里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

植菌2年目の原木シイタケが穫れた

2022年05月16日 | 山菜

原木シイタケは昨年より大分遅れたものの4月中下旬に纏まって穫れるようになりました。
ここ2年ほどは早くから穫れていましたが、これが普通なのでしょう。
今年主に穫れたのは植菌4年目の原木です。
これが植菌4年目の原木。今はあまり穫れていません。


今年の春のシイタケも間もなく終わりと言うことなのでしょう。姿もイマイチになっています。


全般に水分が足りず、昨年の穫れ具合からみると少々物足りない感じでした。
一方、植菌2年目の原木がそれなりに穫れています。


いかにも木が若い感じがします。


植菌4年目の原木から大分遅れて小さく吹いているのが見えてはいたので、何れ穫れてくるだろうと思っていました。


まだ一夏しか越していないので、あまり期待はしていませんでしたが、大きく育ったシイタケが結構ありました。


このくらいになれば十分。


原木によっては、今芽吹いているものもあるので、もう少し穫れるでしょう


一方、全く出ていない原木もあります。菌の回りに早晩があると思うので、二夏を越す来年からの本格収穫を期待。


今年は昨年のように一面にシイタケが出て絵になるほどのことはありませんでした。
それでも自家用にはだらだらと長く穫れているので悪くないとも言えます。


こちらは植菌7年目の原木。


結局僅かしか出ないで終わりました。


木も傷んでいます。ほぼ働きは終わったと言えるでしょう。
この後はこの原木は移動し、この場所に現在仮伏せ中の原木を置く段取りをするつもりです。
今年の春のシイタケも間もなく終わりですが、植菌2年目の原木シイタケがそれなりに穫れたのは嬉しい誤算でした。


水墨画「牡丹」

2022年05月15日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙  

5月になると、我が家の庭で目立つのは牡丹。
5月早々から咲き始め、先週が見頃でした。例年とほぼ同じ開花です。
我が家の牡丹はかなり古くからあるものです。小生が物心ついた頃にはすでにありました。
牡丹園などでは様々な種類の牡丹を見ることが出来ますが、我が家の牡丹は昔ながらの牡丹。
それをモチーフに水墨画で描いてみました。これを墨牡丹と言うこともあります。
牡丹と非常に似ているのが芍薬ですが、はっきりとした違いがあります。
芍薬は牡丹の後に咲きますし、牡丹は木本で芍薬は草本。
しかし、画になるとそれだけでは分りにくい。
違いが明確なのは葉の形。牡丹には葉に切れ込みがありますが、芍薬にはありません。
これで画の表現が出来ます。と言いつつも、うまく表現できたかは??
これが我が家の牡丹。




今年はキュウリの畝作りに拘ってみた

2022年05月14日 | 畑:果菜類

今年はキュウリの畝の作り方を変えてみました。
夏から秋にかけてネット栽培するキュウリは夏秋キュウリと呼ばれます。
今月に植えて長期栽培する夏秋キュウリの収穫目標は100日。
しかし、近年は目標達成に至っていません。
色々要因はあると思いますが、肥料のやり方と畝作りを変えてみたところです。
1ヵ月ほど前には苦土石灰を全面散布し耕耘しています。


畝作りは2週間ほど前。
メジャーで測り、畝の中央になる所に目印線を付けます。
畝の間隔は160㎝。
この目印線を目安に、70~80㎝の幅に帯状に元肥の緩効性肥料を散布します


手前が今月植えの畝、奥が6月末か7月初めに直播きする畝になります。
この手前の畝作りを変えました。
この後、トラクターで最低速度でできるだけ深くなるようロータリー耕耘します。


帯状の全層施肥になります。。
再度メジャーで測り、前と同じ位置に目印線を付けます。


ここが畝の中央になるよう管理機で溝上げします。


鍬で手直しし、深さ30センチ程度の溝にします。


ここに稲わら堆肥と有機肥料をしっかりと入れます。


土を平らに戻し、畝の中央に再び目印線を付けます。


再度管理機で、この溝が畝の中央になるよう逆転ローターで土をはね上げます。


畝立てロータの爪は左側は2連で外向きに、右側は1連で内向きにセット。
往復すると広く高い畝が出来ます。


この後、鍬でならして仕上げ。


これで、帯状の全層施肥と深層の溝施肥を組み合わせた畝が出来ました。
少々手間が掛かりましたが、どんなものか。
遅播きの方は、短期間なので全層帯状施肥だけです。
最後に、黒マルチを掛けて畝の出来上りです。


その後、支柱立てをしました。これは一人作業で出来ます。


支柱は、全てパイプハウスに使っていた廃材。
自分で曲げ細工したものなので不成型で、腐蝕もあります。
横の直管パイプは、頂点、両肩、中段、下段の7本。
フックバンドで横パイプを止めます。
一番下の横パイプだけは、ネットを張るときにネットの端を通してから固定します。


最後にネット張り。ネット張りは助っ人との二人作業。


これは両畝を一度に張るキュウリ用のダブルネットを用いるためです。
一人作業でやる場合は片畝ごとにシングルネットを用いた方がやりやすい。
支柱が既製品でないので、緩みが出るのは免れないため少々強引に止めます。
最後に竹で筋交いをします。


筋交いは絶対。しなければ強風で飛ばされる危険大。
筋交いをすることで強度は大幅に向上し、揺れはほとんどなくなります。
これで今年のキュウリの畝が完成です。



ピーマンを不織布トンネル掛けで植付け

2022年05月13日 | 畑:果菜類
ピーマンを不織布トンネル掛けで植付けました。
畝作りは半月以上前に終わっています。
その様子を撮っていました。ナスと同時の畝作りです。
畑はすでに苦土石灰を散布しロータリー耕耘しています。
畝間は120㎝。畝の中心位置に目印を付け、幅約60~70㎝に有機肥料と化成肥料を帯状に散布。


再び最低速度で深くロータリー耕耘。帯状の全層施肥です。


畝の中心位置に目印を付け、管理機で畝立て。


鍬でならしてかまぼこ形に成型。


黒マルチをかけ畝は完成です。

1畝がピーマン、2畝がナスです。


苗はトマト同様購入苗。品種は「京みどり」。


この辺りのピーマンの植付け適期の目安は最低気温が12、3℃で5月末。
しかし、その頃にはまともな苗が無くなってしまう可能性が高い。
この苗はまだ花芽がほとんど見えません。
本葉が8枚は展開しているので普通なら花芽が見えてもいいはずです。
この状態では本葉が10枚以上出てからの花芽になるでしょう。


しかし、これは承知の上。昨年も同じ所から購入しましたが、同様の苗でした。
最終的にはよく穫れたので、これで良しとしました。
一番困るのは苗にエソ系のウイルスが付いていること。潜伏期間があるため大きくなってから分るので始末が悪い。
過去2年間、同じ所の苗は無病だったので、それを優先しました。
株間45㎝。50㎝のつもりでしたがケアレスミス。許される範囲でしょう。


植え穴を開けるのはホーラーを使用。


害虫予防の粒剤を施用。


1畝13株。昔からみると大幅に減らしましたが、まともに育てばこれで十分に間に合います。


最後に不織布をトンネル掛け。


適期から見ると10日以上早いので、防風保温対策です。
植付け時期の割には、穫れるのが遅れると思いますが、焦らないようにします。


今年の茎立ち菜は豊作

2022年05月12日 | 畑:花菜類

今年の茎立ち菜(とう立ち菜)は豊作です。
厳冬だったものの春は好天日が多く、追肥や土寄せのタイミングも上手くいったようです。
我が家で茎立ち菜として作っているのは「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」の3種。
何れも10月19日に直播きしたもの。
今年の収穫開始は「三陸つぼみ菜」が3月半ばと最も早く、「仙台雪菜」と「かき菜」は3月末から。
今、最も穫れているのが「かき菜」。


もともと3種の中では最も旺盛ですが、今年はとりわけ勢いが良い。


今は、殆どが孫にあたるトウを穫っています。
数だけでなく、例年以上に茎が太い。


「かき菜」は花芽が見える前に穫るのが基本ですが、この時期になると花芽は見えてきます。


穫るのが遅れると茎は硬くなってきます。
しかし、今年は軟らかい。老化していないと言うことでしょう。
いずれにせよ、蕾が大きくなり長く伸びた茎は硬くなります。
その時は、茎が手でポキンと折れる上の方30センチくらいを食べるようにします。


こちらの「仙台雪菜」の勢いも良い。


近年では一番です。


茎立ち菜3種の中では一番弱いですが、今年は旺盛にトウが伸びています。
こちらも今伸びているのは孫の茎ですが、数も多く太い。


「仙台雪菜」のトウは花が咲くくらいになっても問題ありません。


やはり、食べては一番軟らかく美味しい。


「仙台雪菜」は葉物としても美味しいですが、改めて茎立ち菜としての美味しさを実感しました。
こちらは「三陸つぼみ菜」。


さすがに細くなりました。今は一番勢いが悪くなっています。


茎立ち菜としては、他よりはっきり早くから穫れる。それが大きな魅力です。


早くから穫れている分、今はこのくらいに細くなるのはやむを得ないところ。
と言ってもまだ食べられます。


他の2種に比べると、品質は落ちているので、良いところだけを穫ることになります。
3種を一握りずつ並べてみます。
右から「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」。


今年の茎立ち菜はまだしばらく穫ることが出来ます。