンドウの方が穫り始めは若干遅くなるものの沢山穫れるからです。
スマートなサヤエンドウは早くから穫れますが、衰えるのが早く量が穫れません。
篠竹を利用した支柱は横竹を2段挟み、さらに上部は2段のテープで支えています。


今、正に鈴なりの状態です。


今咲いている花の後は、花がぐんと少なくなるでしょう。


今月いっぱいが収穫最盛期です。
昔、色んなエンドウを作ってみました。
サヤエンドウ各品種のほかオランダ大莢、実取エンドウ、スナップエンドウなど。
用途も違いますが、とどめはやはり絹さや、このサヤエンドウです。
繊細で品のある香りと滑らかな舌触り、絹さやとは誰が名付けたものか。
サヤエンドウのピーク時には穫るのがなかなか大変です。
田んぼなど他の作業と重なるので、ここは助っ人が頼り。
助っ人が、我が家の分にと半分を残していきました。


サヤエンドウは日持ちしません。
穫ったらすぐポリ袋に入れ冷蔵することです。そうすれば、多少置いても大丈夫。
大量に収穫し、消費できない時には直ちに茹でて冷凍するのが良い。
穫りがけとあまり変わらない味と姿が長期間保てます。
店に鮮度が落ちた姿で置かれた状態では本来の味と香りは失われます。絹さやが可哀想というもの。
小生の一番好きな野菜が、このサヤエンドウ。
香り大好き人間の小生ですが、絹さやの香りは別格。
この時期にしか味わえない、穫りがけを心ゆくまで食べるのが無上の喜び。


水墨画「シャクナゲ」

2022年05月22日 | 水墨画:草花
画仙紙 F12  

過日、国営みちのく森の湖畔公園を訪れ、多くの満開のシャクナゲを楽しんできました。
昨年は4月下旬に行き、その時はまだピークには達していませんでした。
今年は一番のピークだったような気がします。
シャクナゲは種類によって早晩があるので、早いものは終わっています。
代表的な和シャクのアズマシャクナゲはすでに終わっていました。
我が家にはアズマシャクナゲの大株があったのですが、枯らしてしまいました。
花数も非常に多く、春一番の楽しみでした。
大概4月の半ばから20日頃に満開になり4月中にはほぼ終わります。
枯らしたのは痛恨ですが、小生がシャクナゲを好むのはそのせいがあるからかもしれません。
たびたび画にもしています。
昨年今頃にやはりシャクナゲの水墨画を記録しています。それがこちら
これは大きなミスを犯したためお蔵入りにしましたが、自らを戒めるため記録に留めたもの。
今回の画も、それと同じような構図です。
拙ブログをご覧になった方は、昨年の画のどこが致命的だったかお分かりになるでしょう。スマホでは分かりにくいかもしれませんが。